【Nike】ボメロ18 レビュー│マックスクッションの価格帯を破壊

ナイキは2025年に商品ラインナップを刷新し、クッションモデルはボメロに集約されることになりました。
インヴィンシブル・インフィニティランは廃盤となり、必然的にボメロの注目度が高まりつつあるように感じます。
本記事では、ボメロ18の特徴・用途を解説し、実際のライド感をレビューします。
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メーカー別 | |
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目次
ボメロ18 基本情報

- 発売日︰2025/2/27
- 定価(税込)︰¥16,500
- 重量︰296g(27.0cm)
- 厚さ︰46mm
- ドロップ︰10mm
- ミッドソール︰ZoomX + ReactX
- カテゴリー︰マックスクッション
- 主な用途︰ジョギング、ロング走、リカバリー、ロードレース・マラソン(サブ4〜完走)
- 同カテゴリーの中では割安
- 極厚ソールを活かしたクッション
- 推進力もそこそこ感じられる
- スピード練習には不向き
- そこそこ重い
ナイキのクッションモデルであるボメロシリーズですが、最近はぽっと出のインヴィンシブルにシェアを奪われていました。
売れないというよりは売っていない印象で、生産数も多くはなかったように思います。
しかし2025年の商品ラインナップの見直しでクッションモデルはボメロ系列に集約されるようになり、今作からしっかりプロモーションもされて注目度が高まっています。
ボメロ18の特徴
46mmの超厚底ソール

ボメロ18の厚さは6mm増の46mmとなり、シリーズ最大のクッションを備えています。
マックスクッションカテゴリーと呼べるスペックとなり、マラソン完走はもちろんのこと、中上級者にとっても疲労を溜めたくない場面で重宝します。
ミッドソールは2層構造で、上層に柔らかく弾力感のあるズームX、下層に土台としてリアクトXが配置されています。
ボメロ17は下層がクシュロン3.0(ライバルフライ4と同じ)だったので、厚底化の効果も併せて反発力が大きく向上しています!
フォームの配置は勘違いしやすいですが、写真の赤色(オレンジ色)の部分がズームXではなく、しっかりと上下に分かれています。
パーツごとに分解された展示を(動画で)見ましたが、「ZoomX」と印字されている部分はリアクトXです。
ただしリアクトXの層は両側(横方向)がお皿のように盛り上がっているので、中央で分断すればズームXの層は横から見えるよりは高さがあります。
同カテゴリーでは非常に割安
ボメロ18と同じ厚さ40mm超のマックスクッションデイリートレーナーとの価格の比較表を作成しました。
メーカー | 厚さ | 定価 (税込) |
|
---|---|---|---|
Vomero 18 | Nike | 46mm | ¥16,500 |
Wave Sky 8 | Mizuno | 41mm | ¥19,800 |
GEL-Nimbus 27 | Asics | 43.5mm | ¥20,900 |
Fresh Foam X More v5 | New Balance | 43mm | ¥20,900 |
Bondi 9 | HOKA | 43mm | ¥24,200 |
MagMax Nitro | Puma | 46mm | ¥24,200 |
Glycerine Max | Brooks | 45mm | ¥27,500 |
超厚底シューズは厚さのみならず安定性確保のために幅も広く設定することが多く、それだけフォームの使用量が増えて価格が高くなる傾向があります。
相場は20,000円を超えるくらい、高価なメーカーでは3万円近くに設定されることもあります。
前作のボメロ17はマックスクッションと呼べるかは微妙なラインでしたが、23,760円と高めの価格に設定されていました。
そして今作では6mmも厚くなり、値上げはほぼ確実かなと思っていたところ、まさかの16,500円と大幅に値下げされて販売されました。
販売前に初めて16,500円と見たときは26,500円の記載ミスと本気で思ったほどで、実際に26,500円だったとしてもそこまで驚かなかったと思います。
ヴェイパーフライ4も値下げされましたが、そうでもしないと売れなくなってしまったのかなと思われます。
だとしてもマックスクッションシューズで定価16,500円は想像を超えていて、価格帯を破壊したともいえるくらいの安さです。
このやり方について他社がどう思うかは分かりませんが、ユーザー目線なら安く購入できるのでシンプルに嬉しいニュースだと思います。
実走レビュー
サイズ感・履き心地

サイズ感はぴったりでした。少し伸縮性もあり、フィット感は問題ありません。
アッパーは全体的に厚くて快適性優先といった感じで、特にシュータンに大量のパッドが入っています。
超厚底ソールはクッションはあるものの、インヴィンシブル3のようなふかふか感ではありません。
ベース層のリアクトXの方が主張が強く、どちらかというとインフィニティラン4に近いと感じました。
感覚としては、インヴィンシブル40%、インフィニティラン60%くらいです。
最近は他社のマックスクッションシューズもふかふか過ぎるものは少なく、少しソールに硬度を持たせることが主流に感じます。
柔らかすぎると安定性が犠牲になるため、逆にユーザーの快適性が低下するといったデータがあるのだと思います。
インヴィンシブルのふかふか要素は、今後発売されるボメロプレミアム、またはボメロプラスに入ってくるのではと予想しています。
楽に距離を稼ぐ目的に最適

スピード練習の翌日で疲労が残っている中、緩めに10kmほど走りました。
キロ5前後のペースで非常にハマり、超厚底ソールを活かしたロッカー・反発により足を置くだけで進んでいる感覚でした。
この感覚はグライドライドマックス(Asics)にかなり似ていますが、ボメロ18の方が少し柔らかく感じます。
柔らかすぎではありませんが、5kmほど走って足裏を痛めた友人もいたので、ふかふか感が苦手な方には合わない可能性があります。
反発力があるので最終的にキロ4を切るペースまで上げていきましたが、徐々に300g近い重さが気になり始めました。
楽に疲労を溜めずに走れることがメリットなのに頑張ってる感が出てきてしまったので、やはりリカバリー目的でペースを気にせず走る場面に適していると思いました。
ペガサス41が不要に感じてしまう
代表モデルのペガサス41との比較表を作成しました。
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Vomero 18 | Pegasus 41 | |
¥16,500 | 定価(税込) | ¥16,500 |
296g | 重量(27.0cm) | 285g |
46mm | 厚さ | 35mm |
10mm | ドロップ | 10mm |
ReactX + ZoomX | ミッドソール | ReactX + Zoom Air ×2 |
商品画像の引用元:nike.com
ボメロ18はペガサス41にズームXを追加したようなイメージで、それだけ厚底で豪華なライド感になっています。
厚さの差の割に重量はそこまで変わらず、反発力が高いボメロ18の方が楽に走ることができます。
カテゴリーは違えどペガサスの上位モデルともいえるスペックで、正直同じ16,500円に設定されている理由が見当たりません。
エアズームユニットの有無も考えましたが、こちらは部活モデルのライバルフライ4(定価11,000円)にも搭載されており、そこまで価格に影響はないのかなと思っています。
同じ価格ならペガサス41を購入する必要がないのでは?と思うほどで、とにかくボメロ18が安すぎます。
現状ボメロ18はカテゴリー最安値ですが、ペガサスのようなニュートラルモデルは他社の安くて軽量なシューズがたくさんあります。
このため、今までペガサスを履いてきた方にとっても、一度ボメロ18と比較してみる価値はあると思います。
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どんなランナーにおすすめ?
ボメロ18は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- リカバリー用シューズを安く手に入れたい
- 楽に走行距離を伸ばしたい
- ペガサス41では推進力が物足りない
- フルマラソン完走が目的
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- インヴィンシブルのようなふかふか感を期待している
- 速めのペースでも使いたい