【Brooks】グリセリンマックス2 レビュー│距離が長くなるほど優位性が高くなる
ブルックスのグリセリンマックス2は、ロング走やリカバリーに適したマックスクッションモデルです。
同カテゴリーのシューズの中では安定感の高さが特徴で、その性能が気になっている方は多いと思います。
本記事ではグリセリンマックス2の使用感についてレビューし、通常モデルのグリセリン22との比較も行います。
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目次
グリセリンマックス2 基本情報
- 発売日:2026/1/27 (1/16:公式サイト先行)
- 定価(税込):¥29,700
- 重量:310g(27.0cm), 289g(25.5cm)
- 厚さ:45mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:DNA Tuned
- カテゴリー:マックスクッション
- 主な用途:ジョギング、リカバリー、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)、タウンユース
- カテゴリー内では安定感が高い
- 極厚ソールを活かしたロッカー
- デュアルセル構造によるスムーズさ
- リカバリーに最適な構造
- 300gオーバーの重量
- 2,200円値上げ
グリセリンマックス2の特徴
グリセリンマックス2はブルックスで最大のクッション性を備え、ロング走やリカバリー用途に活躍するシューズです。
今作も、初代モデルで初めて採用された「DNA Tuned」をミッドソール全域に採用しています。
初代モデルからの一番のアップデートがアッパーのトリプルジャカードメッシュとされており、ソールも形状は異なるものの構成自体は変わっていません。
DNA Tunedは従来のDNA LOFT・DNA FLASHの進化版とされており、弾力感が増したようなフォームです。
質感はアシックスのFF Blast PlusやナイキのリアクトXに近いように感じます。
ソールはデュアルセル構造と呼ばれる技術が用いられ、異なるセルの大きさを持つ2種類のフォームを接着剤なしで配置しています。
おおよそ前〜中足部内部にはセルが小さくレスポンスが速いフォーム、それを囲うようにセルが大きくクッションが高いフォームを配置しています。
厚さは公表値が45mmで、ブルックスで最も厚いソールとなっています。
ドロップは6mmのため前足部の厚さも40mm近くあり、これぞマックスクッションといえるフォーム量です。
ちなみに通常モデル(グリセリン22)が38mmのため、グリセリンマックス2の方が後足部は7mm厚く、前足部は11mm厚い計算となります。
重量は公表値(27.0cm)が310gで、25.5cmサイズで実測289gでした。
唯一のデメリットともいえるのがこの重量で、300gオーバーのシューズは現在ではかなり少なくなってきています。
同じマックスクッションのゲルニンバス28(Asics)、ボメロプラス(Nike)、マグマックスニトロ2(Puma)は280g前後まで落ちてきています。
用途を考えれば重量はそこまで重要ではないですが、重さは考慮したうえで購入することをおすすめします。
実走レビュー
マックスクッション×安定感
サイズ感はぴったりでした。初代モデルは履けていませんが、少し狭くなったとされる今作で丁度良いと感じました。
新たな3層アッパーは快適で通気性も良く高品質だと思いますが、そこまで特別感もないように思います。
DNA Tunedを搭載したシューズを履くのは初めてでしたが、DNA LOFTよりも少し柔らかいくらいで、しっかりとしたベースを感じます。
外から触ると結構柔らかいものの、セルが小さい内側のフォームが硬いためか、全体的には安定感強めの感覚でした。
大きく沈まないため厚底を履いている感が強く、身長が高くなった気分にもなれます。
また、超厚底シューズにはありがちですが、接地面積の広さも安定感に大きく効いていそうでした。
アウトソールの幅を測定してみると、前足部が112.2mmと特に広く設定されていました。
同カテゴリーのシューズの中でも、比較的しっかりとしているゲルニンバス28よりも安定感が高く感じられます。
だからといってクッションが弱い訳でもなく、45mmのソール全体で衝撃をしっかり吸収しているイメージでした。
柔らか過ぎるソールは踏ん張ってしまうためか逆に疲れることもあるため、そのような経験がある方におすすめできます。
グリセリンマックス2は程良い硬度で接地時に無駄な力を使わないので、距離が長くなるほど優位性が高くなるように思いました。
硬めだからこそロッカーが効いてくる
安定感と並んで強めのロッカーも特徴的で、デュアルセル構造の効果もあるのか楽に走ることができます。
超厚底のため曲げ剛性が高く、フォームも大きくは圧縮しないため、ソール底面の形状に沿ってきれいに転がります。
また、広く設定された前足部により重心が前方にあるのか、接地後からの動作がスムーズで快適でした。
このため、ペースを考えずゆるゆると楽しく長い距離を走るような場面では、競合モデルと並んで(またはそれ以上に)使いやすいシューズだと感じます。
重量が300gを超えているデメリットも、このような場面では安定感・スムーズさで打ち消すことができそうでした。
マックスクッションモデルは好みによる部分も大きいですが、安定感の高さで接地時に無駄な動作がなくなり、足元に意識にいかないようなメリットが出てくるように思いました。
グリセリン22との違い
通常モデルのグリセリン22との違いを解説します。
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|---|---|---|
| Glycerin Max 2 | Glycerin 22 | |
| ¥29,700 | 定価 (税込) |
¥25,300 |
| 310g | 重量 (27.0cm) |
290g |
| 45mm | 厚さ | 38mm |
| 6mm | ドロップ | 10mm |
| DNA Tuned | ミッド ソール |
DNA Tuned |
商品画像の引用元:brooksrunning.co.jp
通常のグリセリンも22代目からDNA Tunedを採用しているため、簡単にいえばグリセリンマックス2の薄底版と考えることができます。
数値ではグリセリンマックス2の方が7mm厚く、ドロップは4mm小さく、フォーム量が増えるため重量は20g増加します。
ただしグリセリン22も38mmの厚めのソールを備えており、しっかりクッションモデルとして機能します。
ちなみに、今後発売されるグリセリン23ではソールが2mm厚くドロップは2mm小さくなり、重量は10gほど増加するみたいです。
数値以外の部分ではロッカーの強さが異なり、グリセリン22はクラシカルで普通のライド感です。
価格は4,000円以上異なりますが、グリセリン22は一般的なクッションモデルとして考えれば割高で、それならグリセリンマックス2でも良い気はしてきます。
グリセリンマックス2も安くはないですが、私は楽に走れる点で価格差以上に価値が高まるように思えました。
どんなランナーにおすすめ?
グリセリンマックス2は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- マックスクッションでも安定感がほしい
- 強めのロッカーで楽に走りたい
- ペースは気にせず快適に長い距離を走りたい
- 安全にフルマラソンを完走したい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- ふかふかなクッションが好み
- 少しでも軽い方が良い



