【Nike】ストラクチャー26 レビュー│インフィニティランの代わりではない?

ナイキのストラクチャー26はサポート性・快適性に優れたスタビリティモデルです。
インフィニティランが廃盤となり、後継モデルにならないかと考えている方も多いと思います。
そこで本記事では、ストラクチャー26のレビューを行うとともに、インフィニティラン4との違いを解説します。
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目次
ストラクチャー26 基本情報
- 発売日:2025/7/10
- 定価(税込):¥16,500
- 重量:298g(27.0cm), 236g(24.0cm)
- 厚さ:36mm
- ドロップ:10mm
- ミッドソール:ReactX
- カテゴリー:スタビリティ
- 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)、ウォーキング
- 快適なサポート
- サポートシステムでブレない
- シンプルでクセがない
- エアズームユニット廃止でスムーズ
- 推進力はあまり感じられない
- 300g近い重量
ストラクチャー26の特徴
インフィニティランが廃盤になった

インフィニティラン4
ストラクチャーはナイキのスタビリティモデルとして、1991年に初代モデルが発売されています。
安定感があるため特に初心者におすすめで、柔らかすぎずウォーキング用にも適しています。
ただし、2020年に怪我ゼロを目指すシューズとして「リアクトインフィニティラン」が発売されてから、ストラクチャーは選ばれにくくなったように思います。
(というよりも元々ペガサスが人気すぎて、初めからストラクチャーはほとんど注目されていなかったような気もします。)
しかし2024年末にナイキのデイリーモデルが整理されて、スタビリティモデルはストラクチャーシリーズに集約され、インフィニティランは廃盤となりました。
ストラクチャー26もさほど話題になっていないような印象はありますが、今までよりはスタビリティモデルとして選ばれやすくなったはずです。
リアクトXを採用しエアズームを廃止

ストラクチャー26のミッドソールには新たにリアクトXが採用され、エアズームユニットは取り除かれました。
- ストラクチャー26:リアクトX
- ストラクチャー25:クシュロン3.0 + エアズームユニット
- インフィニティラン4:リアクトX
インフィニティラン4もリアクトXを採用していた(+エアズームユニットがなかった)ため、その構成を引き継いでいるようにもみえます。
前作のクシュロン3.0は部活用モデルのライバルフライ4にも使用されている安価な材料なので、単純にアップグレードされたと考えて良いと思います。
ただ私はリアクトXも割と普通の性能に感じていて、クシュロン3.0よりも少し柔らかく反発力が高い程度の感覚です。
また、中足部には安定性を高めるための機能である「ミッドフットサポートシステム」を設けています。
前作にも同様のサポート機能が搭載されていましたが、その中身については深くは公開されていないため、実走レビューの方で感じたことを記載していきます。
実走レビュー
サイズ感・履き心地
左右にスライド可能です。
公式サイトではハーフサイズ上が推奨されていますが、通常のサイズ感から大きく外れている感覚はありませんでした。
最近履いた中ではボメロプラスが少し大きかったものの、その他のナイキのデイリーモデルと大きくは変わらないくらいです。
スピードを出すシューズではないので、迷ったら大きい方を選ぶくらいで良いと思います。
アッパーは厚めでずっしりとしていますが、その代わりフィット感は良く感じました。
ヒールカウンターはガチガチに硬いこともなく、全体的に違和感なく快適です。
ペガサスよりもシンプルに感じる

ジョギングペースでの使用感ですが、全体的な印象はかなりシンプルでした。
リアクトXを使っているインフィニティラン4やペガサス41と比較しても、特徴感がなく普通です。
サポートシステムは何となくアーチサポートがあり、また両側から支えられているような気がしますが、そこまで制御されている感覚はありません。
詳しくは記載されていませんが、アシックスの「3Dガイダンスシステム」と同じようなソール形状の工夫で、違和感なく快適にサポート力を高めているように感じました。
エアズームユニットがないこともシンプルさにつながっていて、スタビリティモデルに内蔵する理由はよく分からなかったので廃止されて良かったと思います。
ソールはフラット形状でロッカーはなく、良い意味で自分で走っている感覚が強いです。
インフィニティランはゆりかご形状(ロッカー)が効いていましたが、ストラクチャー26は接地してそのまま終わります。
ボメロシリーズのような厚底で弾力感があるシューズに慣れていると、推進力がほとんどないように感じてしまうかもしれません。

クッションは丁度良いくらいで、リアクトXは柔らかすぎず、インソールで衝撃が吸収されているイメージです。
柔らかすぎないためブレ感はもちろんなく接地感も感じられ、フォームやリズムを意識できるのは良い点だと思いました。
ただ本当に普通なので走っていて楽しいことはなく、ウォーキングや普段履きと併用するのも良いと思いました。
マイルドなサポートとしては重い

ストラクチャー26はアシックスでいうゲルカヤノのような強力なサポートというよりは、GT-2000のようなマイルドなスタビリティモデルに入ると思います。
ただ、サポート機能がそこまで強くないことを考えると、300g近い重量は結構重いです。
参考までに、同カテゴリーのGT-2000 14(Asics)、アラヒ8(HOKA)、スーパーノヴァソリューション2(Adidas)は270g〜280g台です。
インフィニティラン4(322g)よりはマシで、反発は遅くはないですが、嫌にならないのはせいぜい4分半ペースまでといったところです。
重さの理由は、ペガサスも同様ですがリアクトXの密度が結構高いためだと思っていて、スーパーフォーム(ZoomX)との間を埋める軽量な素材が欲しいです。
一方で、キロ5ペースくらいなら重さはほとんど気にならないレベルでブレもしないため、ボメロのようなふかふかなシューズよりも扱いやすいと感じます。
個人的には柔らかすぎるソールは変に疲れることがあるので、ウォーキングなどで使うなら安定しているストラクチャーが合っていそうです。
必要以上のクッション・反発が不要(苦手)ならシンプルなストラクチャーの方が合っていて、その中間が良いならペガサスで、役割が明確になったのは良かったです。
インフィニティラン4との違い
廃盤となったインフィニティラン4との違いを解説します。
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Structure 26 | Infinity RN 4 | |
¥16,500 | 定価 (税込) |
¥18,700 |
298g | 重量 (27.0cm) |
322g |
36mm | 厚さ | 39mm |
10mm | ドロップ | 9mm |
ReactX | ミッド ソール |
ReactX |
商品画像の引用元:nike.com
リアクトXを採用したことでインフィニティラン4の後継モデルになると思っていましたが、走ってみると似ている要素は少なかったです。
そもそもストラクチャーの方が安定性のレベルは上とされていますが、その通りで接地後のブレはしっかり抑えられているように感じます。
また、インフィニティラン4のようなロッカーがないため、よりシンプルにしたようなイメージでした。

アウトソールも大きく異なり、インフィニティラン4では全域にワッフル形状がありましたが、ストラクチャー26は横に大きな溝が走っています。
柔軟性を高めるためによく見る形状ではありますが、ナイキとしては珍しい気がします。
アシックスのゲルカヤノに似ていて、安定性を高めようとするとこの形になるのかもしれません。
全体的にインフィニティラン4とは異なる印象だったので、ボメロシリーズと同様に後継モデルとしてはストラクチャー"プラス"が担当するのかもしれません。
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どんなランナーにおすすめ?
ストラクチャー26は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 安定性・快適性を重視したい
- シューズに強制される感覚が苦手
- 疲労時もフォームを崩さず走りたい
- ウォーキング・普段履きでも使いたい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- 少なからず推進力は必要
- 軽量なシューズがほしい
- インフィニティランの後継モデルだと期待している