【HOKA】マッハX3 レビュー│デイリー寄りのスーパートレーナー
HOKAのマッハX3は40mm超のソールとPebaxプレートを備えたスーパートレーナーです。
アッパーの変更のみながら5,000円以上値下げされており、購入を考えている方は多いと思います。
本記事ではマッハX3の特徴・使用感についてレビューし、通常版のマッハ6との違いも解説します。
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目次
マッハX3 基本情報
- 発売日:2025/9/1
- 定価(税込):¥25,300
- 重量:265g(27.0cm), 239g(25.5cm)
- 厚さ:44mm(M), 42mm(W)
- ドロップ:5mm
- ミッドソール:PEBA + SCF EVA + Pebax Plate
- カテゴリー:トレーニング
- 主な用途:テンポラン・LT走、インターバル、ロードレース・マラソン(サブ3.5~サブ5)、ロング走、ジョギング
- 脚に優しい適度な推進力
- 比較的安定感がある
- フィット感が向上
- 5,500円値下げ
- スーパートレーナーとしては物足りない
- もう少し軽くても良い
マッハX3の特徴
マッハX3は最速モデルのシエロX1の設計思想を引き継ぎ、トレーニング用に落とし込んだようなシューズです。
同カテゴリーのシューズでは典型的な2層フォームの構成で、上層にスーパーフォームであるPEBAを配置しています。
下層には安定感向上を目的に、マッハ6と同じSCF EVA(スーパークリティカルフォームEVA)を配置しています。
さらにモデル名にプレートを意味する「X」がついていることから、2層フォームの間に柔軟性が高いPebaxプレートを内蔵しています。
スーパートレーナーに多い超厚底ソールを備えており、その厚さはメンズが44mm、レディースが42mmと記載されています。
前作からのアップデートはアッパーのみであるため、厚さ(ソール)の変更はありません。
横から見ると後足部は全て下層が占めているように見えますが、こちらはサイドウォールとして機能しており、内部では上層もしっかり後ろまで伸びています。
重量は代表サイズ(27.0cm)がおよそ265gで、25.5cmサイズで実測239gでした。
アッパーの変更により、重量は前作よりも20g近く増加しています。
40mmを超えるソールを考えれば軽量ですが、スーパートレーナーとしては平均的か少し重いくらいです。
ネオビスタ2(Mizuno)・クラウドモンスターハイパー(On)と同等で、40mm前後のズームフライ6(Nike)・ボストン13(Adidas)よりは10gほど重いです。
絶対値で見ればそこまで重くはないですが、せめて前作の重量は維持してくれれば嬉しかったです。
実走レビュー
デイリー寄りのスーパートレーナー
上層のPEBAフォームはかなり柔らかいものの、割合が大きい下層(SCF EVA)の存在感の方が大きいため、推進力と並んで安定感の高さも印象的でした。
安定感の高さは後足部が広いことと、Pebaxプレートが柔軟でクセがないことが影響していそうでした。
クッションはふかっと沈む感じてはないですが、44mmの超厚底ソール全体を使って衝撃をしっかり減衰しています。
この安定感とクッションに加えて推進力が強すぎないこともあり、脚へのダメージはそれなりに抑えられていそうでした。
ジョギングペースでも全然使えるので、スーパートレーナーとしてはデイリー寄りで、対象レベルが幅広いように感じました。
他社のシューズで近いのはソニックブラスト(Asics)で、マッハX3の方がベースがしっかりとしていて安定感があります。
ボストン13ほどデイリー寄りではないもののタイプは近く、より推進力を求めるならマッハX3が適しています。
10kmのテンポラン(3'50"/km前後)で使用しましたが、このペースなら重さは気にならず快適に走れました。
メタロッカーとPEBAフォームで程々に推進力が感じられ、超厚底ソールでストライドが伸びるためそれなりにペースは上がります。
適正ペース域は3分半〜5分半ペース(/km)あたりで、安定感があるためジョギングペースまで広いレンジで使えます。
スーパートレーナーとしては少し後ろにシフトしますが、より安全に負荷を抑えて走るなら良い選択肢になると思います。
シエロX1との間を埋めるシューズがあっても良い
HOKAのラインナップでは最速モデル(シエロX1 3.0、ロケットX3)の次がマッハX3になりますが、ギャップがそこそこ大きいです。
先ほどレビューしたようにマッハX3は安定感のあるスーパートレーナーなので、シエロX1との間を埋めるシューズが1足欲しくなります。
「マッハ」というモデル名と265gの重量にミスマッチもあり、もっとスピード感・軽快さを求めたくもなります(ソニックブラストと同様)。
シエロロードという軽量なモデルもありますが、厚さが33mmでプレートは非搭載で、カテゴリー違いのため比較対象にはしていません。
できればマッハX3の構成のまま厚さを40mm以下とし、PEBAフォームの割合を増やし、重量(27.0cm)が240g前後のシューズもあれば選択肢が広がると思います。
感触が良かったディヴィエイトニトロ4(Puma)の推進力にタイプが近いと感じているので、よりアグレッシブなスーパートレーナーとして人気が出る気がします。
マッハX3は安定感や脚への優しさで良さがありますが、強い推進力・軽量性を求める方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。
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マッハ6との違い
通常モデルのマッハ6との違いを解説します。
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|---|---|---|
| Mach X 3 | Mach 6 | |
| ¥25,300 | 定価 (税込) |
¥17,600 |
| 265g | 重量 (27.0cm) |
232g |
| 44mm | 厚さ | 37mm |
| 5mm | ドロップ | 5mm |
| PEBA + SCF EVA + Pebax Plate | ミッド ソール |
SCF EVA |
商品画像の引用元:www.hoka.com
マッハX3とマッハ6の共通点はSCF EVAを使っていることくらいで、カテゴリーは全く異なります。
マッハ6は厚さが37mmと厚すぎず、SCF EVAのみを使用し、プレートを内蔵していないためよりシンプルです。
マッハX3と比較すれば推進力はないですが、軽量でレスポンスが良いため軽快にペースが上がります。
デイリートレーナーとしてはスピードが出るので、そこそこコスパが高いシューズといえます。
マッハX3はスーパートレーナーとしてはデイリー寄りと書いてきましたが、マッハ6と比べれば推進力もロッカーも強く、少しでも助力をもらいたいならおすすめです。
フルマラソンなどレースを考えているなら、まずはマッハX3から検討してみるのが良いと思います。
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どんなランナーにおすすめ?
マッハX3は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- スーパートレーナーかつ安定感も求めている
- 性能を求めつつ脚への負担も考慮したい
- レース後半の失速が不安
- マッハ6では推進力が物足りない
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- 強いバウンス感で進みたい
- 高強度のトレーニングで使いたい
- マッパ6と同等の軽さを想像している



