【HOKA】リンコン4 レビュー│軽量シンプルなスタンダードモデル
HOKAのリンコン4は軽さが特徴的なスピードモデルで、シンプルで扱いやすいシューズです。
HOKAのランニングシューズでは最も安いモデルでもあり、その性能が気になっている方は多いと思います。
そこで本記事では、リンコン4の特徴・性能について解説し、実際の使用感をレビューしていきます。
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リンコン4 基本情報
- 発売日:2024/7/15
- 定価(税込):¥16,500
- 重量:228g(27.0cm), 192g(24.5cm)
- 厚さ:36mm(M), 35mm(W)
- ドロップ:5mm
- ミッドソール:EVA + Rubberized EVA
- カテゴリー:ニュートラル
- 主な用途:ジョギング、ロング走、LT走、ロードレース・マラソン(サブ3.5~サブ5)、タウンユース
- 軽くてシンプルでクセがない
- 3mmの厚底化でクッションが向上
- 通気性が高い
- HOKAのシューズとしては安い
- アウトソールが削れやすい
リンコン4の特徴
リンコンシリーズといえば軽さで、代表サイズ(27.0cm)が228g、24.5cmサイズで実測192gでした。
代表モデルのクリフトン10が275g、ボンダイ9が297gなので、相当軽いことが分かると思います。
軽量スピードモデル・スーパートレーナーにあたるゾーンで、他社ならアディゼロEVO SL(Adidas)、メガブラスト(Asics)、Rebel v5(New Balance)などと同等の軽さです。
このようなシューズの中で比較すると、リンコン4は程良い硬度を持っていて、良い意味でシンプルさも特徴の1つだといえます。
ソール構成はやや特殊で、上層にEVAフォーム、下層兼アウトソールとしてラバライズドEVAを配置しています。
HOKAはミッドソールに名称を付けないのでイメージしづらいですが、リンコン4のEVA(上層)は軽さ重視で、柔らかすぎずシンプルなフォームとなっています。
特殊なのが下層で、普通はアウトソールとして別にラバーを配置する代わりに、ラバー化したEVA(ラバライズドEVA)を厚く配置しています。
前まではマッハ5がラバライズドEVAを使っていましたが、今作から入れ替わるようにリンコン4に採用されています。
他社ではゲルキュムラス27(Asics)、UAフロー技術(アンダーアーマー)など一部のモデルも採用していますが、一般的なアウトソールよりも削れやすいため数は少ないです。
ただし相当な厚みがあるため上層が露出することはまずなく、ある程度均一に削れていれば(局所的な削れ方をしていなければ)さほど問題にならないように感じています。
レディースモデルで厚さを実測
厚さは前作よりも3mm厚く、メンズ36mm・レディース35mmが公表値ですが、レディース24.5cmで実測31.6mmでした。
おおよそ世界陸連が定める位置(後端から12%)で測定していますが、HOKAの公表値よりは薄い測定結果となりました。
履き口を跨いで目視で測定ポイントを探しているため多少なりとも誤差はあるかもしれませんが、それでも35mmは下回るように思います。
横から見るとソール部分が40mm近くありますが、これは安定感のために両側から包み込んでいる部分(アクティブフットフレーム)で、インソール上面とは一致しません。
30mm以上35mm未満の厚さは軽量なスピードモデルでよく見られますが、ピッチを上げやすく、ペースをコントロールしやすい点でメリットになります。
実走レビュー
サイズ感・履き心地
サイズ感は少しだけ小さいですが、普段のサイズが一番フィットしました。気になるのであればワイドサイズもあります。
アッパーは薄くて柔らかく快適で、さらにインソールを含め通気孔が至るところに設けられていて通気性も抜群です。
唯一ヒールカウンターは硬めでしっかりとしているため、安定感がありペースによらず使いやすく感じました。
快適性を損なわないギリギリの範囲まで軽量化を求めているイメージで、HOKAの安いモデルとはいっても妥協している感は一切ありません。
前後でフォームの硬度が異なる
左右にスライド可能です。
ミッドソールの大部分を占めるEVAフォーム(上層)ですが、履いてみると明らかに前足部の方が柔らかく感じます。
ショアA硬度計で測定してみると、5回平均値が前〜中足部が39.9HA、後足部が43.1HAでした。
公式サイトに記載はありませんが、成形時の流す方向や圧力のかけ方で意図的に硬度差をつけているように思われます。
どちらも数値上は平均的な硬度よりも高めではありますが、前〜中足部は触ってみると柔らかさがそこそこ伝わってきます。
実際に走ってみても前後のクッション差は明らかに感じられ、前足部で踏み込むと少しだけ反発力も得られます。
フォーム自体は柔らかくないのに全体的に感じるクッションはそこそこあるのが不思議で、これはラバライズドEVA(下層)が大きく影響していそうでした。
ラバライズドEVAの硬度は44.4HAでしたが、通常60HAを超えるアウトソール(ラバー)として考えるとかなり柔らかいです。
このため接地時に伝わってくる衝撃がほとんど感じられず、これ全体的なクッションにも大きく効いています。
柔らかくはないものの硬さを感じることは一切なく、フルマラソンまで走れるクッションです。
メタロッカーの形状自体はそこまで強くないですが、ソールが大きく圧縮しないため体重移動を開始したくらいから程良く感じられます。
全体的にシンプルなのでバウンス系のシューズよりもフォームを意識しやすく、足が回しやすい点で快適でした。
シンプルさを求めるなら一番の選択肢
リンコン4は軽量でプレートが非搭載で、HOKAのランニングシューズではスタンダードモデルといえるほどシンプルです。
同様なシューズとしてマッハ6もありますが、こちらはスーパークリティカルフォームEVAを採用しているためリンコン4よりも反発力が高いです。
他社にもエボライドスピード3(Adidas)、アディゼロSL2(Adidas)などがありますが、その中でもリンコン4はシンプルです。
マッハ6のような反発力もあるシューズと迷いますが、さほどペースを気にせず自然な感覚で走れたいならリンコン4が良いと思います。
リンコン4も軽量で足が回るため3分半ペースくらいまでなら全然走れてしまいますが、デイリー用としてもかなり快適です。
また、ラバライズドEVAは色を変えることでデザインの一部としても使っているため、普段使いにも合っていると感じます。
HOKAのシューズといえばクリフトン・ボンダイですが、クッションよりも軽さの優先度が高ければリンコン4の方が安くて一番の選択肢になります。
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どんなランナーにおすすめ?
リンコン4は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 軽量でシンプルなシューズで良い
- デイリー用に強い反発力は不要
- 普段使いとしても考えている
- HOKAのシューズの中でも安いモデルを探している
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- アウトソールの一部を削りやすい
- クリフトンのようなクッションを求めている



