【学年別】高校生の100m、200m、400mの平均タイム – Unattached Runner
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【学年別】高校生の100m、200m、400mの平均タイム

 高校生陸上部の100m、200m、400m平均タイムタイム分布を、学年別・男女別に調べてみました。

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平均タイム・タイム分布の記事リンク

年齢別

中学
高校
一般

大会別

MKディスタンス
日体大記録会

調査方法

 毎年1000人以上の高校生が出場している、「東京都高体連第1~6支部春季競技会」から2~3年分の全記録を収集しました(中学生の記録と追い風参考記録は除外しています)。

 大会は4月上旬に行われているため、学年が上がったばかりの地点での走力を反映しています。1年生は入学したばかりのため、出場している選手の大半が陸上経験者であると思われます。そのため、1年生の平均タイムは実際より速く出ていると思われます。

 2年生以降では高校から陸上を始めた選手も多く出場するようになるため、平均タイムが1年生よりも落ちている種目も多くみられます。

平均タイム・タイム分布

100m

男子(12秒27)

 全2116人分の結果を収集した結果、高校生男子の100mの平均タイムは12秒27でした。学年別にみると、3年生が12秒14、2年生12秒34、1年生が12秒39でした。

学年 平均 ~11"00 ~12"00 ~13"00
全学年 12"27 0.7% 36.5% 87.5%
3年 12"14 1.1% 45.5% 90.7%
2年 12"34 0.5% 30.9% 85.1%
1年 12"39 0.0% 29.4% 86.2%

 タイム分布は以下のようになりました。横軸は0.1秒ごとに区分けしています。縦軸は相対度数(データ数の割合)です。

高校男子100m

 約9割の選手が13秒を切っていますが、12秒切りとなると37%まで減っています。さらに11秒5を切るあたりから一気に減少し、11秒切り(10秒台)の選手はわずか0.7%という結果になりました。

女子(14秒17)

 全909人分の結果を収集した結果、高校生女子の100mの平均タイムは14秒17でした。学年別にみると、3年生が14秒13、2年生14秒27、1年生が14秒02でした。

学年 平均 ~13"00 ~13"50 ~14"00
全学年 14"17 6.3% 22.0% 44.0%
3年 14"13 6.0% 21.4% 47.3%
2年 14"27 6.0% 19.8% 38.1%
1年 14"02 7.8% 29.4% 52.9%

 タイム分布は以下のようになりました。横軸は0.1秒ごとに区分けしています。縦軸は相対度数(データ数の割合)です。

高校女子100m

 男子よりも分布が広く、13秒3〜14秒6の区間までピークが広がっています。14秒切りの選手は44%13秒切り(12秒台)の選手は6%でした。

200m

男子(24秒61)

 全1032人分の結果を収集した結果、高校生男子の200mの平均タイムは24秒61でした。学年別にみると、3年生が24秒36、2年生24秒77、1年生が24秒87でした。

学年 平均 ~23"00 ~24"00 ~25"00
全学年 24"61 6.1% 30.7% 65.2%
3年 24"36 8.3% 37.1% 72.9%
2年 24"77 5.1% 26.0% 60.2%
1年 24"87 2.5% 27.7% 58.8%

 タイム分布は以下のようになりました。横軸は0.2秒ごとに区分けしています。縦軸は相対度数(データ数の割合)です。

高校男子200m

 おおよそ100mのタイムを2倍にしたような分布となりました(厳密にいうと100mの2倍よりは少しだけ遅くなっています)。24秒切りの選手は31%でちょうどグラフのピークとなっていて、ここが1つの壁となっていそうです。また、23秒切りの選手は6%でした。

女子(28秒61)

 全553人分の結果を収集した結果、高校生女子の200mの平均タイムは28秒61でした。学年別にみると、3年生が28秒45、2年生28秒82、1年生が28秒34でした。

学年 平均 ~26"00 ~27"00 ~28"00
全学年 28"61 4.7% 18.2% 41.3%
3年 28"45 4.7% 16.1% 45.3%
2年 28"82 4.8% 17.2% 35.2%
1年 28"34 4.5% 29.9% 50.7%

 タイム分布は以下のようになりました。横軸は0.2秒ごとに区分けしています。縦軸は相対度数(データ数の割合)です。

高校女子200m

 28秒切りの選手は41%いますが、27秒切りになると一気に18%まで減少しています。さらに26秒切りの選手は4.7%で、100mの13秒切りよりも難易度が高いようです。

400m

男子(55秒29)

 全766人分の結果を収集した結果、高校生男子の400mの平均タイムは55秒29でした。学年別にみると、3年生が54秒63、2年生55秒77、1年生が56秒13でした。

学年 平均 ~50"00 ~52"00 ~55"00
全学年 55"29 1.7% 11.5% 51.3%
3年 54"63 1.7% 15.1% 59.1%
2年 55"77 1.9% 7.5% 46.9%
1年 56"13 1.1% 12.0% 37.0%

 タイム分布は以下のようになりました。横軸は0.5秒ごとに区分けしています。縦軸は相対度数(データ数の割合)です。

高校男子400m

 約半数(51%)の選手が55秒切りを達成しています。そこから52秒0付近まではそこそこ多くの選手が分布していますが、51秒台から一気に減少しています。50秒切りの選手はたったの1.7%で、100mの10秒台に次ぐ難易度となっています。

女子(65秒95)

 全448人分の結果を収集した結果、高校生女子の400mの平均タイムは65秒95でした。学年別にみると、3年生が65秒77、2年生66秒14、1年生が65秒97でした。

学年 平均 ~60"00 ~62"00 ~65"00
全学年 65"95 5.6% 15.8% 43.2%
3年 65"77 5.2% 14.6% 47.6%
2年 66"14 6.5% 17.3% 38.4%
1年 65"97 3.3% 16.7% 40.0%

 タイム分布は以下のようになりました。横軸は0.2秒ごとに区分けしています。縦軸は相対度数(データ数の割合)です。

高校女子400m

 65秒切りの選手は43%いますが、62秒切りになると一気に16%まで減少しました。60秒切りを達成した選手はわずか5.6%で、100mの13秒台よりも少しだけ難易度が高そうです。

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