【Asics】ダイナブラスト5 レビュー│ほぼノヴァブラスト3?同時に履いて比較

アシックスのダイナブラスト5は軽量でバウンス感が特徴のシューズです。
今まで目立ってはいないモデルでしたが、今作ではノヴァブラスト3とほぼ同じスペックとなり、気になっている方は多いと思います。
そこで本記事では、ダイナブラスト5とノヴァブラスト3を履き比べ、性能やライド感の違いをレビューします。
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目次
ダイナブラスト5 基本情報

- 発売時期:2025/2
- 定価(税込):¥13,200
- 重量:260g(27.0cm), 226g(24.5cm)
- 厚さ:37mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:FF Blast Plus
- カテゴリー:ニュートラル
- 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ3.5~サブ5)、軽めのスピード練習
- 実質ノヴァブラスト3の再販
- バウンス感とレスポンスの早さ
- 安すぎる価格設定
- 同価格帯では高スペック
- ノヴァ3よりは10gほど増量
ダイナブラストは今までノヴァブラストの下位モデルとして影を潜めており、存在すら知らなかった方もいるかもしれません。
注目度が低いからこそ安く手に入りやすい傾向があり、3年ほど前ですがダイナブラスト2を5,000円台で購入できたことがありました。
しかし、今作ではミッドソールがFF Blastから軽量のFF Blast Plusに変更され、かつノヴァブラスト3と全く同じ形状が採用されたことで(一部のファンから)注目度が高まっています。
世間一般的には、よりバウンス感の強い最新のノヴァブラスト5の方が人気だと思いますが、私は程良い硬さでレスポンスが早いノヴァブラスト3が一番好みです。
個人的な感覚にはなりますが、ある程度は接地感があった方がコンディションの把握・調整がしやすい印象があります。
周りの反応を見る限りでも、ノヴァブラスト3のファンが一定数いることは事実だと思います。
アシックスはそのことを察したのか、ダイナブラスト5をノヴァブラスト3に近づけ、実質再販した形となりました。
そして不思議なことに、2025年2月中旬頃からAmazonなどで購入可能になっていましたが、記事執筆時の3月現在でもアシックス日本公式サイトには掲載されていません。
上位モデルとしてのノヴァブラスト5の存在意義のためなのか、しばらくしたら公式サイトでも発売されるのかは分かりませんが、現在は知る人ぞ知るお宝シューズのようになっています。
ノヴァブラスト3との違い
まずはダイナブラスト5とノヴァブラスト3のスペックを比較します。
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Dynablast 5 | Novablast 3 | |
¥13,200 | 定価(税込) | ¥14,300 |
260g | 重量(27.0cm) | 253g |
37mm | 厚さ | 37mm |
8mm | ドロップ | 8mm |
OrthoLite | インソール | EVA |
FF Blast Plus | ミッドソール | FF Blast Plus |
Ahar Lo | アウトソール | Ahar |
商品画像の引用元:asics.com
まず嬉しいのは、ノヴァブラスト3よりも安い13,200円で販売されたことです。
シューズの値上げが進んでいるにも関わらず、大きくアップデートされたにも関わらず、ダイナブラスト4と同じ価格です。
13,200円のシューズとしては明らかに高スペックで、アシックスの他のモデルと比較しても説明がつかないレベルの安さです。
重量は約10g増加しました。これはノヴァブラスト3より安くなったことを正当化する理由として考えれば納得できる範囲かなと思います。
左右にスライド可能です。
アッパーは全体的に少し厚くなりました。薄くてザラザラ感のある素材から、足当たりの良いメッシュ素材になっています。
また、ペラペラだったシュータンにもパッドが追加されています(写真2枚目)。

他にも、アキレス腱との接触部が反った形状になりました。接触によるストレス・摩耗が軽減されるのは嬉しいです。
インソールは、平べったいEVA素材から、スポンジ系のOrthoLiteに変更されています。
OrthoLiteインソールはクッション性が高く、ゲルカヤノ・ゲルニンバスといったプロテクションカテゴリーで使用されることが多いです!
インソールによるライド感の違いについては、実走レビューの方に詳しく記載します。
アッパーの変更も併せて考えると、ノヴァブラスト3にクッション系シューズの要素を少しプラスしたような印象を受けました。

そして一番嬉しいポイントですが、ミッドソールは共通です。360度どこからみても同じです。
他社はフォームの名称が同じでも配合が大きく異なることがありますが、アシックスはそんなことはしないので安心感があります。
(例えば、リサイクル素材を加えてライド感が硬めになった場合には「FF Blast Plus Eco」と表記してくれます。)

アウトソールの素材は、Aharの低密度バージョンであるAhar Loに変更されました(ノヴァブラスト4,5と同じです)。
柔らかくグリップが向上し、アップグレードしたと考えて良いと思います。
ノヴァブラスト3の方が若干薄いように見えましたが、摩耗を考慮すればほとんど変わらない気がします。
実走レビュー
サイズ感・履き心地

ソールは共通ですが、アッパーが厚くなったためノヴァブラスト3よりも少し窮屈に感じました。
サイズを変えるほどではありませんでしたが、ノヴァブラスト3がきつめに感じていたなら0.5cm上げた方が良いと思います。
重量増加はアッパーの変更によるものなので、欲をいえば変えてほしくなかったものの、大きな差ではないので気になるほどではありませんでした。
インソールの違いは大きい

先ほど解説したように、ダイナブラスト5にはクッション性に優れたOrthoLiteインソールが使用されています。
写真のようにオレンジ色のスポンジの部分がそこそこ厚く、接地時にしっかりと圧縮します。

よりノヴァブラスト3に近づけるために、左足のみEVAインソールに取り替えて比較してみました。
同時に履き比べてみると違いは明らかで、見ていなくても判別可能くらいの差はあります。
EVAインソールの方はノヴァブラスト3と何ら変わらず、履き慣れているため安心感があります。
ゆっくり走るだけなら元のインソールで全然良いですが、ペースを上げていくと沈み込み・復元の遅さが気になり始めました。
どちらも良いところがあるので、ペースを気にせず長く走るならOrthoLite、流しを入れるなどスピードを上げたい場面はEVAインソールが適していると思います。
ノヴァブラスト3とほぼ同じ使い方が可能

ノヴァブラスト3はキロ4を切るくらいのペースまで幅広い用途で使っていましたが、ダイナブラスト5でも同じペース域で問題なく走ることができました。
少し重量が増してジョギング寄りになったものの、ミッドソールは全く同じで性能は大きく変わりません。
何なら、同時に履くとへたったノヴァブラスト3が薄く感じられ、新品のダイナブラスト5の方が弾みました。
新品なのでアウトソール中央部の膨らんでいる部分がしっかりと感じられ、この部分が大きく圧縮して反発が返ってきます。
そこそこ軽量で程良いクッションにバウンス感もあり、ノヴァブラスト3と変わらず万能なシューズです。
アッパーの変更に関しては、ダイナブラストは前提として下位モデルであり、ノヴァブラスト5のメンツを保つために、意図的にデイリー寄りの性能にしたようにも感じます。
ただし、レスポンスの早さでいえばダイナブラスト5の方が優れていて、最上位モデルのスーパーブラストに近いです。
コンセプトのバウンス感はノヴァブラスト5の方が強いもののスピードはダイナブラスト5の方が出しやすく、ちょっとした逆転現象が起きているように感じます。
それぞれ突出している部分が異なるため、今作は下位モデルというより派生モデルと考えたほうがしっくりときます。
私は同じ価格でもダイナブラスト5(ノヴァブラスト3)を選ぶと思うので、安く再販されたような感覚で得した気分になりました。
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どんなランナーにおすすめ?
ダイナブラスト5は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- ノヴァブラスト3が好みだった
- ノヴァブラスト5はクッションが強すぎる
- 接地からの反発は早い方が良い
- 安く万能なシューズが欲しい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- より強いバウンス感を楽しみたい(→ノヴァ5)
- ふかふかなクッションを想像している