【ASICS】グライドライド3 詳細情報|FF BLAST+採用でクッションアップ!
アシックスのマラソンシューズであるグライドライド3の特徴・用途をレビューします。前作のグライドライド2との違いについても解説します。
商品概要
- 定価(税込): ¥17,600
- 重量: 266g(27.0cm)
- 厚さ: 40mm
- ドロップ: 6mm
- ミッドソール: FF Blast Plus + FF Propel + EVA Plate
- 主な用途: ジョギング(ロング◎)、ハーフ~フルマラソン(サブ4~完走)
楽に長く走ることをコンセプトに開発されたモデルで、特にサブ4~サブ5を目指すランナーにおすすめです。今作ではミッドソール上層にFF Blast+が採用されてクッション性が高くなりました。
つま先が反りあがった形状(ガイドソール)が特徴で、転がるように前に進む感覚が得られます。ランニングエコノミー(走行効率性)が高くなるため、長い距離を走る場面が最適です。
アシックスの代表モデルであるゲルカヤノ28、GT-2000 10も同レベルの似たシューズですが、こちらは安定性も重視しているためデイリートレーナーとしての位置付けが強いです。
重量は、アシックス海外サイトでは266gと記載されていますが、国内サイトでは約280gとなっています。本記事では、海外サイトの値を掲載しています。
ミッドソールの特徴
商品画像の引用元:asics.com
ミッドソールは前作と同様に2層構造となっています。上層はFF Blast+、下層はFF Propelという材質ですが、どちらもクッション性と反発力に優れた材質です。
FF Blast+の方が柔らかいため、下層のFF Propelは応答性を高める役割がありあります。沈み込み過ぎるのを防止して、ある程度スピードに乗りやすくしているイメージです。
2層のミッドソールの間には、EVA樹脂のプレートが内蔵されています。カーボンプレートよりも柔軟性があるため扱いやすく、初心者でも履きこなせるように設計されています。
プレートの役割はガイドソールの形状を保つことです。これにより自然と足が前に進み、体重移動がサポートされます。
前に進む感覚が結構強くて慣れるまで時間がかかる場合があるので、レース前に数回使用することをおすすめします。
グライドライド2との違い
商品画像の引用元:asics.com
グライドライド2との大きな違いは、ミッドソールのFlyteFoamがFF Blast+に変更されたことです。
FlyteFoamの方がやや硬く安定性が高いですが、クッション性と反発力はFF Blast+の方が高いです。
転がる感覚はグライドライド3の方が強いです。これは、FF Blast+の方が柔らかいことと、ドロップが1mm高くなったことが要因です。
重量は、グライドライド3の方が15g以上軽いです。やや速いペースまで対応可能となり、用途が広がりました。
以上より、グライドライド3は前作よりも軽量でクッション性と反発力が高くなったため、よりレースで使いやすくなったといえます。
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エボライド2との比較
商品画像の引用元:asics.com
エボライド2とグライドライド3はどちらもEnergy Return Seriesに分類され、ガイドソールによる転がる感覚が特徴のモデルです。
エボライド2の重量は232gと軽量で、グライドライド3と比べてスピードの出しやすさが特徴的です。
ジョギング・スピード練習・レース(5km~フルマラソン)と幅広く使用可能で、実売価格は10,000円以下のことが多く、非常にコストパフォーマンスに優れています。
ミッドソールには軽量性と耐久性に優れたFlyteFoamが使用されていますが、FF Blast+を使用したグライドライド3よりもクッション性と反発力は低いです。
ガイドソールの効果(前に進むような感覚)も小さく、ある程度ランナー自身の脚力が必要になります。フルマラソンで使用する場合はサブ4レベルが目安になります。
まとめ
グライドライド3の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- サブ4〜完走レベルにおすすめのマラソンシューズ
- ガイドソールの効果で楽に長く走れる
- FF Blast+採用でクッション性・反発力アップ
- 前作よりも20g軽い