【ASICS】ターサーエッジ3レビュー│エッジ2との違いも解説
★2021/12/13更新:一部内容を修正しました。
アシックスから発売されたターサーエッジ3の特徴・用途を解説します。前作のターサーエッジ2との比較も行います。
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全体レビュー
本記事では、商品に関する画像は各社公式HPより引用しています。
ターサーエッジ3は2019年から続くターサーエッジシリーズの3代目のモデルです。ターサーシリーズの中では最もトレーニング向きです。
ターサーシリーズには、エッジシリーズの他にRPシリーズがありますが、簡単にまとめるとRPの方が反発が高く、エッジの方がクッション性が高いです。
ターサーエッジ3の主な用途は、サブ3.5前後のレベルのランナーのスピードトレーニング・レースです。
今までのターサーシリーズよりもクッション性が高いため、5km~フルマラソンまで対応できます(一番のおすすめはハーフマラソンです)。
部活でも様々なシーンで活躍します。アップやドリルでも使えますし、キロ3分半前後までのペース走でも使えます。
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ターサーエッジ2との違い
ターサーエッジ3の厚さは約27mmで、エッジ2よりも2mm程増しました。クッション性は高くなりましたが、重量は20g程増加しています。
ミッドソールの材質は、エッジ2は反発力重視のFlyteFoam Propelでしたが、エッジ3では軽量性重視のFlyteFoamに変わりました。
FlyteFoamを採用した理由は、厚さが2mm増したことによる重量増加を最小限に抑えるためだと思います。
また、アウトソール前足部にも大きな変更がありました。
エッジ2ではDUOSOLEと呼ばれるテトラポット形状が並んでいましたが、エッジ3はDUOSOLEがつながった六角形状の3D TETRA SOLEになりました。
どちらもグリップ力に優れた技術ですが、3D TETRA SOLEの方が耐久性があるためグリップ力が持続します。
さらに外側(斜線の切れ込みがある部分)は、濡れた路面でもグリップ力を発揮するASICSGRIPが採用されています。
外側から先に接地するためASICSGRIPには安定感を高める役割があり、3D TETRA SOLEは強い蹴り出しを生み出す役割があります(ミズノのデュエルソニックと似ています)。
まとめると、エッジ3は重量が少し増したものの、クッション性もグリップ力(接地感)が高くなり、よりトレーニングに適したシューズになったといえます。
ライトレーサー3との違い
ターサーエッジ3はターサーシリーズの中でもクッション性が高いと解説しましたが、それならライトレーサーと同じではないかと思う方もいると思います。
実際はそうではなく、やはりターサーエッジ3の方がスピードが出しやすいです。重量を見れば分かる通り、ターサーエッジ3の方が30g程軽いです。
ターサーエッジ3の方が軽い理由は、ミッドソールに軽量性重視のFlyteFoamが使用されているためです。ライトレーサー3は反発力重視のFlyteFoam Propelが使用されています。
また、アッパーもターサーエッジ3の方が軽いです。ライトレーサー3は部活など様々なシーンで履くことを想定されているため、ある程度の重量はあるものの耐久性には優れています。
まとめ
ターサーエッジ3の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- ターサーシリーズの中では最もトレーニング向き
- 前作よりもクッション性と接地感が増した
- サブ3.5前後のランナーや部活生におすすめ
- 主な用途はスピード練習・レース(5km~フルマラソン)