【アシックス最安】JOLT4 詳細情報│JOLT3との違いも解説
アシックスで最も安いランニングシューズであるJOLT 4(ジョルト4)の特徴・用途をレビューします。
JOLTはマイナーチェンジが続いていましたが、今作では大きくアップデートされたので、旧モデルのJOLT3と比較しながら解説します。
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商品概要
スペック
- 定価(税込): ¥5,940
- 重量: 270g(27.0cm)
- 厚さ: 31.5mm
- ミッドソール: AmpliFoam
- 主な使い道: 軽めのランニング、ウォーキング、通勤・通学、仕事用、タウンユース
アシックスで最も安いランニングシューズです。定価は5,940円ですが、5,000円以下で買えることが多いです。
Amazonの人気ランキング(ランニングシューズ部門)で1位を守り続けているシリーズで、2023年4月現在では旧モデルのJOLT3が1位となっています。
幅はメンズはエキストラワイド(4E)、レディースはワイド(2E)を採用し、履き心地が重視されています。ただし、Amazonではスタンダードが選択可能です。
重量(27.0cm)は約270gで、JOLT3から数g軽量化されました。スニーカーとして考えればかなり軽量です。
カテゴリーはランニングシューズですが、実際はウォーキング、通勤・通学などで使用している方が多いです。
アッパー
商品画像の引用元:asics.com
ぱっと見て分かる違いとして、アッパーはアキレス腱の部分が反るような形状に変更されました。
この形状はクリフトン9(HOKA)など最近のモデルでよく見られ、アキレス腱との干渉が避けられます。
また、シューレースの穴の数はJOLT3では12個に減っていましたが、今作では14個に戻りました。
ミッドソール
商品画像の引用元:asics.com
ミッドソールは大きくアップデートされ、EVAからAmpliFoamに変更されました。
EVAはランニングシューズの標準的なフォーム材とされており、他社製品でも見られる材料です。
一方でAmpliFoamはアシックス独自のフォーム材で、中〜高価格帯のシューズに使用されるFlyteFoam系よりも下側に位置するフォーム材ですが、EVAよりはクッション・耐久性が高いです。
ハーフマラソン以上の距離を走るにはクッションが物足りないですが、軽く10km走るくらいなら対応できると思います。
また、商品説明にもあるようにGTシリーズから着想が得られているためか、ミッドソールがGT-2000 11の形状に近くなりました。
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アウトソール
商品画像の引用元:asics.com
アウトソールのパターンは大きく変更され、横方向に走る溝の幅が広くなり柔軟性が高まりました。
材質はアシックスの耐摩耗材であるAHARではありませんが、硬めのゴムが厚めに使用されていて、がっつりランニングで使用するシューズでもないため比較的長く使えると思います。
安さの理由
JOLT4の定価は5,940円で、アシックス最速モデルのメタスピードスカイ+/エッジ+(定価27,500円)よりも2万円以上安いです。
安さの理由はアシックス独自の技術(付加価値)がほとんど搭載されていないためです。
メタスピードスカイ+のミッドソールにはFF Blast Turboというアシックスで最も柔らかく、かつ軽量かつ反発力にも優れたフォーム材が使用されています。
このFF Blast Turboを贅沢に使用することで厚さは39mmとなり、中にはカーボンプレートが内蔵されてエネルギーリターンも高められています。
さらに、アッパーは軽量で通気性が高く、アウトソールにはグリップ力に優れたASICSGRIPが全面に使用されています。
このように付加価値がつくほど価格は上がっていきますが、JOLT4に該当するのはミッドソールのAmpliFoamのみです。
JOLT3から定価は900円ほど上がっていますが、JOLT3にはアシックス独自の技術がなかったことを考えると納得がいきます。
安いとはいってもアシックスが製品としている以上はある程度の品質は守られているはずで、聞き慣れないメーカーの安いシューズを買うよりは安心感があると思います。
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まとめ
JOLT4の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- アシックスで最も安いランニングシューズ
- ミッドソールにAmpliFoamが採用された
- JOLT3よりも軽量で、クッション性・耐久性が向上
- JOLT3から若干値上がりしたが、基本的にはJOLT4がおすすめ