【Nike】インフィニティラン4 レビュー│新素材のリアクトXを使用 – Unattached Runner
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【Nike】インフィニティラン4 レビュー│新素材のリアクトXを使用

★2024/1/14:記事を更新しました★

インフィニティラン4 レビュー

 ナイキのスタビリティモデルであるインフィニティラン4の特徴・使用感をレビューします。インヴィンシブル3ペガサス40との比較も行います。

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全モデル
メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

スペック

  • 発売日: 2023/8/10
  • 定価(税込): ¥18,700
  • 重量: 322g(27.0cm)
  • 厚さ: 39mm
  • ドロップ: 9mm
  • ミッドソール: ReactX
  • 主な用途: ジョギング、ロング走、ハーフ〜フルマラソン(サブ5〜完走)、ウォーキング

 インフィニティランは怪我ゼロを目指して長い期間をかけて開発され、安定性・クッション性に優れたシリーズです。

 マラソン完走を目指す初心者ランナーのみならず、トップランナーのデイリートレーナーとしても非常に人気です。

 3代目モデルまではアッパーのみの変更でマイナーチェンジが続いていましたが、今作ではミッドソールに新素材であるリアクトXが採用され、大きくアップデートされました。

 重量(27.0cm)は322gと前作から約20g増加しました。他社製品も含め、私が知る限り1番重いランニングシューズです。

 このためスピードトレーニングには不向きで、ジョギング・リカバリー用途がメインになってきます。

アッパー

インフィニティラン4 アッパー
インフィニティラン4 アッパー2

左右にスライド可能です。

 アッパーには前作と同様に伸縮性に優れたフライニットが採用されています。

 やや厚いため重量感はありますが、前作のフライニットよりも伸縮性が高くホールド感が得られます。

 その他の違いとして、つま先部分に撥水生地が採用され、ヒールカップの硬いプラスチックが廃止されました。

ソールユニット

インフィニティラン4 ミッドソール
インフィニティラン4 アウトソール

左右にスライド可能です。

 今作で新たに採用されたリアクトXは、従来のリアクトよりも少しだけ柔らかくエネルギーリターンが13%向上したフォーム材です。

 安定性を高めるためにソールの幅はかなり広めに設定し、側面内側は凸形状、外側は凹形状となっています。

 アウトソールはナイキ定番の厚めのワッフル形状となりグリップ力・耐久性が向上しましたが、重量増加につながっています。

ジョギングでの使用感

インフィニティラン4 15kmjog

 前日のスピードトレーニングで疲労が溜まっていたので、無理のないペースでジョギングを行いました。

 サイズ感はやや小さいですが、アッパーが伸びるため私は普段のサイズで問題ありませんでした。

 リアクトXは従来のリアクトよりは少しだけ柔らかいですが、ズームXと比べると硬く、安定性を大きく損なわない程度にクッション性を調整したイメージです。

 反発力は適度にあり、厚みがあるためペガサスよりも推進力が感じられました。

 クッション性・安定性はどちらも優れていて、キロ5前後のペースでは快適に走ることができました。

 ただしキロ4分半を切ったくらいから重さが無視できなくなり、あまりペースを上げる気にはなりませんでした。

 反発力があるためペースを上げることはできますが、やはり重いのでイージーラン・リカバリーランで走行距離を積むような使い方が最適だと思います。

リアクトインフィニティ3との違い

インフィニティラン4と3の違い

商品画像の引用元:nike.com

 インフィニティラン4はフルモデルチェンジのため、基本的には3代目までと別のシューズと考えて良いと思います。

 ちなみに、商品名称は今まで「リアクトインフィニティランフライニット」だったのが、今回は「インフィニティラン」簡素化されました。

 ミッドソールはやや柔らかいリアクトXに変更され、さらに約6mm厚底化されたことでクッション性・反発力が向上しました。

 ただし、ミッドソール・アウトソールが厚くなったことで、重量は322g(27.0cm)と約20g増量しました。

 元々スピード練習をするようなシューズではないため重量増加はさほど問題ではないですが、ジョギング中にペースを上げたくなるような方には不向きだと思います。

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インヴィンシブル3との違い

インフィニティラン4とインヴィンシブル3の違い

商品画像の引用元:nike.com

 インフィニティラン4とインヴィンシブル3の大きな違いはミッドソールで、インヴィンシブル3にはヴェイパーフライと同じズームXが使用されています。

 インフィニティラン4は安定性を重要視しているため適度な硬さがありますが、インヴィンシブル3はふかふかな履き心地が特徴です。

 重量はズームXを使用しているインヴィンシブル3の方が40g程軽く、さらにエネルギーリターンにも優れます。

 定価はインヴィンシブル3が2023年7月頃に値上がりしたため、インフィニティラン4との差は約7,000円まで広がりました。

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ペガサス40との違い

インフィニティラン4とペガサス40の違い

商品画像の引用元:nike.com

 ペガサス40はナイキの代表モデルです。重量・クッション性・安定性のバランスが取れていて、様々な用途に対応します。

 インフィニティラン4よりも薄く、通常のリアクトが使用されているためクッション性・反発力は劣りますが、40g程軽くて扱いやすさでは勝ります。

 定価はペガサス40の方が3,000円程安く、さらに取扱数が多いためセール価格で買えることも多いです。

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まとめ

 インフィニティラン4の特徴・使用感を以下にまとめます。

  • 安定性・クッション性に優れ、デイリートレーナーに最適
  • フルマラソン完走を目指す方にもおすすめ
  • 重量は300gオーバーと重めのため、イージーランが快適
  • 厚底化とリアクトXの採用でクッション性・反発力が向上