【比較表付き】On(オン)のランニングシューズ11足を徹底比較!

★2023/11/3更新:最新情報を反映しました★

 ランニング市場で成長率トップと言われているOn(オン)ですが、どのシューズを選べばいいか迷っている方も多いと思います。そこで本記事では、Onおすすめのランニングシューズ11足目的別に比較してみました。

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Onのランニングシューズの特徴

 Onの全てのランニングシューズは、ソールにCloudTec(クラウドテック)と呼ばれる技術が使用されています。

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Onのランニングシューズはミッドソールに特許技術「CloudTec」を採用しているのが特徴で、雲の上のような走り心地を実現しています。本記事では、CloudTecの特許について調べたことを紹介します。

 CloudTecは、CloudパーツとSpeedBoard(スピードボード)を組み合わせた技術です。Cloudパーツ穴の開いた部分1つ1つのことで、走行時に変形することで高いクッション性と反発性を実現しています。

 SpeedBoardCloudパーツの上に内蔵されたプレートのことで、足の自然な回転をサポートします。通常は樹脂プレートが使用されていますが、中にはカーボンファイバーを配合したプレートもあります。

Cloudのカラーバリエーション

Amazonで確認できるCloudのカラーバリエーション(2021/5/16閲覧)

 Onのランニングシューズのもう1つの特徴は、カラーバリエーションが豊富なことです。On公式HPで公開されている最新カラーに加えて、Amazonなどで確認できる旧カラーも合わせると20色近くもあります。

 このように、特徴的なソールの見た目に加えて豊富なカラーバリエーションもあることから、デザイン性でOnのランニングシューズを選ぶ人も多いです。

比較表

 On公式HPの情報を元に、ランニングシューズの比較表を作成しました。

定価(税込) 重量(27cm) ドロップ クッション スタイル
Cloudmonster ¥19,580 275g 6mm 最大 ローリング
Cloudboom Echo 3 ¥32,780 215g 9mm 高め スピード
Cloudflow 4 ¥18,480 235g 8mm 低め ローリング
Cloudsurfer ¥18,480 245g 10mm 高め ニュートラル
Cloudstratus 3 ¥20,680 290g 6mm 高め ローリング
Cloudgo ¥16,830 256g 11mm 中程度 ニュートラル
Cloudrunner ¥15,180 300g 9mm 高め 安定感
Cloudflyer 4 ¥19,580 300g 11mm 高め 安定感
Cloud 5 ¥15,180 250g 7mm 低め タウンユース
Cloud X 3 ¥17,380 243g 8mm 低め タウンユース
Cloudswift 3 ¥18,480 320g 5mm 中程度 ローリング

見切れている場合横にスクロールできます

 ジムや旅行など、タウンユースも兼ねるならCloudかCloud Xがおすすめです。ランニングがメインなら、汎用性が高いCloudmonsterがおすすめです。

トレーニング/レース

 軽量・高反発スピードが出しやすいモデルを紹介します。

Cloudmonster (クラウドモンスター)

  • 定価(税込):¥19,580
  • 重量(27.0cm):275g
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、10km〜フルマラソン(サブ4~完走)

 ミッドソールの見た目にインパクトがあるように、On史上最も大きなCloudパーツが採用されている。

 Cloudパーツがハニカム構造のように上下に交互に並んでいるのが特徴で、これにより大きなエナジーリターンが得られるように設計されている。

 反発力のみならずクッション性も高いため、フルマラソンに向けた距離走やLSDにもおすすめ

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Onの人気モデルであるクラウドモンスターの特徴・使用感をレビューします。見た目にインパクトがありますが、性能が高くてOnのランニングシューズの中でも特におすすめできるモデルです。

Cloudboom Echo 3 (クラウドブームエコー3)

  • 定価(税込):¥32,780
  • 重量(27.0cm):215g
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:5km~フルマラソン、テンポ走、インターバル

 On最速のマラソンシューズ。出雲駅伝2023で佐藤圭汰選手(駒沢大)が2区(5.8km)で着用し、区間賞を獲得した実績がある。

 カーボン製のSpeedboardが内蔵され、インソールには滑り止めがプリントされている。他社の厚底カーボンシューズと比較するとやや硬めの乗り心地でロッカー形状を感じやすい。

Cloudflow 4 (クラウドフロー4)

  • 定価(税込):¥18,480
  • 重量(27.0cm):235g
  • ドロップ:8mm
  • 主な用途:5km~10km、インターバル、テンポ走、ジョギング(速め)

 Onのランニングシューズとしては比較的薄めで軽量なスピードモデル。アッパーには軽量で通気性に優れたウーブンアッパーを採用。

 2重構造のミッドソールにスプーン型のSpeedboardを内蔵し、旧モデルよりもクッション性・反発力が向上した。

トレーニング

 レース用としては少し重い・または反発力が控えめですが、クッション性に優れたモデルを紹介します。

Cloudsurfer (クラウドサーファー)

  • 定価(税込):¥18,480
  • 重量(27.0cm):245g
  • ドロップ:10mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、LSD、軽めのスピード練習、10km~フルマラソン(サブ4~完走)

 CloudTec Phaseと呼ばれる新技術を採用し、有限要素法(FEA)によりミッドソールの形状を最適化したモデル。

 ミッドソールに内蔵されたCloudパーツが連鎖的に圧縮することで高いクッション性スムーズな乗り心地が得られる。

 Onのランニングシューズでは初めてSpeedboardを廃止し、軽量化とさらなるクッション性の向上を実現した。

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Onの新技術であるCloudTec Phaseを用いて開発されたクラウドサーファー(Cloudsurfer)の特徴・用途をレビューします。

Cloudstratus 3 (クラウドストラトス3)

  • 定価(税込):¥20,680
  • 重量(27.0cm):290g
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ウォーキング、10km~フルマラソン(サブ4.5~完走)

 CloudTecを2重構造にすることで高いクッション性を実現したモデル。安定感も高く、初心者や膝の怪我が心配な方におすすめ

 使用用途が似ているシューズとしては、アシックスのGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)やHOKA(ホカ)のBONDI(ボンダイ)などが挙げられる。

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オンのクッショニングモデルであるクラウドストラトス3の特徴・用途をレビューします。クラウドモンスター・クラウドサーファーとの比較も行います。

Cloudgo (クラウドゴー)

  • 定価(税込):¥16,830
  • 重量(27.0cm):256g
  • ドロップ:11mm
  • 主な用途:ジョギング、テンポ走、ロングインターバル

 軽量性クッション性のバランスが取れたモデル。ジョギング用に軽いシューズを求める方におすすめ

 他のモデルと異なり2つクラウドパーツが合体したような構造のため、通常のランニングシューズに近い接地感が得られる。

Cloudrunner (クラウドランナー)

  • 定価(税込):¥15,180
  • 重量(27.0cm):300g
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:ジョギング、ウォーキング

 程良いクッション性を備えた初心者向けのモデル履き心地を重視しているため、ウォーキングなどタウンユースにも最適

 定価(税込)は15,180円Onのシューズの中では比較的安いため、価格を抑えたい方にもおすすめ。

Cloudflyer 4 (クラウドフライヤー4)

  • 定価(税込):¥19,580
  • 重量(27.0cm):300g
  • ドロップ:11mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ウォーキング、ロードレース(サブ5~完走)

 Cloudパーツが大きく、クッション性、安定性、快適性を同時に実現させたモデル。

 快適性を重視しているため重量は300gと重めで、ゆっくりペースのランニングやウォーキングにおすすめ。

タウンユース、ファンラン

 ランニングだけでなく、ウォーキング・ジム・その他スポーツなど様々な用途で使用できるモデルです。

Cloud 5 (クラウド5)

  • 定価(税込):¥15,180
  • 重量(27.0cm):250g
  • ドロップ:7mm
  • 主な用途:タウンユース、軽めのジョギング

 Cloud 5はOnのシューズの中で1番スタンダードで人気なモデル。防水仕様のCloud 5 Waterproof(定価17,380円)も人気。

 ランニングのみならずジム、ウォーキング、体育館用、旅行など、タウンユースとしての使用もおすすめ。

Cloud X 3 (クラウドX3)

  • 定価(税込):¥17,380
  • 重量(27.0cm):243g
  • ドロップ:8mm
  • 主な用途:タウンユース、ジョギング、ジム、スポーツ全般

 Cloud X 3は先ほど紹介したCloud 5とソールの部分はかなり似ていて、クラウドパーツ(ソールの中空構造)の数と配置は全く同じ

 Cloud X 3とCloud 5の一番の違いはアッパーで、Cloud Xのアッパーはエンジニアードメッシュのため通気性に優れている。一方でCloud 5は、履き心地を重視した生地を使用している。

Cloudswift 3 (クラウドスウィフト3)

  • 定価(税込):¥18,480
  • 重量(27.0cm):320g
  • ドロップ:5mm
  • 主な用途:タウンユース、軽めのジョギング

 シティランニング(硬い路面用)のために設計されており、アディダスのウルトラブーストのような位置付けのモデル。

 伸縮性の高いニットアッパーと柔軟なヒールカップを採用することで、旧モデルよりもフィット感が向上した。

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