【Puma】マグマックスニトロ2 レビュー│マックスクッションの標準形
プーマのマグマックスニトロ2は超厚底ソールを備えたマックスクッションモデルです。
初代モデルから軽量化されたうえに値下げもされており、その性能が気になっている方は多いと思います。
そこで本記事ではマグマックスニトロ2の特徴・使用感について、他社製品との比較も交えつつレビューします。
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目次
マグマックスニトロ2 基本情報
- 発売時期(国内):2026/1
- 定価(税込):¥22,000
- 重量:275g(27.0cm), 246g(25.5cm)
- 厚さ:46mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:Nitro Foam
- カテゴリー:マックスクッション
- 主な用途:ジョギング、ロング走、リカバリー、ロードレース・マラソン(サブ5〜完走)
- 超厚底ソールを活かしたクッション
- 同カテゴリーでは軽量
- 弾むような楽しいライド感
- 2,200円値下げ
- フォームの反発力は強くない
マグマックスニトロ2の特徴・スペック
ソール構成・クッション
マグマックスニトロ2は超厚底ソールを備えたマックスクッションモデルで、ジョギングをはじめマラソン完走・リカバリーなどで活躍します。
プーマのクッションモデルにはマグニファイニトロ3もありますが、国内では超厚底のマグマックスニトロのみに絞られました。
ミッドソールにはニトロフォームが使用されており、厚さは公表値が46mmで、測定値は43.2mmでした。
公表値よりもやや薄い測定結果になりましたが、超厚底ソールであることには変わりません。
マックスクッションモデルの中から探しても、ここまで厚いシューズは多くありません。
ソールのショアA硬度の測定値は、5回平均値が32.1HAでした。
ものすごく柔らかい質感ではありませんが、平均値を大きく下回る数値でした。
数年前のモデルであるマグニファイニトロ2のニトロフォームは37.0HAだったため、同じ名前でも明らかに材質は異なります。
反発力(鉄球落下試験)
反発力の簡易的な指標として鉄球を1mの高さから自由落下させ、反発時の高さを測定しました。
結果はインソールありで39.5cm、インソールなしで42cmで、平均値を少し下回りました。
超厚底ソールなので履いてみると弾む感覚はありますが、フォーム自体の反発力は高くはないといえます。
ヴェロシティニトロ4やディヴィエイトニトロ4もニトロフォームですが、同じ名前でも材質は明らかに異なります。
ただしマックスクッションモデルには強力な反発力は不要で、競合製品もこの程度の反発力に抑えられることが多いです。
重量
重量は公表値が275g(27.0cm)で、実測値(左右平均)は246g(25.5cm)でした。
初代モデルから約15g軽量化されていますが、アウトソールの削減やフォームの改良が影響していると思われます。
対厚さ比で考えればかなり軽量となり、一般的なデイリートレーナーとして考えても平均的な重量です。
サイズ感(内寸・外寸)
25.5mmサイズにおける内寸(全長・前足部高さ・前足部幅・後足部幅)の測定結果は以下のようになりました。
全長が261mmとやや長いですが、甲の部分の締め付けが強いため、普段のサイズで良いと思います。
シュータンが薄く伸びる素材でぴったりフィットするので、普段履きとしてはややタイトに感じるかもしれません。
外寸(アウトソールの幅)の測定結果は以下のようになりました。
マックスクッションモデルなので、安定感のために接地面積はかなり広いです。
特に後足部は現地点で最大の測定結果となり、平均値を10mmほど上回っています。
厚さも含めて巨大な見た目をしているので、そのギャップからも軽く感じられると思います。
実走レビュー
バランスの良いパラメータ設定
他社製品も含め厚さ40mm超のマックスクッションモデルは増えていますが、マグマックスニトロ2はバランスが良いパラメータ設定であると感じます。
まずソールの硬度はカテゴリー内では平均的で、柔らかいものの極端に沈むほどではありません。
ボンダイ9(HOKA)・ゲルニンバス28(Asics)よりは柔らかく、ボメロプラス(Nike)・1080v15(New Balance)よりはしっかりしています。
ソールのロッカー形状も平均的で、それなりに楽に走れますが、強制される感覚ではありません。
反発力は落下試験通り強力ではないですが、厚みがあるためふわっと弾む感覚があり、ある程度は推進力に変換されています。
ノヴァブラスト5(Asics)をそのまま厚くしたようなイメージに近く、楽しく走れる要素もあります。
このようにバランスが良く程々にバウンス感もあるため、とりあえず厚底で脚に優しいシューズが欲しいと考えているなら、期待を裏切らない(想像から外れない)シューズになると思います。
カテゴリー内では軽さが強み
ここまでパラメータのバランスが良いと書いてきましたが、重量はカテゴリー内では最軽量の部類に入ります。
過去モデルのマグニファイニトロ2は厚さが40mmでしたが、それより6mm厚底なのに実測で13g軽量です。
最近のプーマのシューズは軽量化+性能アップが凄まじく、一気に競争力のある製品が増えていると感じます。
他社製品ではゲルニンバス28やボメロプラスが280g前後(27.0cm)で軽量ですが、それすら数グラム下回っています。
スーパートレーナーまで範囲を広げれば軽量化の余地はまだまだありますが、用途を考えれば十分すぎる軽さです。
反発力は強くはないと書いたものの、超厚底ソールと軽さのおかげでペースはそこそこ上がります。
もちろん一番快適なのはリカバリーペースではありますが、4分台前半(/km)くらいまでなら全く苦になりません。
シューズのカテゴリー的にはスピードを出す場面は多くないですが、走行時に少しでも重量を感じないのは嬉しい点になると思います。
どんなランナーにおすすめ?
マグマックスニトロ2は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 超厚底ソールのクッションでダメージを抑えたい
- 安定感とのバランスも考えたい
- 同カテゴリー内なら軽い方が良い
- ふわっと弾む感覚で楽しく走りたい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- ニトロフォームの反発力に期待している
- 中足部がタイトなアッパーは避けたい

