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【ASICS】エボライド2、グライドライド2を比較!違いや特徴は?

 アシックスのENERGY SAVING SERIESエボライド2(EvoRide 2)グライドライド2(GlideRide 2)の比較をします。また、初代モデルとの違いも解説します。

全体レビュー

EvoRide 2 特徴 GlideRide 2 特徴

本記事では、商品に関する画像はASICS公式HPより引用しています。

 エボライドグライドライドは、アシックスのENERGY SAVING SERIESのシューズです。

 ENERGY SAVING SERIESは、その名の通り走行効率性に特化したシューズで、長い距離(ハーフ以上)を走るのに適しているシューズです。

 一番の特徴はガイドソールと呼ばれる曲線状のソールで、足が勝手に前に進むような感覚が得られます。

 これにより走行時のエネルギー消費が抑制され、ふくらはぎへの負荷が軽減されるようになっています。

 厚さは30mm以上あり結構ゴツいです。そのため、カーブは曲がりづらくトラックでの使用には適していません

エボライド2とグライドライド2の違い

EvoRide 2 GlideRide 2
進む感覚 ★★
クッション性 ★★
安定性 ★★ ★★
重量(27.0cm) 232g 285g
ドロップ 5mm 5mm
対象レベル サブ3~4 サブ4~完走

ASICS公式情報より作成

 アシックス公式では、エボライド2サブ3〜サブ4レベルグライドライド2サブ4〜完走レベルと紹介されています。

 これはエボライド2の方が前に進む感覚が小さく、使用者の脚力が必要になるためです(とはいってもエボライド2も前に進む感覚は結構あります)。

 その代わり重量(27.0cm)はグライドライド2が285gなのに対し、エボライド2は232gと軽いためスピードが出しやすいです。

 ドロップはどちらも5mmです。5mmは結構小さいですが、ガイドソールの役割で前傾するため小さめに抑えられている(前傾しすぎるのを防いでいる)のだと思われます。

初代モデルとの違い

エボライド2とエボライドの違い

エボライド2とエボライドの違い

 2代目のエボライド2は、重量(27.0cm)が235g初代モデルよりも17g軽量化されています

 軽くなった理由はミッドソールで、材質が反発力重視のFlyteFoam Propelから軽量性重視のFlyteFoamに変更されたためです。

 厚さは2mm増の34mmとなりました。これはFlyteFoamの方がクッション性が低く、その弱点を補うためだと思われます。

 ただしアシックス公式情報によると、初代モデルのクッション性はExtra、2代目はRegularとなっているため、初代モデルの方がクッション性は高いようです。

グライドライド2とグライドライドの違い

グライドライド2とグライドライドの違い

 ミッドソールの材質は、初代モデルは軽量FlyteFoamが使用され、クッション性が高いGELが後足部に内蔵されています。

 一方で、グライドライド2上側に軽量なFlyteFoam、下側に高反発で柔らかめののFlyteFoam Propelが配置されています。

 さらに2つの材質の役割を活かすため、間にはプレートが配置され厚さは2mm増の38mmとなっています。

 これにより全体的にゴツい印象になりましたが、初代モデルよりも前に転がる感覚は強くなりました

 また、重量は4g減の285gとなっています。ソールユニットは初代モデルよりも重いですが、アッパーを軽量化することで調整しています。

メタライドとの違い

 ENERGY SAVING SERIESにはもう1足、メタライド(METARIDE)というシューズがあります。

 サブ5〜完走レベルのシューズで、進む感覚(走行効率)、クッション性、安定性の全てがエボライドやグライドライドよりも高いです。

 ミッドソールは、反発性とクッション性のあるFlyteFoam Propelとクッション性に特化したGELの組み合わせとなっています。

 一番の特徴はゼロドロップ(ドロップが0mm)で、つま先部とかかと部の高低差がありません

 ゼロドロップの理由は、前に進む感覚が強すぎてドロップをつけると前傾しすぎてしまうためだと思われます。

 このようにメタライドは素晴らしい性能を持ったシューズですが、重量(27.0cm)306gと結構重いです。

 さらに、定価(税込)は驚異の29,700円で、アシックスで一番高いシューズになります。

 ターゲットである初心者ランナーは安さを重視の方が多いと思いますが、進む感覚がすごいので一度履いてみると欲しくなるかもしれません。

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まとめ

 グライドライド2エボライド2の特徴・違いをまとめると以下のようになります。

  • 走行効率に特化していて長い距離(ハーフ以上)を走るのに適している
  • 対象レベルはエボライド2サブ3〜4グライドライド2サブ4〜完走
  • 重量エボライド2の方が50gほど軽く、スピードが出しやすい
  • グライドライド2の方が前に進む感覚やクッション性は高い