【厚底vs薄底vsスパイク】100m全力で走ってみた
スパイクを履くとどれくらい足が速くなるのか気になったので、全力で走って厚底シューズや薄底シューズと比較してみることにしました。
使用したシューズ
メーカー差が出ないように全てナイキのシューズを使用することにしました。
①【ジョギング用】ズームペガサス34
実測241g(25.0cm)でした。アキレス腱に当たる部分をカットしていますが今回使用したシューズの中では一番重いです。
ズームペガサスはフルマラソンでサブ4レベルのシューズで、普段は緩めのジョギングのときに使っています。
スピード練習で使用するようなシューズではないため、一番タイムが遅くなると思われますが比較のために使用しました。
②【厚底】ヴェイパーフライNext%
実測165g(25.0cm)でした。普段はロードレースでしか使用していません。
厚底は薄底に比べるとスピードが出しにくいイメージがありますが反発でどこまで補えるのか楽しみです。
③【薄底】ズームストリークLT3
実測127g(25.5cm)でした。ナイキの数少ない薄底シューズです。ズームストリークよりも薄く厚さが25mmを切っているので、800m以上のトラックレースでも使用可能なシューズです。
ズームマトゥンボというスパイクのピンがないバージョンみたいなシューズでスピードはかなり出しやすいはずです。
④【スパイク】ズームヴィクトリー3
実測108g(25.5g)でした。ナイキの中距離用スパイクで、3000m以下のレースで使用しています。もともと7mmのニードルピンですが練習用として5mmの平行ピンに付け替えています。
普段の練習内容からするとシューズよりも速くなるのは確実だとは思いますがどれくらい変わるのか気になります。
比較方法
200mくらい走って比較したかったのですが本数を重ねるごとにタイムが遅くなってしまうと比較が難しいので、ダメージが残りにくいと思われる100mを全力で走って比較することにしました。
順番は、ズームペガサス34 → ヴェイパーフライ → ズームストリークLT3 → ズームヴィクトリー3 → ズームペガサス34(2回目)としました。
ズームペガサスを1回目と5回目で使ったのは、疲労でタイムが落ちてないか確認するためです。
検証結果
結果は以下の通りです。
本数 | 種別 | シューズ | タイム |
---|---|---|---|
1 | ジョグ用 | ペガサス34 | 13"31 |
2 | 厚底 | ヴェイパーフライ | 12"81 |
3 | 薄底 | ストリークLT3 | 12"92 |
4 | スパイク | ヴィクトリー3 | 12"86 |
5 | ジョグ用 | ペガサス34 | 13"51 |
結論からいうと、ジョギングシューズのズームペガサスが最もタイムが遅く、他の3足は明確な比較ができませんでした。
100m5本くらいならノーダメージで行けると思ってましたが、3本目あたりから動いてない感じがありました。実際、1本目と5本目は同じシューズ(ズームペガサス34)なのに0.2秒タイムが落ちていました。
当日の気温も7℃と低く、5本走り終わった頃には指の感覚がなくなっていました。5本走り終わったあと追加練習で250mと200mを走りましたが普段より2,3秒遅くなっているくらいボロボロでした。
まとめ
本数を重ねるごとにタイムが落ちてしまって正確に比較できなかったのが残念でした。
春になって気温が高くなったらリベンジしようと思います。そのときは使用するシューズの順番を今回と逆にするか、100mではなく60mで比較するなどしようと思います。