【2025版】ブルックスのランニングシューズ10足まとめ│タイプ別に紹介
ブルックス(Brooks)のランニングシューズをタイプ別に分類し、各シューズのスペック・用途・特徴を紹介します。
ミッドソールの「DNA LOFT」「DNA GOLD」「DNA FLASH」についても簡単に解説しているので、参考にしてみてください。
シューズまとめ記事のリンク
| メーカー別 | |
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| レベル別 | |
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シューズのタイプ解説
スピード(Speed)
軽量で反発力に優れていて、ロードレース(サブ4〜完走)・スピードトレーニングに適しています。プレートを内蔵したシューズもあります。
スピードカテゴリーのシューズは、基本的にはミッドソールに「DNA GOLD」または「DNA FLASH」系のフォーム材を使用しています。
ハイペリオンエリート4PBに初めて採用された「DNA GOLD」は、ブルックス初のPEBAフォームで、軽量で最も反発力に優れています。
「DNA FLASH」はEVAに液化窒素ガスを混ぜて発泡した材料で、DNA GOLD登場前の最速モデルに使用されていました。
EVAベースのためスーパーフォームとしては硬めで反発力が控えめですが、耐久性はあるのでトレーニングに適しています。
クッション(Cushion)
クッション性に優れていて、ジョギング・ロードレース(サブ4〜完走)・タウンユースに適しています。迷ったら代表モデルのゴーストがおすすめです。
クッションカテゴリーのシューズの多くは、ミッドソールに「DNA LOFT」系のフォーム材を使用しています。
フォーム材の処方と製造方法を改善した「DNA LOFT v2」は、DNA LOFTよりも軽くてクッションが高くなりました。
DNA LOFTに窒素を注入した「DNA LOFT v3」は、耐久性を損なわずにクッション性とエネルギーリターンが改善されました。現行モデルは全てDNA LOFT v3に移行しています。
グリセリンマックスに新たに搭載された「DNA Tuned」は、クッションのみならず反発力にも優れています。
スピード(Speed)
ハイペリオンエリート5
商品画像の引用元:brooksrunning.co.jp
- 定価(税込):42,900円
- 重量:195g(27.0cm)
- 厚さ:40mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:DNA GOLD + Carbon Plate
- 主な用途:ロードレース・マラソン(サブ2.5〜サブ3.5)、インターバル、LT走、ロング走
ブルックス最速のマラソンシューズ。エリート4PBに引き続き、PEBAフォームであるDNA GOLDを採用しています。
ソール裏側の切り欠きは埋められましたが、側面に独特な凹んだ形状が設けられ、圧縮量はやや大きくなった印象です。
重量はついに200gを切るところまで軽量化され、よりスピードが出しやすいスペックとなりました。
ハイペリオンマックス3
- 定価(税込):28,600円
- 重量:280g(27.0cm), 250g(24.0cm)
- 厚さ:46mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:DNA GOLD + DNA FLASH v2 + Pebax Plate
- 主な用途:ロング走、LT走、ロードレース・マラソン(サブ3.5〜サブ4.5)、ジョギング(速め)
ハイペリオンエリート5のトレーニングモデルの立ち位置で、カーボンではなくPebaxプレートが内蔵されています。
DNA GOLDをソール上層に新たに採用しつつ、下層には安定性向上の目的で引き続きDNA FLASH v2を配置しています。
46mmまで厚底化されたことで反発力・クッションが大幅に向上し、別のシューズといえるほど進化しています。
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ハイペリオン3
- 定価(税込):22,000円
- 重量:240g(27.0cm), 205g(24.0cm)
- 厚さ:34mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:DNA FLASH v2
- 主な用途:ロードレース・マラソン(サブ3〜サブ4)、インターバル、LT走、ジョギング(速め)
ブルックスのスピードモデルではありますが、前作よりも2mm増加してクッション性が向上しました。
ただし重量は35gほど増加しており、ローンチ11ようなスピードが出しやすいデイリートレーナーのようになったといえます。
ハイペリオンマックスとより差別化された印象で、ジョギングでも使いたい場合は選びやすいと思います。
ローンチ11
- 定価(税込):17,600円
- 重量:239g(27.0cm)
- 厚さ:32mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:DNA FLASH v1 + DNA FLASH v2
- 対象レベル:サブ3.5~サブ5
トレーニング用に設計されたモデルで、ゴーストよりも軽くてスピードが出しやすいです。ブルックスとしては比較的安い価格設定です。
ミッドソールはDNA FLASHにアップグレードされましたが、レーシングとデイリートレーナーの間に位置するシューズと考えるのが良いと思います。
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クッション(Cushion)
ゴースト17
- 定価(税込):17,600円
- 重量:285g(27.0cm), 255g(24.0cm)
- 厚さ:36mm
- ドロップ:10mm
- ミッドソール:DNA LOFT v3
- 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4.5〜完走)、ウォーキング、タウンユース
ブルックスの代表モデル。シンプルかつスムーズなライド感で、クッション性と安定性のバランスがとれています。
ハイペリオンシリーズよりも反発力が抑えられているため、脚へのダメージを抑えたい場合はゴーストシリーズが適しています。
ソールは厚さが1mm増加し、伝統的な12mmドロップはついに10mmとなり、よりクッションを感じやすく現代的なアップデートとなりました。
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ゴーストマックス3
- 定価(税込):22,000円
- 重量:320g(27.0cm), 285g(24.0cm)
- 厚さ:38mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:DNA LOFT v3
- 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5〜完走)、ウォーキング、タウンユース
名前から想像できる通り、代表モデルであるゴーストの厚底版です。ゴーストよりも厚いうえにドロップも小さいため、よりクッションを感じることができます。
マックスクッションに分類されるもののグリセリンシリーズほど柔らかすぎず安定感があり、ロッカー形状により楽に走ることができます。
ランニング・ウォーキングカテゴリーの間に位置するようなシューズなので、タウンユースにも適しています。
▼前のモデル
アドレナリンGTS25
- 定価(税込):22,000円
- 重量:300g(27.0cm), 270g(24.0cm)
- 厚さ:39mm
- ドロップ:10mm
- ミッドソール:DNA LOFT v3 + GuideRails
- 対象レベル:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5〜完走)、ウォーキング、タウンユース
安定性に特化したモデルで、ウォーキングにもおすすめです。後足部に設けたGuideRailsにより接地時のねじれが抑制されます。
スタビリティモデルとして接地感はしっかりとしていますが、前作よりも3mm厚くドロップが2mm小さくなったため、よりクッションを感じられるようになりました。
グリセリン22
- 定価(税込):25,300円
- 重量(27.0cm):290g(通常モデル), 305g(GTS), 260g(StealthFit)
- 厚さ:38mm
- ドロップ:10mm
- ミッドソール:DNA Tuned
- 主な用途:ジョギング、ロング走、リカバリー、ロードレース・マラソン(サブ5〜完走)
代表モデルのゴーストよりもクッション性に特化したモデルです。グリセリンマックスと同様にDNA Tunedが採用されました。
グリセリンには通常モデル、GTS(Go-To-Support)、StealthFitの3モデルが用意されています。
GTSは、アドレナリンGTSにも採用されているGuideRailsによって安定性がサポートされるが、重量は15gほど重くなります。
StealthFitは伸縮性があるアッパーが使用され、靴下のような感覚が特徴です。サポート力は落ちますが、通常モデルよりも30gほど軽いです。
グリセリンマックス
- 定価(税込):27,500円
- 重量:300g(27.0cm), 266g(24.0cm)
- 厚さ:45mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:DNA Tuned
- 主な用途:ジョギング、リカバリー、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)
他のマックスシリーズと同様に、通常版よりも厚さを増し、ドロップを低くし、ロッカー形状を採用したようなシューズです。
新素材のDNA Tunedは反発力は高く弾むライド感が得られるが、ブルックスのシューズらしく柔らかすぎず安定感が考慮されている印象です。
重量はあるもののパワーで押し切るイメージで、DNA LOFT v3を用いたゴーストシリーズよりはスピードは出ます。
レベル7
- 定価(税込):14,300円
- 重量:257g(27.0cm), 227g(24.0cm)
- 厚さ:32mm
- ドロップ:10mm
- ミッドソール:BioMoGo DNA (EVA)
- 対象レベル:ジョギング、3km~ハーフマラソン、部活用
ブルックスのランニングシューズとしては安く部活用シューズの位置づけです。部活用として考えれば厚めでクッションは高いです。
ミッドソールはDNA LOFTではなく、BioMoGo DNAを採用しています。DNA LOFTよりも硬めで、シンプルなフォームです。









