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【Asics】バーサブラスト4 レビュー│下位モデルでもそこそこ柔らかい

バーサブラスト4 レビュー

 アシックスのバーサブラスト4(Versablast 4)は、ブラストシリーズの下位モデルで定価は10,000円を下回っています。

 スポーツショップ以外で見かけることも多く、その性能が気になっている方は多いと思います。

 そこで本記事では、バーサブラスト4の特徴・使用感について、上位モデルのダイナブラスト5と比較しながらレビューします

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バーサブラスト4 基本情報

バーサブラスト4 外観
  • 発売時期:2025/1
  • 定価(税込):¥9,350
  • 重量:275g(27.0cm), 250g(25.5cm)
  • 厚さ:37.5mm(M), 36.5mm(W)
  • ドロップ:8mm
  • ミッドソール:AmpliFoam Plus
  • カテゴリー:ニュートラル
  • 主な用途:ジョギング、ウォーキング、タウンユース、ロードレース・マラソン(サブ5〜完走)
メリット
  • 価格帯を考えれば強いクッション
  • 上位モデルと同等の厚さ
  • シンプルでクセがない
  • 普段履きとの相性も良い
デメリット
  • バウンス感はぼやけている
  • 推進力は強くない

バーサブラスト4の特徴・スペック

ソール構成・クッション

バーサブラスト4 ミッドソール

 アシックスのブラストシリーズといえば弾む感覚が特徴で、性能のみならず楽しいライド感で人気が高いシリーズです。

 記事執筆時では5モデルあり、上位からメガブラスト・スーパーブラスト3・ノヴァブラスト5・ダイナブラスト5・バーサブラスト4となります。

 バーサブラストは下位モデルのため、ミッドソールには安価なAmpliFoam Plusが使用されています。

 ソールのショアA硬度は、5回平均値が35.4HAでした。

バーサブラスト4 ソール硬度

       安価なシューズは40HA近くになることが多いので、価格帯を考えればかなり柔らかいといえます。

       数値上ではありますが、上位モデルのダイナブラスト5よりも柔らかい結果となっています。

       厚さは公表値が37.5mmで、実測値は36.4mmでした。

      バーサブラスト4 厚さ

           前作のバーサブラスト3は32.5mmだったため、5mmも厚くなったことになります。

           10,000円前後には30mm前後の部活用モデルが多いので、この感覚からしても十分な厚さに感じられます。

          反発力(鉄球落下試験)

           反発力の簡易的な指標として鉄球を1mの高さから自由落下させ、反発時の高さを測定しました。

               結果はインソールありで35.5mm、インソールなしで47.5mmで、インソールの有無で大きく異なる結果となりました。

               (インソールは着用することで接着が安定する仕様でなので、購入直後は取り外すことができました。)

               落下地点の材質に大きく左右されるため参考的な指標になりますが、インソールなしでは想像以上に跳ねました。

               ただし、インソールを剥がした部分がやや硬く、ここがプレートのように上手いことしなることで、跳ねやすくなっている(試験との相性が良い)ように見えました。

              バーサブラスト4 インソール

                 逆にインソールありではほとんど跳ねていませんが、これはOrtholite(スポンジ材料)の安いグレードを使っているからだと思われます。

                 インソールの厚さも5.1mmとかなり厚めだったので、大きくは圧縮するものの復元は鈍いような感覚です。

                重量

                 重量は25.5cmワイドサイズで実測250gでした。グラフは通常幅と重量がほとんど変わらない前提で記載しています。

                バーサブラスト4 重量

                     27.0cm公表値は260gですが、実測値や小売店のデータも参照すると、実際は275gほどあると思われます。

                     薄かった前作からは当然重くなっていますが、ジョギング用としては平均的で、スニーカーとしては軽いです。

                     ブラストシリーズでは最も重いですが、これはAnpliFoam Plusの密度が低くはないためだと思われます。

                    サイズ感(内寸・外寸)

                     25.5mmサイズにおける内寸(全長・前足部高さ・前足部幅・後足部幅)の測定結果は以下のようになりました。

                    バーサブラスト4 着用写真

                             事前に幅が少しタイトという情報を見ていたことと、普段履き兼用として考えていたため、ワイドサイズ(3E)を購入しています。

                             実際にワイドサイズでも幅は平均的で、そこまで広いようには感じませんでした。

                             ただし前足部に高さがあるため窮屈さは一切なく、アッパーも柔らかいため普段履きとしては快適です。

                             基本的には普段のサイズでOKで、普段履きがメインであればワイドサイズを検討するくらいで良さそうです。

                             外寸(アウトソールの幅)の測定結果は以下のようになりました。

                            バーサブラスト4 アウトソール

                                 ブラストシリーズは安定感のために前足部の接地面積を広く取ることが多いですが、バーサブラスト4は平均的な広さでした。

                                 ただし上位モデルほど跳ねる訳ではないので、重量増加するくらいなら今の幅が丁度良いと感じます。

                                 アウトソールはブラストシリーズ特有の中央が孤立した形状で、バウンス感が得られやすいように工夫しています。

                                実走レビュー

                                バウンス感というよりふわっと感

                                バーサブラスト4とダイナブラスト5

                                (手前)バーサブラスト4 (奥)ダイナブラスト5

                                 落下試験の結果通りではありますが、インソールがかなり柔らかく、反発よりもクッションの印象が強いです。

                                 安いシューズにありがちですが、クッション(圧縮量)の大半をインソールが占めているような感覚です。

                                 インソールは復元速度が遅いため、バウンス感というよりはふわっと感で、反発力よりもクッションに変換されています。

                                 フォームよりもインソールの存在感が強いため、表面的なクッションだけでいえば上位モデルと同等以上に感じられます。

                                 インソールの抜いた性能はどうかというと、AmpliFoam Plusの反発力がそこまで高くはないため、大きくは変わらないと感じます。

                                 落下試験ではフォーム自体の反発力はありそうでしたが、実際に踏み込むと反応が鈍く、上位モデルのFF Blast, Turbo系のフォームとは質感が異なります

                                 それでも前作と比較すれば5mm厚底化されたことでクッションは大きく向上し、反発力も若干強くはなっているため用途は広がっています。

                                 前作までは薄くてバウンス感はほとんどなかったものの、今作はブラストシリーズとギリギリ呼べるくらいには性能アップしています

                                10,000円以下でクッションを求めるなら最適

                                バーサブラスト4 厚みのあるソール

                                 上位モデルと比較したためやや否定的な書き方になりましたが、同じ価格帯で考えれば普通に良いシューズです。

                                 特に優れているのがクッション性で、インソールに大きく頼ってはいるもののAmpliFoam Plus自体もそこそこ柔らかいです。

                                 10,000円以下で厚めのシューズとしてはデュラモスピード2(Adidas)、ダウンシフター14(Nike)あたりが挙げられますが、クッションはバーサブラスト4が一番強いです。

                                 反発力や体重移動のサポートはないため自分の力で走ることにはなりますが、フルマラソンまで対応できると思います。

                                 価格帯とクッションを考えれば競合製品はあまりなく、挙げるとすれば520v9(New Balance)が近いと思います。

                                 520v9の方がやや軽くてスピードが出ますが、やはりクッション性能ならバーサブラスト4が上回ります。

                                 あと数千円上げればもっとクッションのあるシューズはありますが、定価10,000円以下にこだわるのではあれば良い選択肢になると思います。

                                ダイナブラスト5との違い

                                 ここまで何度か比較で出してきた、1つ上のモデルであるダイナブラスト5との違いを解説します。

                                バーサブラスト4 ダイナブラスト5
                                Versablast 4 Dynablast 5
                                ¥9,350 定価
                                (税込)
                                ¥14,300
                                275g 重量
                                (27.0cm)
                                260g
                                37.5mm 厚さ 37mm
                                8mm ドロップ 8mm
                                AmpliFoam Plus ミッド
                                ソール
                                FF Blast Plus

                                 ブラストシリーズなので設計思想は共通で、どちらも厚めでバウンス感を促進するソール形状をしています。

                                 大きく異なるのがミッドソールで、ダイナブラスト5のFF Blast Plusの方が反発力が強いです。

                                 硬度はAmpliFoam Plusよりやや高めですが、スーパーボールのような質感でレスポンスが良く、スピード性能はバーサブラスト4を大きく上回ります

                                 ダイナブラスト5もインソールはOrtholiteですが、X-30というやや反発力のあるグレードのため、バウンス感はそこまで損なわれていない印象です。

                                 またバーサブラスト4と異なり接着されていないため、より弾力感のあるEVAインソール取り替えることも可能です。

                                 さらに、アウトソールはAHAR Loという耐摩耗性に優れたラバーを使用しているため、耐久性も上回ります。

                                 価格は値上げされて14,300円になりましたが、それでもシリーズでは最もコスパが高いと思っているので、あと数千円出せるなら検討してみてください。

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