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【Nike】ペガサス41レビュー│リアクトX搭載もバランスの良さは健在

ペガサス41 レビュー

 ナイキの代表モデルであるペガサス41の特徴・使用感をレビューします。

 ペガサスを履いたことのあるランナーは多いと思いますが、最近は他社製品に押されているような印象も受けます。

 しかし今作ではミッドソールにリアクトXが採用されたことで、従来のバランスの良さを保ちつつもクッション・反発がともにアップデートされています。

 従来のペガサスとの比較から実走レビューまで一通り紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

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ペガサス41の基本情報

 まずは、ペガサス41のスペック、メリット・デメリットを紹介します。

  • 発売日:2024/6/5
  • 定価(税込):¥16,500
  • 重量:280g(27.0cm), 231g(24.0cm)
  • 厚さ:35mm
  • ドロップ:10mm
  • ミッドソール:ReactX + Air Zoom×2
  • カテゴリー:ニュートラル
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース(サブ4〜完走)、軽めのスピード練習、ウォーキング、タウンユース
メリット
  • クッション・反発力が向上
  • バランスが良くクセがない
  • 高い耐久性
デメリット
  • 軽くはない
  • 弾むような感覚は控えめ

ペガサスシリーズ振り返り

 ペガサス41の特徴紹介・実走レビューの前に、ここ数年のペガサスシリーズを振り返ろうと思います。

数年前はペガサス一強だった

ペガサス34

ペガサス34 (商品画像の引用元:nike.com)

 ナイキは2017年に初の厚底カーボンシューズであるヴェイパーフライ4%を発売し、この年から一気にシェアが高まりました。

 その年に発売されていたのがペガサス34で、当時のデイリートレーナーとしては厚く、ヴェイパーフライ4%と同じ水色のカラーということもあり、こちらも一気に人気が高まりました(私も購入しました)。

 さらに2018年にはペガサスターボという、通常のペガサスよりも軽量で弾むシューズが発売され、ペガサスシリーズ一強の時代がしばらく続いていたように思います。

最近は厚底の他社製品が増えてきた

 当時は厚さ30mmを超えるデイリートレーナーは少なく、私も普段はターサー(Asics)を履いていたような時代だったので、ペガサスの競合といえるモデルはほとんどありませんでした。

 しかし、最近は他社の厚底デイリートレーナーが増えており、これらはクッション性や反発力に優れ、軽量なシューズも多いです。

 ナイキもインフィニティラン4・インヴィンシブル3といった厚底デイリートレーナーを発売しており、これらのモデルはそこそこ見かけるものの、当時のペガサスほど圧倒的なシェアではありません。

 人気モデルのペガサスターボはなぜか(戦略なのか)3代目は改悪され、ペガサスターボNNという弾まない別物になってしまいました。(ペガサスターボ4には期待しています!)

 通常のペガサスは毎年アップデートされてはいるものの、ここ数年は大きな変化はありませんでした。

 このように、ナイキはレーシングモデルは優れているのに、なぜかデイリートレーナーに関しては魅力的なシューズが少なくなった印象です。

 当時のナイキが強すぎたこともありますが、最近は多くのメーカーに分散しているように感じます。

新たにリアクトXを搭載

ペガサス41 リアクトX

 ペガサス40までミッドソールに使用されていたリアクトは決して硬いフォーム材ではないものの、最近のフォーム材としては少し弾力感に欠ける印象がありました。

 さらにペガサス40の厚さは30mmを少し超えるくらいなので、厚底デイリートレーナーに慣れてしまうと物足りなさを感じると思います。

 このような背景もあり、ペガサス41ではミッドソールに新たに「リアクトX」が採用され、さらに約4mm厚くなりました。

補足

 前作同様、ミッドソールの前後には2つのAir Zoomユニットが内蔵されています。

 Air Zoomユニットはペガサスの特徴といえますが、厚底化の影響なのか履いてみてもほとんど分かりませんでした。

 リアクトXは通常のリアクトよりも反発力が13%高い材質で、最近のデイリートレーナーに合わせたアップデートだといえます。

 さらに4mmの厚底化の効果も加わり、全体としてクッション・反発力ともに向上しています。

ペガサス40との違い

 ここで改めて、ペガサス41と40の違いを整理しておきます。

ペガサス41 ペガサス40
Pegasus 41 Pegasus 40
¥16,500 定価(税込) ¥16,500
280g 重量(27.0cm) 280g
35mm 厚さ 31mm
10mm ドロップ 10mm
ReactX + Air Zoom × 2 ミッドソール React + Air Zoom × 2

商品画像の引用元:nike.com

 主な変更点は以下の通りです。

  • リアクトXを採用
  • 約4mm厚底化

 定価は変わらずに性能アップしているため、実売価格に大きな差がなければペガサス41の購入をおすすめします。

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実走レビュー

サイズ感・履き心地

 サイズ感は普通ですが、分厚いアッパーに包みこまれるためハーフサイズ下げたら気になる感覚でした。

 ペガサス40と共通のラスト(型)が使用されているようなので、フィット感は大きく変わらないと考えて問題ありません。

 アッパーはナイキ公式の説明ではペガサス40よりも軽量で通気性が向上しているとのことですが、違いはそこまで感じられず、履き心地を重視しているように思います。

 足を入れてみても透けて見えることはなく、普通に厚くて通気性はそこまで高くはないと思います。

ペガサス41 シュータン
ペガサス41 アキレス部

左右にスライド可能です。

 シュータンは前作同様に分厚く、長時間履いていても快適なので、普段履きとしても使えそうです(1枚目)。

 アキレス部は外側に反っており、接触することがないのが嬉しいです(2枚目)。

クッション・反発力が向上

 リアクトXの採用と4mmの厚底化により、反発力の向上は走り始めてすぐに感じることができました。

 また、リアクトXを触ってみるとリアクトよりも柔らかく、ふかふかではないもののクッション性の向上も感じます。

 アシックスの「FF Blast」、ミズノの「ミズノエナジー」に近く、程良い硬度で反発がしっかりと返ってきます

 ペースはキロ5前後が最も快適に感じられ、キロ4あたりまでなら無理なくペースを上げることができました。

ライド感は大きくは変わらない

ペガサス41 ライド感

 このようにクッション・反発力ともに向上していますが、大きくは変わっていない印象です。

 従来よりは弾むけれど、劇的な変化ではないと思っていた方が良いと思います。

 感覚としては、前作のペガサス40とインフィニティラン4の間くらいのライド感です。

 ペガサスは長年続くシリーズで信頼感があり、一気に大きくは変えられない事情もあるのかな、と想像します。

 良い意味でも悪い意味でも突出した特徴がないので、今までのライド感が好みの方、シンプルさを求める方、外れを引きたくない方には合っていると思います。

 ナイキジャパンのプロモーションも含め、ペガサス41の変化を絶賛するレビューが少なくないのも事実です。

 確かにペガサス40から進化していることは間違いないですが、期待し過ぎないくらいが丁度良いと思います。

定価16,500円は安くは感じない

 ペガサス41の定価は、前作同様に税込16,500円です。この価格については、性能の観点からは安いとは思いません

 理由は、重量と推進力です。推進力は、ここまで書いたように前作よりは向上しているものの大きな変化ではありません。

 重量は280g(27.0cm)で、前作と変わりません。

 参考として、同価格帯の他社製品には以下のようなシューズがあります。

モデル メーカー 定価(税込) 重量(27.0cm)
ペガサス41 Nike ¥16,500 280g
アディゼロSL2 Adidas ¥14,300 232g
ノヴァブラスト4 Asics ¥15,400 260g
Rebel v4 New Balance ¥16,500 210g

 これらのシューズと比べると、ペガサス41は比較的重く、実際キロ4より速いペースで使いたいとは思えませんでした。

 (ちなみに、さらに多くのリアクトXを使用しているインフィニティラン4の重量は322gです。)

 この中では、ノヴァブラスト4はペガサスよりも軽くて反発力も高く、さらに15,400円なので相対的に魅力を感じてしまいます。

 あくまで捉え方は人それぞれで、ジョギングシューズに軽さや反発力を求めない方にとってはペガサス41の方が適していると思います。

ペガサス41 アウトソール

 逆にペガサス41が勝る点は、バランスが良く人を選ばない点、また耐久性が高い点が挙げられます。

 ペガサスのアウトソールはなかなか削れないので、耐久の観点では16,500円という価格は悪くないと思います。

おすすめのランナーは?

 ペガサス41は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。

こんなランナーにおすすめ
  • 比較的シンプルなライド感を求めている(突出した反発・クッションは不要)
  • ペガサス40が合っていた
  • 履き心地を重視したい
  • 耐久性の高いシューズがほしい

 逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。

こんなランナーには不向き
  • 豪華なライド感を求めている
  • 厚底デイリートレーナーに慣れている
  • 楽にスピードを上げたい

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