【チャート付き】ニューバランスのランニングシューズ(FuelCell)を比較!
2021/01/25
★2022/7/11更新:最新情報を反映しました。★
普段履きとしてよく見かけるニューバランス(New Balance)ですが、ランニングシューズもニューバランスを履きたいと思っている方も多いと思いのではないでしょうか。
本記事ではニューバランスのランニングシューズ(FuellCellシリーズ)について、初心者から上級者までレベル別・用途別に分かりやすく紹介します。
目次
レベル・用途別チャート
レベルと用途を軸にチャートで表したものこちらです。

商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
ニューバランスのシューズには大きく分けて「FuelCell」、「HANZO」、「Fresh Foam」の3つのコレクションがあります。
違いはミッドソールの材質で、FuelCellはその名前である「FuelCell」、HANZOは「REVliteX」、Fresh Foamは「Fresh Foam X」が主要な材質として使用されています。
FuelCellはニューバランス最高の反発力を持つ素材で、さらにもちもちとしてクッション性も高いです。レーシング用に適していて、厚底のシューズが多い傾向にあります。
HANZOは薄底で軽量なシューズが多く、スピードを出したいときにおすすめです。比較的安いので、部活性がアップ用に買うことも多いです。
Fresh Foamはふかふかのクッション性が特徴です。初心者用モデルが多く、これからランニングを始める場合やタウンユース兼用の場合におすすめです。
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各シューズの紹介
【サブ2.5~サブ3.5】FuelCell RC Elite v2
- 定価(税込):28,600円
- 重量(27.0cm):221g
- 厚さ:39mm
ニューバランス最速のマラソンシューズです。もちもちのFuelCellのミッドソールにカーボンプレートが埋め込まれています。RCはRace Competitionの略です。
反発とクッション性を両立させていることが一番の特徴で、カーボン特有のクセもほとんどありません。そのため、上級者向けシューズとはいえ幅広いペースで違和感なく走ることができます。
他社のカーボンプレート内蔵シューズと比べると、クッション性の高さが際立ちます。沈み込みがやや大きいため、弾むような乗り心地が得られます。
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【1500m・駅伝】FuelCell 5280

- 定価(税込):24,200円
- 重量(27.0cm):144g
- 厚さ:24mm
スパイクの構造をロード用に転用したシューズで、カーボンプレートが内蔵されています。靴底が25mm以下なので800m以上のトラックレースとしても使用可能で、女子3000mで日本新記録が樹立された実績があります。大人気のため、2022年7月現在オンラインでの購入は困難です。
重さは144g(27.0cm)で、ロード用シューズとしては最軽量の部類に入ります(アシックスのソーティマジックと同じくらい軽いです)。
1マイル(1609m)用のシューズとして設計されていますが、箱根駅伝で区間賞を獲得していることからハーフマラソンまで使用可能であると思われます。
【5km~10km】FuelCell SuperComp Pacer
- 定価(税込):19,800円
- 重量(27.0cm):196g
- 厚さ:25.5mm
厚底ではないもののカーボンプレートが内蔵されています。ストリークフライ(NIKE)や、タクミセン8(Adidas)と同じカテゴリーのモデルです。
特徴的なのは、横方向に湾曲したカーボンプレートと、中央が空洞のミッドソールです。これらが組み合わせでプレートが大きくしなり、大きなエネルギーリターンが得られます。
先ほど紹介したFuelcell 5280と少し似ていますが、トラックのレースでは使用できないので注意です。5km~10kmのロードレースでの使用がおすすめです。
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【軽量&高反発】FuelCell REBEL v2
- 定価(税込):13,200円
- 重量(27.0cm):204g
- 厚さ:31mm
個人的2021年ナンバーワンのシューズです。軽量性、クッション性、反発力を全て兼ね備えていて、様々な場面で使える超万能なシューズです。
メインはジョギングでの使用となりますが、軽くて反発力が高いため、テンポ走・インターバルなどのスピード練習でも活躍します。
ここまで性能が高いにも関わらず、10000円を切る価格で購入できる場合が多いです。コスパが非常に高いので、ぜひ試してみて下さい。
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【ロング用】FuelCell TC
- 定価(税込):24,200円
- 重量(27.0cm):260g
- 厚さ:34mm
TCはTraining Competitionの略で、FuelCell RC Eliteよりクッション性と耐久性に特化したモデルといえます。トレーニングにもレースにも対応できるシューズで、具体的にはサブ3.5~4を狙うランナーのレーシングシューズや、他の厚底シューズのトレーニングシューズに適しています。
ミッドソールにはカーボンプレートが内蔵されていて、ナイキのズームフライ4と同じような立ち位置のシューズといえます。
ニューバランス公式で「クセが少ない」と宣伝している通り、あらゆるペースに対応していて走りやすいといったレビューが多いです。
【サブ4~サブ5】FuelCell PRISM v2
- 定価(税込):13,200円
- 重量(27.0cm):266g
- 厚さ:30mm
ミッドソールのFuelCellはやや硬めに調整されているため、他のFuelCellシリーズよりも安定性が高く普段のジョギングにぴったりです。
ナイキのズームペガサスと同じような立ち位置で、サブ4~5を狙うランナーのトレーニングシューズとしても使えます。ペースはキロ5~6前後が一番快適に走れるという声が多いです。
重さは266gでズームペガサス38よりも20g以上軽いです。ジョギングだけでなく距離走(マラソンペース)にも使いたい場合はFuelCell PRISM v2の方が軽くておすすめです。
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【超厚底】FuelCell SuperComp Trainer
- 定価(税込):24,200円
- 重量(27.0cm):290g
- 厚さ:47mm
公認ロードレースの厚さの上限(40mm)を超えた超厚底シューズです。他社のモデルでは、テンポネクスト%(NIKE)やプライムX(Adidas)が近いです。
厚底レーシングシューズのトレーニング用として使うのがおすすめで、具体的にはキロ4分半~6分程度のロング走が適していると思います。
ただし価格が高く用途も限られているため、特にこだわりがない限りは先ほど紹介したFuelcell PRISM v2か、Fuelcell REBEL v2をおすすめします。
【初心者向け】FuelCell PROPEL v3
- 定価(税込):10,890円
- 重量(27.0cm):252g
- 厚さ:30mm
初心者に適したシューズです。ミッドソールの弾む感覚は少し抑えられ、安定性が高くなるように調整されています。
FuelCellシリーズの中では最も安いため、ランニングを始めたばかりの方や、部活生にもおすすめできます。