【Adida】アディゼロボストン11 詳細情報│アッパーの改良で10gの軽量化 – Unattached Runner
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【Adida】アディゼロボストン11 詳細情報│アッパーの改良で10gの軽量化

 アディゼロボストン11特徴・用途をレビューします。前作のボストン10アディゼロジャパン7との比較も行います。

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【Adidas】アディゼロボストン12詳細情報│約15gの軽量化!ジャパン8との違いは?

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アディダスの厚底トレーニングモデルであるアディゼロボストン12の特徴・用途をレビューします。旧モデルのボストン11、ジャパン8との比較も行います。

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商品概要

スペック

  • 定価(税込): ¥17,600
  • 重量(27.0cm): 270g
  • 厚さ: 39.5mm
  • ドロップ: 8.5mm
  • ミッドソール: LightStrike + LightStrike Pro + Energy Rods
  • 主な使い道: ジョギング、ハーフ〜フルマラソン(サブ3.5〜サブ5)、テンポ走、ロングインターバル、部活用(中長距離)

 2019年頃からランニングシューズは厚底化が進み、従来のレーシングフラット(薄底シューズ)は少なくなりました。

 アディゼロボストンも時代の流れには逆らわず、10代目から急激に厚くなりました。11代目となる今作は、ボストン10のマイナーチェンジモデルとなります。

 9代目以前のモデルとは見た目は全く異なるものの用途は大きく変わらず、ジョギング~レースまで幅広く使用可能です。

アッパー

アディゼロボストン11 アッパー

商品画像の引用元:shop.adidas.jp

 アッパーにはアディダス最薄・最軽量2 LAYER SUPERLIGHT MESHが使用されています。

 透けるほど薄く、重量は前作(ボストン10)から10g程度軽くなりました。特に、かかとの部分が軽量化に貢献した箇所だと思います。

 ボストン10ではかかとが厚めのパッドで覆われていましたが、ボストン11では薄く硬めの素材になりました。

 また、内側にパッドが追加されてフィット感が向上しました。分かりやすくいえば、ヴェイパーフライ(NIKE)とほぼ同じ構造です。

ソールユニット

アディゼロボストン11 ミッドソール

商品画像の引用元:shop.adidas.jp

 ミッドソール上層は、高いクッション性反発力を有するLightStrike Proが使用されています。

 また、下層安定性耐久性に優れたLightStrikeが配置されています。上層のLightStrike Proよりも硬い材質です。

 さらに、推進力を高めるため前足部にはグラスファイバー製5本指形状バー(Energy Rods)が内蔵されています。

 カーボンよりも密度は1.5倍ほど高いですが、柔軟性を有するため幅広いレベルのランナーが扱えるメリットがあります。

 アウトソールには、高いグリップ力を有するContinentaラバーが使用されています。

 アディダス大半のシューズに採用されていて、路面や天候の影響を受けにくい特徴があります。

おすすめの用途

 基本的にはジョギングでの使用となりますが、他にもランナーのレベルによって様々な使い方に対応できます。

 初~中級者レース・トレーニングでの使用もおすすめです。距離はハーフマラソン以上がおすすめで、10km以下なら軽量なアディゼロジャパン7も選択肢です。

 他にも、ロング走・テンポ走といった長距離寄りのトレーニングにもおすすめです。

 ハーフマラソンのレースペースまでの使用がおすすめで、それ以上のペースでは重く感じられるかもしれません。

 上級者は練習・レース前のアップで履くことも多いです。特に、ロードレースの選手にとってはレース用の厚底シューズと感覚が近いことがメリットになります。

前作(ボストン10)との違い

アディゼロボストン11と10の違い

商品画像の引用元:shop.adidas.jp

 ボストン11と10の違いはアッパーのみです。アディダス最薄・最軽量の2層メッシュとなり、重量は10g程度軽量化され、通気性が向上しました。

 また、かかと部分を内側から固定できるようになり、ホールド力も向上しました。よりレース向きになったといえます。

 ミッドソールアウトソールの変更はありません。このため、乗り心地はボストン10とほぼ同じです。

 以上より、レーストレーニングではボストン11が向いていますが、デイリートレーナーとして使うなら型落ちのボストン10でも良いと思います。

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アディゼロジャパン7との違い

アディゼロボストン11とジャパン7の違い

商品画像の引用元:shop.adidas.jp

 アディゼロボストン11ジャパン7も、レース用としてはサブ3.5〜サブ5向きの似たシューズです。

 ただし、トレーニング用としての側面で見ると、軽いジャパン7の方が用途が広いです。

 特に1000m以内のインターバル・坂ダッシュでは、軽くてスピードが出しやすいジャパン7の方が適しています。

 ただし、クッション性と反発力はボストン11の方が高いため、ジョギングで多く使用する場合や、長い距離メインで使用する場合はボストン11の方が適しています。

 ちなみに、ジャパン76の違いはアッパーのみで、ボストン11から10へのアップデート内容とほぼ同じです。

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マッハ5(HOKA)も選択肢

アディゼロボストン11 マッハ5
定価(税込) ¥17,600 ¥17,600
重量(27.0cm) 270g 235g
ドロップ 8.5mm 5mm
ミッドソール LS + LS Pro +Energy Rods Profly+

 マッハ5はホカオネオネのスピードモデルで、代表モデルのクリフトンよりもクッション性は落ちるものの軽くて反発力が高いです。

 ソールユニットにはProfly+という技術が使用されていますが、上層は高い弾力性があり、下層は硬くて安定性が高くアウトソールも兼ねています。

 このようにソールの構成はボストン11とかなり似ていますが、エナジーロッドのような高剛性の部材は内蔵されていません

 重量はマッハ5の方が30g以上軽いですが、クッション・反発力といったサポート機能はボストン11の方が高いです。

 定価はどちらも17,600円ですが、ホカオネオネは価格が大きく落ちることがほぼないため、ボストン11の方が安く入手できることが多いです。

まとめ

  • ジョギング~レース(サブ3.5~サブ5)まで使用可能
  • アッパーの改良で前作から10g軽量化
  • 上級者はアップで履くことも多い
  • スピードを求める場合はジャパン7がおすすめ

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