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【2026版】各社最速の厚底カーボンシューズ16足まとめ

各社最速(サブ3おすすめ)の厚底カーボンシューズ

 厚底レーシングシューズは各社性能が並び始め、どのモデルを選ぼうか迷っている方は多いと思います。

 スペックか構造を比較してみると、軽さ・反発・安定性の配分はそれぞれ異なり、方向性・コンセプトした違いが見えてきます。

 そこで本記事では、各社の最速モデルを比較表を作成し、各モデルの特徴を紹介していきます。

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メーカー別
レベル別
用途別

厚底シューズのメリット

 厚底カーボンシューズのメリットは、ランニングエコノミー(走行効率性)を高めることができる点です。厚底シューズの登場により、「軽量性 = 速さ」という常識が覆りました。

 軽くて弾力性のあるフォーム材とカーボンプレート組み合わせることで、クッション性と安定性を維持したまま高いエネルギーリターンを実現できます。

 ナイキの初代厚底カーボンシューズであるヴェイパーフライ4%の数字は、当時のナイキ最速シューズ(ズームストリーク6)と比べてエネルギーリターンを4%改善したことを示しています。

 ただし、これはタイムが4%縮まる訳ではありません。前に進むためのエネルギーは、速度が上がるほど(空気抵抗が高くなるなどの影響で)曲線的に増えていくためです。

 仮に4%タイムが縮まるとすると、ヴェイパーフライ4%発売前のフルマラソン日本記録である2時間06分16秒は、2時間01分13秒になってしまいます。

 東京マラソンの上位選手の記録は当時から平均で2分ほど底上げされているので、これが全てシューズのおかげだとすると1.5%程度のタイム向上となります(それでもすごい値です)。

厚底シューズのデメリット

     厚底カーボンシューズのデメリットの1つは、お金がかかることです。定価は安くても25,000円を超え、高いモデルは30,000円を大きく超えます。

     さらに、軽量なフォーム材を使用しているため、へたりやすく耐久性が低いです。このため、1km走行辺りの値段で考えるとコストパフォーマンスが悪いです。

     他には、フォーム材が柔らかいため安定性が高くないこともデメリットです。特にペースが遅い場合は横にブレやすく、無理に力が入り怪我につながることもあります。

     それだけでなく、ペースが遅いと反発力に対して推進力が小さいため、浮いたような走りになりシューズの性能を十分に引き出せない可能性もあります。

     また、厚底シューズばかり使用していると、本来ランニングで鍛えるべき筋力・神経系の向上が薄れる恐れもあります。

     このように何点かデメリットもあるため、購入したいシューズが自分にとって値段相応の価値があるか見極めることも大切です。

    比較表

    メーカー 定価(税込) 重量 厚さ ドロップ
    Metaspeed Ray Asics ¥33,000 129g 39.5mm 5mm
    Metaspeed Sky Tokyo Asics ¥29,700 170g 39.5mm 5mm
    Metaspeed Edge Tokyo Asics ¥29,700 170g 39.5mm 5mm
    Adizero Adios Pro 4 Adidas ¥28,600 200g 39mm 6mm
    Alphafly 3 Nike ¥39,655 202g 40mm 8mm
    Vaporfly 4 Nike ¥29,700 168g 35mm 6mm
    Fast-R Nitro Elite 3 Puma ¥38,500 170g 40mm 8mm
    Deviate Nitro Elite 3 Puma ¥29,700 198g 39mm 10mm
    Cloudboom Strike On ¥36,300 215g 39.5mm 4mm
    Hyperwarp Pure Mizuno ¥35,200 137g 34mm 3mm
    Hyperwarp Elite Mizuno ¥29,700 170g 38mm 3.5mm
    FuelCell SC Elite v5 New Balance ¥29,700 205g 40mm 8mm
    Cielo X1 2.0 HOKA ¥38,500 210g 40mm 7mm
    Hyperion Elite 5 Brooks ¥42,900 195g 40mm 8mm
    Endorphin Elite 2 Saucony ¥42,900 199g 39.5mm 8mm
    UA Velociti Elite 2 Under Armour ¥26,400 232g 39.5mm 2mm

    見切れている場合横にスクロールできます

     2025年頃からナイキ1強ではなく、様々なメーカーのシューズを見かけるようになってきました。

     特にアシックス・アディダスのシェアが大きく向上し、この2社で半分近くを占めているように感じます。

     ナイキはその次で、プーマ・Onのシェアも高くなりつつあります。その後は、ミズノ、ホカオネオネ、ニューバランスあたりが続きます。

     ブルックス、サッカニー、アンダーアーマーは国内で扱いが少なかったり、実績も少ないこともあり、日本では履いている方は多くないように感じます。

    各社最速モデルまとめ

    メタスピードレイ (Asics)

    メタスピードレイ

    商品画像の引用元:asics.com

    • 発売日:2025/8
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):129g
    • 厚さ:39.5mm
    • ドロップ:5mm
    • ミッドソール:FF Leap

     アシックスのメタスピードシリーズは3モデル用意されており、その中でもメタスピードレイは軽量性に特化しています。

     定価8万円オーバーのアディオスプロEVO2の138gを下回る129gを実現し、かつ定価は3万円台とお手頃です。

     新素材の「FF Leap」は、パリ・Toktoシリーズ(の一部)に使用されている「FF Turbo Plus」よりも軽量で、弾力感が大幅に強化されています。

    メタスピードスカイTokyo (Asics)

    • 発売日:2025/7/27
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):170g
    • 厚さ:39.5mm
    • ドロップ:5mm
    • ミッドソール:FF Turbo Plus + FF Leap

     スカイTokyoはストライド型のランナーに向けて設計されており、エッジTokyoよりも反発力が強く上方に生み出されます。

     フォームの圧縮を利用することで反発力が得られるため、コンセプト通りストライドでテンポ良く押していける方におすすめです。

     FF Leapはソール下層に配置されているため、ヒールストライクでは後足部が大きく圧縮し、後傾するような感覚になるため扱いづらいです。

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    メタスピードエッジTokyo (Asics)

    • 発売日:2025/7/27
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):170g
    • 厚さ:39.5mm
    • ドロップ:5mm
    • ミッドソール:FF Leap + FF Turbo Plus

     エッジTokyoはピッチ型のランナーに向けて設計されており、ベースをコントロールしやすく扱いやすい点がメリットです。

     カーボンプレートの傾斜が大きいため前に押し出されるサポートが強く、厚底レーシングモデルならではのライド感が特徴です。

     スカイTokyoとは逆で下層にFF Turbo Plusが配置されているため、安定感があり高速ペースまで対応できます。

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    アディゼロアディオスプロ4 (Adidas)

    • 発売日:2024/11/27
    • 定価(税込):¥28,600
    • 重量(27.0cm):200g
    • 厚さ:39mm
    • ドロップ:6mm
    • ミッドソール:Lightstrike Pro

     推進力を高める部材はカーボンはプレート形状ではなく、5本指に沿った形状のエナジーロッド2.0を採用しています。

     ミッドソールのライトストライクプロは前作よりも軽量でバウンス感が増し、今まで以上に着用率が高まりました

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    アルファフライ3 (Nike)

    • 発売日:2024/1/4
    • 定価(税込):¥39,655
    • 重量(27.0cm):202g
    • 厚さ:40mm
    • ドロップ:8mm
    • ミッドソール:ZoomX + Zoom Air×2

     ヴェイパーフライと並ぶナイキの最速モデル。ズームXとカーボンプレートに加え、露出したZoom Airユニット(エアポッド)も備えているのが特徴です。

     今作はシリーズ最軽量でバージョン2から約30g軽量化され、分割していたソールが一体形状となったことで安定性が向上しました。

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    ヴェイパーフライ4 (Nike)

    • 発売日:2025/3/1
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):168g
    • 厚さ:35mm
    • ドロップ:6mm
    • ミッドソール:ZoomX

     ミッドソールの削減などによりシリーズ最軽量となり、他社の厚底レーシングシューズと比較しても軽量です。

     反発よりもスピードに焦点を当てた印象で、アルファフライと大きく差別化されました。

     2021年に圧倒的だったシェアは2025頃から顕著に落ち込み、ついに定価が2万円台に値下げされました。

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    Fast-R ニトロエリート3 (Puma)

    • 発売日:2025/4/25
    • 定価(税込):¥38,500
    • 重量(27.0cm):170g
    • 厚さ:40mm
    • ドロップ:8mm
    • ミッドソール:Nitro Foam Elite

     レーシングモデルとしては最重量級だった2代目から一転し、今作は170g(27.0cm)と超軽量です。

     前後に分離したソール形状と先端まで伸びるカーボンプレートが特徴的で、限りなくエネルギーリターンを高めています。

     研究結果では、数値上アルファフライ3(Nike)アディオスプロEVO 1(Adidas)よりも高いエネルギーリターンを示しています。

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    ディヴィエイトニトロエリート3 (Puma)

    • 発売日:2024/7/19
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):198g
    • 厚さ:39mm
    • ドロップ:10mm
    • ミッドソール:Nitro Foam Elite

     クセがなく扱いやすく、重量は200gを切っておりレーシングモデルとしても軽量。前作よりも厚く40mmギリギリなりました。

     次世代素材として注目される脂肪族TPUをミッドソールに初採用し、軽量性と耐久性を両立しています。

    クラウドブームストライク (On)

    • 発売日:2024/7/11
    • 定価(税込):¥36,300
    • 重量(27.0cm):215g
    • 厚さ:39.5mm
    • ドロップ:4mm
    • ミッドソール:Helion HF

     インソール自体を高反発フォーム材(Helion HF)とすることで、40mmの制限の中で可能な限り推進力を高めた新しい構造のシューズです。

     やや硬めで接地感が得られるCloudboom Echo 3.0とは対照的に弾むライド感が特徴なため、フルマラソンで使うならこちらがおすすめです。

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    ハイパーワープピュア (Mizuno)

    • 発売日:2025/12/19
    • 定価(税込):¥35,200
    • 重量(27.0cm):137g
    • 厚さ:34.5mm
    • ドロップ:3mm
    • ミッドソール:Mizuno Energy XP (PEBA)

     アディオスプロEVO・メタスピードに次ぐ超軽量クラスのレーシングシューズです。

     これらのシューズよりは薄い34.5mmですが、安定感・応答性が良いためスピードの出しやすさで勝ります。

     体重が軽い方などクッションを必要としないなら、フルマラソンでも十分使えると思います。

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    ハイパーワープエリート (Mizuno)

    • 発売日:2025/12/19
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):170g
    • 厚さ:38mm
    • ドロップ:3.5mm
    • ミッドソール:Mizuno Energy XP (PEBA) + Mizuno Energy XP (TPEE)

     従来のかかとが削れたソール形状(SSA)を廃止した、オーソドックスな厚底レーシングモデルとなりました。

     SSAを採用したレーシングモデルとしてハイパーワーププロもありますが、安定感・扱いやすさの観点で基本的にはエリートが無難です。

     ソール上層に新たなPEBAフォームを採用したこともあり、重量はメタスピード東京シリーズ(Asics)と同等の軽量クラスになりました。

     ソールはそこそこ柔らかいものの大きく沈む程ではなく、安定感・扱いやすさを求めている方におすすめです。

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    FuelCell SC Elite v5 (New Balance)

    • 発売日:2025/8/7
    • 定価(税込):¥29,700
    • 重量(27.0cm):205g
    • 厚さ:40mm
    • ドロップ:8mm
    • ミッドソール:FuelCell

     FuelCell(PEBA)フォームが程良い硬度のため、レーシングモデルとしては安定感があり扱いやすさがあります。

     それでもv4よりは性能を重視しており、230gを超えていた重量は205gまで削減されています。

     カーボンプレートの剛性がさらに高く、傾斜も大きくなったことにより、より推進力を感じられるようになりました。

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    シエロX1 2.0 (HOKA)

    • 発売日:2025/2/17
    • 定価(税込):¥38,500
    • 重量(27.0cm):210g
    • 厚さ:40mm
    • ドロップ:7mm
    • ミッドソール:PEBA

     HOKAの厚底レーシングにはロケットX2もありますが、シエロX1の方がフォームの使用量が多く、反発力・ロッカーの傾斜が強く感じられます。

     厚さに関してはWAで40mm以下と承認されており公認レースで使用可能ですが、ミズノのリベリオンプロのように後足部がやや浮いており、中足部は40mmを超えています。

     初代モデルは重量が約250gとレーシングモデルとしては重かったものの、今作で大幅に軽量化されて使いやすくなりました。

    ハイペリオンエリート5 (Brooks)

    ハイペリオンエリート5

    商品画像の引用元:brooksrunning.co.jp

    • 発売日:2025/8/28
    • 定価(税込):¥42,900
    • 重量(27.0cm):195g
    • 厚さ:40mm
    • ドロップ:8mm
    • ミッドソール:DNA GOLD

     前作のハイペリオンエリート4PBと同じDNA GOLDを使用しつつ、ソールが再設計されて重量は約10g軽量化されました。

     厚底カーボンシューズとしては反発が強すぎないため、扱いやすさはあるものの4万円オーバーは割高に感じます

    エンドルフィンエリート2 (Saucony)

    エンドルフィンエリート2
    • 発売日:2025/3/1
    • 定価(税込):¥42,900
    • 重量(27.0cm):199g
    • 厚さ:39.5mm
    • ドロップ:8mm
    • ミッドソール:incrediRUN

     新素材のincrediRUN(インクリディラン)フォームが非常に柔らかく弾力感があり、バネのようにバインバイン跳ねるようなライド感が特徴です。

     あまりにも尖ったライド感で好みが大きく分かれると思われますが、フォームの圧縮を利用して推進力を得る走り方のランナーにはおすすめです。

    UAベロシティエリート2 (Under Armour)

    • 発売日:2023/12/27
    • 定価(税込):¥26,400
    • 重量(27.0cm):232g
    • 厚さ:39.5mm
    • ドロップ:2mm
    • ミッドソール:Pebax + SuperCriticalFlow

     最速モデルとしては珍しく、2層構造のミッドソールを採用。上層のPebaxフォームは柔らかくて反発力に優れ、下層のSuperCeiticalFlowが安定性を高めています。

     今作ではPebaxフォームが増量され、さらにSuperCeiticalFlowの中央部が空洞になったことで変形しやすくなり、より大きな反発力が得られるようになりました。