3分台ランナーによる!1500mおすすめのスパイク・シューズ15選!
2021/07/02
★2022/8/25更新:最新情報を反映しました
1500mおすすめのスパイク・シューズを紹介します。陸上を始めたばかりの初心者から、3分台の選手が使用するスパイクまで幅広く紹介します。
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スパイクとシューズどっちが良い?
ある程度の筋力がある選手なら、スパイクの方が反発力があるので、スパイクの方が速く走ることができます。
ただし、スパイクの裏には基本的にプレートが付いているので、筋力がなければプレートを曲げることができず、浮いた走りになってしまいます。
また、無理に力を加えようとすることで怪我につながる恐れもあります。
そのため、陸上を始めたばかりで脚ができてない方は、シューズで走ることをおすすめします。
ちなみに、陸上初心者の大定番はアシックスのソーティシリーズです。アシックスのシューズは日本人の足型に合うので、最初の1足として特におすすめです。
上〜中級者向けスパイク
エアズームヴィクトリー (NIKE)

引用:nike.com
- 定価(税込):19,800円
- ピン:7mmニードルピン(取り外し可能)×6本
- 適正種目:800m~5000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
前足部にZoom Airが搭載されているのが特徴で、かなり反発力が高いです。
ただし、ミッドフット・フォアフット前提のため、ある程度のスピードで走らないと逆効果になる可能性もあります。
目安としては、4分10秒切りを目指せるくらいのレベルになれば使いこなせるようになると思います。
2022年8月現在では入手困難となっています。
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ドラゴンフライ (NIKE)

引用:nike.com
- 定価(税込):18,150円
- ピン:7mmニードルピン(取り外し可能)×6本
- 適正種目:1500m~10000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
日本選手権5000m、10000mで大多数の選手が履いていたスパイクです。
先程紹介したエアズームヴィクトリーよりも長距離向けのイメージがありますが、東京五輪で優勝した選手が使用していて1500mでも十分使用可能です。
ミッドソールにはヴェイパーフライと同じZoomXが使用されていて、スパイクとしては厚底の部類になります。
2022年8月現在では入手困難となっています。
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【NIKE】ドラゴンフライ レビュー│中距離ランナーが使用した感触
ナイキの1500m〜10000m用スパイクであるズームXドラゴンフライのレビューをします。エアズームヴィクトリーとの比較も行います。
メタスピードLD0 (Asics)

引用元:asics.com
- 定価(税込):27,500円
- ピン:0本(ピンレス)
- 適正種目:5000m~10000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
ピンレスが特徴的なスパイクで、ピンの代わりにヘキサクロウと呼ばれるカーボン製の突起パターンがつけられています。
ミッドソールには軽量・高反発のFF Turboが使用されています。これは、アシックス最速のマラソンシューズであるメタスピードシリーズと同じフォーム材です。
適正種目は5000m~10000m用とされていますが、1500mでも3分50秒くらいまでなら十分に性能を発揮できると思います。
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コスモレーサーMD2 (Asics)
- 定価(税込):19,800円
- ピン:7mm平行ピン(取り外し可能)×5本
- 適正種目:400m~1500m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
アシックスの中距離向けスパイクです。私が初めて3分50秒を切ったときのシリーズです。
対応種目は400m〜1500mとなっていますが、クッションがあるので個人的には1500mが一番適していると思います。
本記事で紹介している上〜中級者向けスパイクの中では唯一平行ピン(7mm)が使用されていています。ニードルピンに付け替えることも可能です。
ジオスパートLD (ミズノ)
- 定価(税込):20,350円
- ピン:7mm平行ピン(取り外し可能)×5本 + 2.5mm平行ピン(固定)×2本
- 適正種目:800m~5000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
2021年までジオスパートMDという中距離用のモデルがありましたが、2022年のカタログには載っておらずジオスパートLDに統合されたと思われます。
比較的扱いやすいですが、筋力が心配な場合は5mmの平行ピンに付け替えても良いと思います。
Adizero Ambition (Adidas)
- 定価(税込):16,000円
- ピン:7mmニードルピン(取り外し可能)×5本
- 適正種目:800m~1500m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
今までアディダスの中距離スパイクといえばアディゼロMDでしたが、恐らく廃盤となりADIZERO AMBITION(アディゼロアンビション)に統一されました。
ADIZERO AMBITIONという名前のスパイク自体は今までもありましたが、2021年モデルからは前足部にLIGHTSTRIKE PROが搭載されたのが大きな変更点です。
LIGHTSTRIKE PROが結構分厚いため、エアズームヴィクトリーを意識しているように思われます。そのため、ADIZERO AMBITIONもヒールストライクのランナーには使いづらいと思われます。
Adizero Avanti TYO (Adidas)
- 定価(税込):20,000円
- ピン:7mmニードルピン(取り外し可能)×6本
- 適正種目:1500m~10000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
ロード用シューズのアディオスプロ2やボストン10にも搭載されているエナジーロッドを搭載していることが特徴のスパイクです。
エナジーロッドの材質はカーボンではなく、柔軟性の高いグラスファイバーとなっています。このため、カーブのきついトラックに対応できるようになっています。
先ほど紹介したアディゼロアンビションよりもクセが少ないため、上級者でなくても扱いやすいです。
中〜初心者向けスパイク (タータン専用)
クロノディスト 7 (ミズノ)
- 定価(税込):22,000円
- ピン:2.5mm平行ピン(固定)×6本
- 適正種目:5000m~10000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
ピンの長さが2.5mmしかなく、シューズに近い感覚で走れるスパイクです。
長距離用スパイクであまり筋力を必要としないので、特に初めてスパイクを買う方におすすめです。
コスモレーサーLD2 (Asics)
- 定価(税込):19,800円
- ピン:4mm平行ピン(固定)×5本
- 適正種目:1500m~10000m
- 使用場所:オールウェザートラック(タータン)専用
初めてのスパイクでアシックスを選ぶなら、コスモレーサーLD2がおすすめです。
先ほど紹介したコスモレーサーMD2との違いは、プレートの形状・硬さ、ピンの長さです。
コスモレーサーMD2はつま先が反った形状である程度のスピードが必要ですが、LD2はフラット形状に近いので初心者でも問題なく履けると思います。
また、MD2よりもプレートに柔軟性がありピンも4mmと短いので(MD2は7mm)、あまり筋力がなくても最後まで足がもつようになっています。
中~初心者向けスパイク (土トラック兼用)
土トラックや校庭でもスパイクを使用する場合におすすめです。オールウェザートラック(タータン)で使用する場合は別途購入しピンを付け替える必要があります。
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EFFORT MK (Asics)
- 定価(税込):10,230円
- ピン:12mm土トラック用(取り外し可能)×7本
- 適正種目:全種目
- 使用場所:オールウェザートラック・土トラック兼用
陸上部(特に中学生)の最初のスパイクの王道モデルです。全種目に対応しているため、種目を迷っている学生にもおすすめです。
トラック(タータン)のレースではオールウェザートラック専用のピン(別途購入)に付け替える必要があるので注意です(この後のモデルも同様です)。
ヒートフラットFR7 (Asics)
- 定価(税込):13,750円
- ピン:12mm土トラック用(取り外し可能)×7本
- 適正種目:100m~1500m
- 使用場所:オールウェザートラック・土トラック兼用
先ほど紹介したエフォートとほぼ同じ構造をしていますが、ヒートフラットFR7の方が通気性とホールド力が高くてレース向きです。
初めはエフォートを買う方が大半だと思いますが、次のスパイクとしてヒートフラットを買う方が多いです。
エックスファースト (ミズノ)
- 定価(税込):9,900円
- ピン:12mm土トラック用(取り外し可能)×7本
- 適正種目:全種目
- 使用場所:オールウェザートラック・土トラック兼用
ミズノの土トラック兼用のスパイクといえばブレイブウィングでしたが、2022年よりエックスファーストにモデルチェンジしました。
ブレイブウィングと構造(ピンの配置など)はほぼ同じですが、重量は10gほど軽量化されました。
ファーストという名前の通り、陸上を始めた学生の最初の1足としておすすめです。アシックスのエフォートMKと同じ位置付けです。
中〜初心者向けシューズ
ソーティマジックRP6 (Asics)
- 定価(税込):16,500円
- 適正種目:800m~10000m
中学生、高校生大定番のシューズです。陸上を初めたばかりでレース用シューズに迷っても、とりあえずソーティを買っておけば問題ないです。
1500mのレースにシューズで出場している選手の半分以上がソーティだと思います。私も4分10秒まではソーティを履いていました。
ソーティマジックにはRPとLTがありますが、RPの方が反発力があってレース向きです。
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HANZO W / HANZO R (New Balance)
- 定価(税込):16,500円
- 適正種目:800m~10000m
HANZO(ハンゾー)はソーティの次に多いイメージがあります。ニューバランスは海外のメーカーですが、HANZOは日本限定モデルなので日本人に合ったシューズとなっています。
HANZO WとRの違いはミッドソールの厚さで、Rの方が厚めになっています。そのため、練習でも何回も使用する場合はHANZO Rを選んだ方が良いと思います。
ただし、HANZO Uは25mmを超えていて、800m以上のトラックレースでは失格となる可能性があるので注意です。
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WAVE DUEL 3 (ミズノ)
- 定価(税込):17,600円
- 適正種目:800m~10000m
ミズノの薄底といえばウエーブクルーズやウエーブエキデンが主流でしたが、最近はウエーブデュエルシリーズに力を入れています。
新素材のMIZUNO ENERGY LITEを採用しているのが特徴で、スパイクに近い反発が得られます。
ウエーブデュエル3の上位モデルにウエーブデュエルNEOシリーズがありますが、定価が2万円を超えてしまいます。3000m以上ならありですが、1500mならスパイクを買ってしまった方が良いと思います。