【NB】FuelCell REBEL v2 レビュー│アキレス部のカットで超快適に!
ニューバランスのトレーニングシューズであるFuelCell REBEL v2(フューエルセル レベル バージョン2)のレビューをします。
初代モデルとは別のシューズといえるほどアップデートされたので、比較しながら解説していきます。
▼前のモデル
全体レビュー
本記事では、商品画像はNew Balance公式HPより引用しています。
ニューバランス最高のジョギングシューズです。軽さ、クッション性、反発性を全て兼ね備えています。
普通はクッション性が高くなるにつれて重量は重くなるものですが、REVEL v2は両立しているところが素晴らしいです。
軽くて反発性があるのでスピードトレーニングにも使用できるし、クッション性があるのでロングジョグや距離走にも使用できます。
唯一欠点としては、もちもちとしすぎた感触のため遅めのペース域(キロ6~)では安定性が低くなることが挙げられます。
そのためキロ6よりも遅いペースで走る場合は、次に比較するFuelCell PROPEL v2も選択肢の1つになります。
FuelCell PROPEL v2との違い
ニューバランス公式の比較表
ニューバランスのTech Chartを見ると、REBEL v2とPROPEL v2はほとんど同じ技術が使われているように感じます。
にもかかわらず、用途はREBEL v2がレーストレーニング、PROPEL v2がファンランとなっています。
この理由はミッドソールが実は少しだけ異なるためです。どちらもFuelCellと記載されていますが、PROPEL v2の方が密度が高く安定性があります。
これは触るだけでも分かるくらいの違いです。PROPEL v2の方が少しだけ硬くなっていますが、それでも一般のシューズと比べると十分にもちもちしています。
また、重量はREBEL v2が204g(27.0cm)と軽量なのに対して、PROPEL v2は270g(27.0cm)と通常の重さとなっています。
初代モデルとの比較
モデル | 初代 | v2 |
---|---|---|
重さ | 168g(25.0cm) | 189g(25.5cm) |
厚さ | 26mm | 29mm |
ミッドソール | FuelCell + Revlite | FuelCell |
初代モデルと今回アップデートされたv2の違いをまとめました。軽量なこと以外はほぼ異なっていて、バージョンアップというよりもはや別のシューズです。
重量・厚さ
重量は初代モデルが168g(25.0cm)、v2が189g(25.5cm)でした。どちらも軽いですが、サイズ違いを考慮しても初代モデルの方が15gほど軽いです。
また、厚さは初代モデルが26mm、v2が29mmでした。v2の方が厚さの面でも材質の面でもクッション性が高いです。
ミッドソール
ミッドソールの材質は、ニューバランス最大の反発性をもつFuelCellが使用されています。もちもちとした感覚でクッション性も高いです。
一方で初代モデルは、FuelCell + REVLITEを組み合わせとなっています。REVLITEはHANZOで使用されている硬めの材質で、安定性を補うために使用されています。
そのため、v2は初代モデルに比べて反発性は高くなったものの、安定性は少し低くなったといえます。
ちなみに、ニューバランス最速のマラソンシューズであるFuelcell RC ELITEのミッドソールもFuelCell単体です。
REBEL v2と違うのは中にカーボンプレートが内蔵されていることで、安定性を高めると同時に反発を効率良く推進力に変える役割を果たしています。
アッパー
アッパーも全く異なります。初代モデルは伸縮性のある素材で、靴下を履いているような感覚でした。
一方v2では硬めのしっかりとした構造になりました。これはミッドソールが柔らかくなり、アッパーで安定感を補強する必要が出てきたためです。
実際走ってみると、足全体がしっかりサポートされている感覚があります。ただ唯一、アキレス腱の部分が擦れることだけが気になります。
私は過去に2回アキレス腱炎になっているので、ここにシューズが当たるのはなるべく避けたいです。
という訳で切ってしまいました。サクサクとはさみで簡単に切れてしまいます。
重量も4g減の185gとなりました。実際に走ってみましたがアキレス腱に当たらず超快適です。
横から見るとこんな感じです。結構がっつり(2.5㎝くらい)切りました。
ちなみにアキレス部のカットは以前もズームペガサス34(NIKE)でやっています。3年使っていますが弊害は全くありません。
ただしこの部分はヒールカウンターといって、特にヒールストライク走法のランナーの安定性をサポートする役割があります。
そのため、ヒールストライク走法が多い初心者ランナーは、カットしてしまう前によく検討することをおすすめします。
実際に走ってみました!
アキレス部をカットした後、早速10kmjogをしてきました。途中に300mの流しも入れています。
キロ5から徐々に上げていくつもりでしたが、あっという間にペースが上がってしまいました。買ったばかりで気分が高まっていたのもありますが、反発はかなり感じられました。
途中の300mの流しも普通に48秒で走れました。ペースが速くなるほど反発の恩恵が大きくなり、不思議とFuelcell RC ELITEの感覚に近くなったような気がしました。
今後はロングジョグ(15km~)メインで使用する予定です。初代モデルも気に入っているので、通常のジョギング(10km前後)で継続して使用するつもりです。
まとめ
FuelCell REBEL v2の特徴や用途をまとめると以下のようになります。
- 軽さ、クッション性、反発を全て兼ね備えている
- 用途はジョギング、距離走、スピードトレーニング
- アキレス部カットで超快適(個人差があります)
- 安定性が気になるためキロ6より速いペースがおすすめ
個人的2021年ナンバーワンのジョギングシューズです。10,000円以下で買えることも多いので、ぜひ試してみてください!