【比較表付き】On(オン)のランニングシューズ11足を徹底比較!

★2023/4/10更新:最新情報を反映しました★

 ランニング市場で成長率トップと言われているOn(オン)ですが、どのシューズを選べばいいか迷っている方も多いと思います。そこで本記事では、Onおすすめのランニングシューズ11足目的別に比較してみました。

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Onのランニングシューズの特徴

 Onの全てのランニングシューズは、ソールにCloudTec(クラウドテック)と呼ばれる技術が使用されています。

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Onのランニングシューズはミッドソールに特許技術「CloudTec」を採用しているのが特徴で、雲の上のような走り心地を実現しています。本記事では、CloudTecの特許について調べたことを紹介します。

 CloudTecは、CloudパーツとSpeedBoard(スピードボード)を組み合わせた技術です。Cloudパーツ穴の開いた部分1つ1つのことで、走行時に変形することで高いクッション性と反発性を実現しています。

 SpeedBoardCloudパーツの上に内蔵されたプレートのことで、足の自然な回転をサポートします。通常は樹脂プレートが使用されていますが、中にはカーボンファイバーを配合したプレートもあります。

Cloudのカラーバリエーション

Amazonで確認できるCloudのカラーバリエーション(2021/5/16閲覧)

 Onのランニングシューズのもう1つの特徴は、カラーバリエーションが豊富なことです。On公式HPで公開されている最新カラーに加えて、Amazonなどで確認できる旧カラーも合わせると20色近くもあります。

 このように、特徴的なソールの見た目に加えて豊富なカラーバリエーションもあることから、デザイン性でOnのランニングシューズを選ぶ人も多いです。

比較表

 On公式HPの情報を元に、ランニングシューズの比較表を作ってみました。クッションレベルは厚底モデルのCloudboom Echoが低めとされていたりするので、参考程度に見るのが良いと思います。

定価(税込) 重量(27cm) ドロップ クッション スタイル
Cloudmonster ¥18,480 275g 6mm 最大 ローリング
Cloudboom Echo ¥29,480 220g 9mm 低め スピード
Cloudflow ¥16,830 238g 9mm 低め ローリング
Cloudsurfer ¥18,480 245g 10mm 高め ニュートラル
Cloudstratus ¥18,480 305g 6mm 高め ローリング
Cloudgo ¥16,830 256g 11mm 中程度 ニュートラル
Cloudrunner ¥15,180 300g 9mm 高め 安定感
Cloudflyer 4 ¥19,580 300g 11mm 高め 安定感
Cloud 5 ¥15,180 250g 7mm 低め タウンユース
Cloud X 3 ¥17,380 243g 8mm 低め タウンユース
Cloudswift ¥17,380 282g 6mm 中程度 ローリング

見切れている場合横にスクロールできます

 ジムや旅行など、タウンユースも兼ねるならCloudかCloud Xがおすすめです。ランニングがメインなら、汎用性が高いCloudmonsterがおすすめです。

トレーニング/レース

 軽量・高反発スピードが出しやすいモデルを紹介します。

Cloudmonster (クラウドモンスター)

  • 定価(税込):18,480円
  • 重量(27.0cm):275g
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、10km〜フルマラソン(サブ4~完走)

 ミッドソールの見た目にインパクトがありますが、On史上最も大きなCloudパーツが採用されています。

 Cloudパーツがハニカム構造のように上下に交互に並んでいるのが特徴で、これにより大きなエナジーリターンが得られるように設計されています。

 クッション性も高いので、フルマラソンに向けた距離走やLSDにもおすすめです。

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Onの人気モデルであるクラウドモンスターの特徴・使用感をレビューします。見た目にインパクトがありますが、性能が高くてOnのランニングシューズの中でも特におすすめできるモデルです。

Cloudboom Echo (クラウドブーム エコー)

  • 定価(税込):29,480円
  • 重量(27.0cm):220g
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:10km~フルマラソン、テンポ走、インターバル

 On最速のマラソンシューズです。CloudTecと通常のミッドソールの間にカーボン製プレートを挟んだ厚底シューズです。

 CloudTec(穴の開いたパーツ)が前足部では上側、後足部では下側に配置されているのが面白いです。それぞれ反発クッションの役割があるのだと思います。

 外国のレースでは実績も出てきていて(ベルリンマラソン女子3位など)、期待値の高いシューズだと思います。

Cloudflow (クラウドフロー)

  • 定価(税込):16,830円
  • 重量(27.0cm):238g
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:5km~10km、インターバル、テンポ走、ジョギング(速め)

 レース用として紹介していますが、トレーニング用としても使える万能なシューズです。

 ソールのCloudパーツの数が18個と最も多いため、異なる路面状況でも適応しやすい特徴があります。

トレーニング

 レース用としては少し重い・または反発力が控えめですが、クッション性に優れたモデルを紹介します。

Cloudsurfer (クラウドサーファー)

  • 定価(税込):18,480円
  • 重量(27.0cm):245g
  • ドロップ:10mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、LSD、軽めのスピード練習、10km~フルマラソン(サブ4~完走)

 CloudTec Phaseと呼ばれる新技術を採用し、有限要素法(FEA)によりミッドソールの形状を最適化したモデル。

 ミッドソールに内蔵されたCloudパーツが連鎖的に圧縮することで高いクッション性スムーズな乗り心地が得られます。

 Onのランニングシューズでは初めてSpeedboardを廃止し、軽量化とさらなるクッション性の向上を実現しています。

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Onの新技術であるCloudTec Phaseを用いて開発されたクラウドサーファー(Cloudsurfer)の特徴・用途をレビューします。

Cloudstratus (クラウドストラトス)

  • 定価(税込):18,480円
  • 重量(27.0cm):305g
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ウォーキング、10km~フルマラソン(サブ5~完走)

 CloudTecを2重構造にすることで高いクッション性を実現したモデルです。安定感も高く、初心者や膝の怪我が心配な方におすすめです。

 使用用途が似ているシューズは、アシックスのGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)シリーズやHOKA(ホカ)のBONDI(ボンダイ)などが挙げられます。

Cloudgo (クラウドゴー)

  • 定価(税込):16,830円
  • 重量(27.0cm):256g
  • ドロップ:11mm
  • 主な用途:ジョギング、テンポ走、ロングインターバル

 軽量性クッション性のバランスが取れたモデルです。ジョギング用に軽いシューズを求める方におすすめです。

 他のモデルと異なり2つクラウドパーツが合体したような構造のため、通常のランニングシューズに近い接地感が得られます。

Cloudrunner (クラウドランナー)

  • 定価(税込):15,180円
  • 重量(27.0cm):300g
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:ジョギング、ウォーキング

 程良いクッション性を備えた初心者向けのモデルです。履き心地を重視しているため、ウォーキングなどタウンユースにも最適です。

 定価(税込)は15,180円Onのシューズの中では比較的安いため、価格を抑えたい方にもおすすめです。

Cloudflyer 4 (クラウドフライヤー4)

  • 定価(税込):19,580円
  • 重量(27.0cm):300g
  • ドロップ:11mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、テンポ走

 Cloudパーツが大きく、クッション性、安定性、快適性を同時に実現させたシューズです。

 サブ3〜サブ4向けランナー、または体重の軽いランナーのトレーニング用シューズに適していると思います。

 使用用途が似ているシューズは、ナイキのズームペガサス、ニューバランスのFuelCell PRISM、ミズノのウエーブライダーなどが挙げられます。

タウンユース、ファンラン

 ランニングだけでなく、ウォーキング・ジム・その他スポーツなど様々な用途で使用できるモデルです。

Cloud 5 (クラウド5)

  • 定価(税込):15,180円
  • 重量(27.0cm):250g
  • ドロップ:7mm
  • 主な用途:タウンユース、軽めのジョギング

 Cloud 5は、Onのシューズの中で一番スタンダードなモデルで1番人気があるシューズです。

 ランニングも可能ですが、ジム、ウォーキング、体育館用、旅行など、タウンユースとしての使用がメインになります。

Cloud X 3 (クラウドX3)

  • 定価(税込):17,380円
  • 重量(27.0cm):243g
  • ドロップ:8mm
  • 主な用途:タウンユース、ジョギング、ジム、スポーツ全般

 Cloud X 3は先ほど紹介したCloud 5とソールの部分はかなり似ていて、クラウドパーツ(ソールの中空構造)の数と配置が全く同じです。

 Cloud X 3とCloud 5の一番の違いはアッパーで、Cloud Xのアッパーはエンジニアードメッシュのため通気性に優れています。一方でCloud 5は、履き心地を重視した生地を使用しています。

 これより、Cloud X 3はCloud 5よりもランニング用途としての意味合いが強いといえます。(もちろんジムウォーキング用途にも向いています。)

Cloudswift (クラウドスウィフト)

  • 定価(税込):17,380円
  • 重量(27.0cm):282g
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:タウンユース、軽めのジョギング

 ソールがU字になっているのが特徴のシューズです。Onはこの形状のことをロッカー形状と呼んでいます。

 ロッカー形状は、ナイキではゆりかご形状、アシックスではGuideSole(ガイドソール)とも呼ばれていて、最近の流行りにもなっています。

 ロッカー形状のメリットは、足が自然と前に進みスムーズに走ることができることです。このため、ランニングが苦手な方でも普段よりも楽に走れるようになるはずです。

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初のOn(オン)のシューズとしてCloudswift(クラウドスウィフト)を購入しました。主な用途は通勤用ですが、ランニングでの使用感をレビューします。

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