【Nike最安】レボリューション8 レビュー│柔らかさの奥に硬さがある
ナイキ最安のレボリューション8は、軽めの運動〜普段履きに適したシューズです。
5,000円前後で購入できることもあり、安すぎて性能が問題ないか気になっている方は多いと思います。
そこで本記事では、レボリューション8の特徴・使用感について、他の低価格帯のシューズとの比較を交えつつレビューします。
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目次
レボリューション8 基本情報
- 発売時期:2025年春
- 定価(税込):¥7,700
- 重量:275g(27.0cm), 248g(25.5cm)
- 厚さ:34.2mm(実測値)
- ドロップ:10mm
- ミッドソール:EVA
- カテゴリー:ニュートラル、ライフスタイル
- 主な用途:ジョギング、ウォーキング、タウンユース、通勤・通学
- ナイキ最安
- 最安モデルとしては厚底
- 前作よりもクッションが向上
- インソールが柔らかい
- つま先がやや狭い
- ミッドソールが硬い
レボリューション8の特徴・スペック
ソール構成・クッション
レボリューション8はナイキ最安のランニングシューズで、軽めの運動〜普段履きとして活躍します。
低価格のためナイキの独自技術は採用されておらず、ミッドソールにはシンプルなEVAフォームが使用されています。
EVAフォームのショアA硬度は、5回平均値が40.6HAでした。
平均値を大きく上回る硬さで、常温環境ではOnのシューズ以外で初めて40HAを超えました。
Onのシューズと異なりソールに穴は設けられていないため、その硬さはダイレクトに伝わってきます。
ただし、これでも前作のレボリューション7よりは柔らかく、クッションが向上したとされています。
ソールの厚さは公表されておらず、実測値では34.2mmでした。
厚底ソールといえる厚みではないですが、最安モデルとしては十分です。
例えばアシックス・ミズノ・ニューバランスの最安モデルは30mm前後なので、この厚さが差別化できるパラメータになります。
反発力・曲げ剛性
反発力の簡易的な指標として鉄球を1mの高さから自由落下させ、反発時の高さを測定しました。
Ortholiteインソールが柔らかいためか、結果は37cmと平均値を大きく下回りました。
フォーム自体の反発力が高くないことに加え、厚めのインソールに衝撃が吸収されています。
安いシューズによくある構成ですが、クッションの大半をインソールに頼っているイメージでした。
次に曲げ剛性の簡易的な試験として、前足部を固定した状態から30度曲げた際のモーメントを測定しました。
結果は2.65Nmと平均値を大きく下回り、かなり柔軟性が高いシューズといえます。
ドロップが10mmのため前足部が24mmとやや薄く、アウトソールの大きな溝を起点に簡単に曲がります。
ウォーキング程度でもしっかり曲がるためスニーカーとしては快適ですが、フォームの反発力と合わせて考えると推進力はほとんど期待できません。
重量
重量は代表サイズで約275g(27.0cm)で、実測値は248g(25.5cm)でした。
ちなみに、同サイズのイージーオン(靴ひもがない)タイプも測定しましたが、245gで大きな差はありませんでした。
ジョギングシューズとしては平均的で、上位モデルのペガサス42・ボメロ18よりは軽量です。
ただし安価で一般的なEVAフォームを使っているため、フォーム量(厚さ)を考えると軽量とはいえません。
サイズ感(内寸・外寸)
25.5mmサイズにおける内寸(全長・前足部高さ・前足部幅・後足部幅)の測定結果は以下のようになりました。
長さは平均的ですが、つま先の高さが19mmと低いため少し窮屈感があります。
幅も平均的〜やや狭めくらいなので、つま先回りはぴったりフィットしているような感覚です。
安価なシューズにありがちな余裕を持たせたサイズ感ではないので、普段履きとして使うことが多いなら0.5cm上げて良いと思います。
ちなみに、イージーオンは後足部の幅のみ数値が異なり、かかとが抜けないように2mm狭い測定結果(56mm)でした。
外寸(アウトソールの幅)の測定結果は以下のようになりました。
外側の幅は前足部が106.1mm、後足後が83.9mmで、どちらも標準的でした。
ミッドソールが硬いことと、厚さが34mmに抑えられていることもあり、安定感はそれなりに感じられます。
これ以上広くなるとゴツく重量増加につながるため、用途を考えれば丁度良いと思います。
実走レビュー
柔らかいインソール+硬いソール
普段履きとして使用するつもりですが、5kmのジョギングと軽めのスピードで試しました。
インソールがかなり柔らかいため、EVAフォームの硬さから想像しているよりはクッションがありました。
普段履き・ウォーキングを考えているなら、クッション性は十分満足できると思います。
ランニングでも緩めに5km程度なら全く問題ないレベルで、タイムを気にしないならハーフマラソンまで使っても良いくらいに思えました。
ただし、スポンジ系のインソールのためヘタりやすく、足裏と接する部分なのでクッションの低下は体感でも速く感じられると思われます。
また、スピードを出すほどインソールが簡単に潰れて奥の硬いEVAフォームに到達し、その硬度差が際立ってきます。
インソールがふわっとするだけで推進力は生まれず、柔軟性が高くピッチも上がらないので、当然ながらスピード用途には不向きでした。
緩めのペース(キロ5〜)であればインソールの感覚が大きく占めるため、硬度差の違和感が強くならない範囲で使うことをおすすめします。
同価格帯の中では安っぽさはない
レボリューション8のように、定価が7,000円前後の安いモデルは各メーカーに大体1足は存在します。
この中からレボリューション8の特徴を挙げるとすれば、安っぽさがそこまでない点だと思います。
まずソールは同価格帯の中では厚めの34mmでペラペラ感がなく、側面は上位モデルのボメロ18を踏襲したような丸みを帯びた形状をしています。
アッパーも安いシューズにありがちな単純な編み構造ではなく、前作よりも通気性が高い半透明のメッシュ生地を採用しています。
フォームの硬さや厚さによる重量はややデメリットになりますが、正直なところ安いシューズに性能差はほとんどないため、デザインを理由に選んで問題ないと思います。
どんなランナーにおすすめ?
レボリューション8は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 普段履きがメインで、軽く走れれば良い
- ナイキの安くてクッションが高いシューズが欲しい
- レボリューション7と迷っているが、クッションが高い方が嬉しい
- 極力安い方が良いが、安っぽい見た目は避けたい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- つま先周りは広い方が良い
- 強い推進力をもらいたい
- インソールだけのクッションは耐久性が不安

