【2024版】5km~10km特化のスーパーシューズ5足まとめ
アディダスのタクミセン8の発売をきっかけに、5km〜10kmに特化したスーパーシューズが増えてきました。
本記事では、これらのシューズの特徴を厚底シューズと比較しながら解説するとともに、おすすめのシューズを紹介します。
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シューズの特徴
アディゼロタクミセン8 (商品画像の引用元:shop.adidas.jp)
アディダスが2021年末に5km~10kmに特化したアディゼロタクミセン8を発売してから、他のメーカーからも同カテゴリーのシューズが発売されるようになりました。
フルマラソン用の厚底シューズと従来の薄底シューズの間のようなシューズで、以下のような特徴があります。
- 厚さが30㎜前後
- 軽量・高反発のフォーム材を使用
- 重量(27.0cm)が200g前後
厚さは30mm前後で、公認ロードレースの厚さの上限である40mmよりは薄く、公認トラックの厚さの上限である25mmよりは厚いです。このため、中厚底シューズと呼ばれることもあります。
薄すぎないため適度な反発力とクッションが得られ、厚すぎないため脚が回りやすく、またカーブで曲がりやすくなります。
ミッドソールには、各メーカー最速のマラソンシューズと同じフォーム材(ナイキであればズームX)が使用されます。
このようなフォーム材を搭載したシューズはは軽量で反発力に優れているため、通常のシューズと比較してスーパーシューズと呼ばれることがあります。
ただし、柔らかく安定性が低くなるため、それを補うために高剛性部材(カーボンプレートなど)を内蔵してエネルギーリターンを高めることがあります。
重量(27.0cm)は200g前後となることが多く、基本的にマラソン用の厚底シューズよりは軽くなります。
厚底シューズよりも使用されるフォーム材が少なくなるため、その分だけ定価は安くなることが多いです。
旧モデルは10,000円前後で買える場合もあるので、トレーニングで気兼ねなく履けることが良い点です。
プレートあり3足
アディゼロタクミセン10 (Adidas)
- 定価(税込):¥22,000
- 重量:198g(27.0cm)
- 厚さ:33mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:Lightstrike Pro + Energy Rods 2.0
- 厚底モデル:アディゼロアディオスプロ3
異なる硬度の2種類のLightstrike Proの中に、フルレングスのエナジーロッド2.0内蔵した構造。
同カテゴリーの中では比較的厚い33mmで、脚力があればフルマラソンでも使用可能。
前作のタクミセン9では平林選手(國學院大)が大阪マラソン2024で着用し、初マラソン日本記録(2時間06分18秒)を樹立。
ストリークフライ (Nike)
- 定価(税込):¥23,210
- 重量:173g(27.0cm)
- 厚さ:32mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:ZoomX + Carbon Plate
- 厚底モデル:ヴェイパーフライ3
ヴェイパーフライ発売前のナイキ最速モデルはズームストリークであったが、そのズームストリークから反発力とクッションを高めたようなモデル。
ただし、ヴェイパーフライに慣れすぎて反発力が足りない印象を受ける方も多く、期待しすぎには注意。
FuelCell SuperComp Pacer v2 (New Balance)
- 定価(税込):¥25,850
- 重量:210g(27.0cm)
- 厚さ:32mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:FuelCell + Carbon Plate
- 厚底モデル:FuelCell SuperComp Elite v4
初代モデルは硬めの接地感が特徴だったが、今作で厚く弾力感が増し、スーパーシューズといえるカテゴリーになった。
ミッドソール中央部に大きな空洞が設けられており、ソールの変形を促進することで大きな反発力が得られる。
プレートなし2足
シエロRD (HOKA)
- 定価(税込):¥26,400
- 重量:213g(27.0cm)
- 厚さ:33mm
- ドロップ:3mm
- ミッドソール:PEBA
- 厚底モデル:Rocket X 2
最速モデルのロケットX2からカーボンプレートを取り除き、シンプルにしたようなシューズ。
ドロップが3mmと低めに設定されているが、ロッカー形状のソールによりスムーズに走れるため、遅めのペースでも走りやすい。
ハイペリオン (Brooks)
- 定価(税込):¥20,900
- 重量:215g(27.0cm)
- 厚さ:29mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:DNA FLASH
- 厚底モデル:Hyperion Elite 4
前作にあたるハイペリオンテンポよりも薄くてスピードに特化したモデル。
ミッドソールはそこまで柔らかくないため、クッションに頼らず脚を鍛えたい方におすすめ。