【Puma】ディヴィエイトニトロ4 レビュー│アグレッシブな準エリートモデル
プーマのディヴィエイトニトロ4は、カーボン強化プレートを内蔵したスーパートレーナーです。
プーマは本モデルも含めて軽量化・高反発化が進み、競争力のあるモデルが増えてきています。
本記事ではディヴィエイトニトロ4の特徴・性能について解説し、実際の使用感をレビューしていきます。
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| メーカー別 | |
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| 用途別 |
目次
ディヴィエイトニトロ4 基本情報
- 発売日:2026/1/23
- 定価(税込):¥22,000
- 重量:250g(27.0cm), 222g(25.5cm)
- 厚さ:38mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:Nitro Foam + Carbon Blend Plate
- カテゴリー:レーシング
- 主な用途:ロードレース・マラソン(サブ3.5~サブ5)、インターバル、LT走、ロング走、ジョギング
- アグレッシブな推進力
- レスポンスが速い
- 約15g軽量化
- 準エリートモデルとしては高性能
- 前足部がやや広い
ディヴィエイトニトロ4の特徴
ソール構成・クッション
ディヴィエイトニトロ4はスーパートレーナーに分類され、レース・トレーニングで活躍するシューズです。
ミッドソールは単にニトロフォームと記載されていますが、2層構成で異なる配合のフォームを組み合わせています。
上層はスーパーフォームに使用されることが多いPEBA製で、下層もPEBAをブレンドした材質とされています。
ショアA硬度(5回平均値)を測定してみると、上層が34.0HA、下層が39.0HAでした。
左右にスライド可能です。
触ってみても明らかに硬度は異なり、上層はしっかりと弾力感が伝わってきます。
上層はニトロフォームエリートと記載していても良いくらいで、スーパーフォームと考えて問題ないと思います。
また2層のフォームの間には、カーボン強化プレートが内蔵されています。
エリートモデルのツヤがある純粋なカーボンプレートと異なり濁っているような質感で、硬すぎず程良い柔軟性があります。
厚さは公表値が38mmとされていますが、実測値では33.6mmでした。
公表値ベースでは厚さが1mm減少しているものの、ドロップは2mm削減されているため、前足部は1mm厚くなる計算になります。
実測値は公表値よりも4mmほど薄い結果となりましたが、最近は35mm前後のシューズも操作性・ピッチの上げやすさを重視する際に選ばれることが多い印象です。
重量
重量は公表値(27.0cm)が250gで、25.5cmサイズで実測222gでした。
実測値ではアディゼロSL2(Adidas)、ネオコスモ(Mizuno)と同じくらいの重量でした。
このことから、公表値は250gとされているものの実際は5〜10g程度軽いのでないかと思います。
仮に250gだったとしても前作(3代目)から15gほど軽量化されており、スーパートレーナーとして若干重かったイメージは払拭されています。
実走レビュー
サイズ感・履き心地
25.5cmサイズにおける内寸の測定結果は以下のようになりました。
記事執筆時では内寸のデータは多くはなく収集中ではありますが、全長は間違いなく平均値を上回っていると思われます。
緩すぎる程ではないですが、普段のサイズではつま先にかなり余裕がありました。
また幅もスーパートレーナーとしては広く、特につま先周りは余裕を持った設計になっています。
前足部はもう少し狭くても良いと思いましたが、かかと周りはしっかり固定されるためブレることはありませんでした。
エンジニアードメッシュアッパーはシュータンも含めて全体的に光を透過しており、軽量で通気性も抜群です。
つま先部分はウーブンメッシュではありますが、目が粗いためか伸縮性があり、柔らかい質感で快適な履き心地でした。
ロッカーと反発力の連携が快適
下層のニトロフォームがしっかりとしているため、安定感がありつつロッカーが強く感じられます。
ロッカーで転がりつつ上層のニトロフォームで反発力をもらえる構成で、積極的に推進力で前に押される感覚でした。
反発力が高い上層はシューズの前方にいくほど割合が増えていくため、前〜中足部で踏み込むと恩恵が受けやすいです。
逆にかかとから接地した場合はロッカーで十分転がる前に蹴り出してしまうため、フォームの反発力ももらえずに性能を引き出せない印象でした(安定感はあるので走りづらくはないです)。
ペースは3分15秒(/km)くらいまでなら快適に使えそうでした。ロッカーと反発力を活かせれば積極的に推進力が生まれるため、快適にテンポ良く走れます。
例えるならファストアール3・アディオスプロ4(Adidas)をマイルドにしたようなイメージですが、それでも前に押される感覚はそこそこ強いです。
レーシングモデルを履いてる感があるため走っていて楽しく、多くの方が良い感触を得るようなライド感だと思います。
高速ペースになると重量や反発力の物足りなさは気になり始めますが、大半のペース域に対応できるためトレーニング用としても幅広く活躍できると思います。
準エリートモデルとしては高性能
硬度が異なる2層フォームを採用した準エリートモデルは他社製品にも多いですが、その中ではアグレッシブでレベルが高いシューズに感じます。
下層は安定感があるとはいっても、ボストン13(Adidas)、S4+(Asics)ほどしっかりとしたベースではなく、程良く沈みエネルギッシュに感じます。
かといってネオビスタ2(Mizuno)、ズームフライ6(Nike)のようなバウンス感が特徴でもないため、ペース域はそこそこ広く扱いやすさがあります。
エリートモデルではないけど、安全側に置きに行っている感もなく、立ち位置ではサブ3.5レベルのシューズといえます。
同列のシューズを挙げるならアディゼロEVO SL(Adidas)、ソニックブラスト(Asics)あたりで、その中でもやはりロッカーが特徴的です。
また、スーパートレーナーとしては厚すぎずレスポンスが良いため、ピッチの上げやすさもメリットだと思います。
LTペースくらいまでなら出力を抑えて軽快に走れるため、レース(〜サブ3.5)/トレーニング用に考えているなら有力な候補になるはずです。
ディヴィエイトニトロ3との違い
改めて、ディヴィエイトニトロ4と3の違いを解説します。
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|---|---|---|
| Deviate 4 | Deviate 3 | |
| ¥22,000 | 定価 (税込) |
¥22,000 |
| 250g | 重量 (27.0cm) |
262g |
| 38mm | 厚さ | 39mm |
| 8mm | ドロップ | 10mm |
| Nitro Foam (2種) + Carbon Blend Plate | ミッド ソール |
Nitro Foam Elite + Nitro Foam + Carbon Blend Plate |
商品画像の引用元:jp.puma.com
ミッドソール上層が通常のニトロフォームになりましたが、明らかに下層よりも弾力感があり、構成自体は変わっていません。
フォーム名だけではダウングレードに見えてしまいますが、むしろシューズ全体の弾力感は増しています。
軽量化も合わせてペース域が速い側にシフトし、より性能に比重を置いたアップデートがされたといえます。
安定感は前作のほうがありますが、今作も大きく沈むほどではないため、低速域でも扱いづらさはそこまで感じません。
定価は元々2万円を超えていたためか値上げはされておらず、性能を求めるなら4代目を選ぶことをおすすめします。
どんなランナーにおすすめ?
ディヴィエイトニトロ4は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 積極的に推進力をもらって進みたい
- レスポンスの速さも重視したい
- サブ3.5を狙うレーシングシューズを探している
- サブ4モデルでは推進力が物足りない
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- フラットに安定する接地感が好み
- 高速ペースのために前足部までしっかりホールドされたい





