【Nike】インフィニティラン4 詳細情報│新素材のリアクトXを使用

 ナイキのスタビリティモデルであるインフィニティラン4の特徴・用途をレビューします。インヴィンシブル3ペガサス40との比較も行います。

シューズまとめ記事のリンク

メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

スペック

リアクトインフィニティ4 搭載技術

商品画像の引用元:nike.com

  • 発売日: 2023/8/10
  • 定価(税込): ¥18,700
  • 重量: 322g(27.0cm)
  • 厚さ: 39mm
  • ドロップ: 9mm
  • ミッドソール: ReactX
  • 主な用途: ジョギング、ロング走、ハーフ〜フルマラソン(サブ5〜完走)、ウォーキング

 インフィニティランは怪我ゼロを目指して長い期間をかけて開発され、安定性・クッション性に優れたシリーズです。

 マラソン完走を目指す初心者ランナーのみならず、トップランナーのデイリートレーナーとしても非常に人気です。

 3代目モデルまではアッパーのみの変更でマイナーチェンジが続いていましたが、今作ではミッドソールに新素材であるリアクトXが採用され、大きくアップデートされました。

 重量(27.0cm)は322gと前作から約20g増加しました。他社製品も含め、私が知る限り1番重いランニングシューズです。

 このためスピードトレーニングには不向きで、ジョギング・リカバリー用途がメインになってきます。

アッパー

リアクトインフィニティ4 アッパー

商品画像の引用元:nike.com

 アッパーには前作と同様に伸縮性に優れたフライニットが採用されています。

 やや厚いため重量感はありますが、前作のフライニットよりも伸縮性が高くホールド感が得られます。

 その他の違いとして、つま先部分に撥水生地が採用され、ヒールカップの硬いプラスチックが廃止されました。

ソールユニット

リアクトインフィニティ4 ソールユニット

商品画像の引用元:nike.com

 今作で新たに採用されたリアクトXは、従来のリアクトよりも少しだけ柔らかくエネルギーリターンが13%向上したフォーム材です。

 柔らかくなったとはいってもヴェイパーフライなどに使用されているズームXと比べると硬く、安定性を大きく損なわない程度にクッション性を調整したイメージです。

 安定性を高めるためにソールの幅はかなり広めに設定し、側面内側は凸形状、外側は凹形状となっています。

 アウトソールは厚いワッフル形状となりグリップ力・耐久性が向上しましたが、重量増加につながっています。

リアクトインフィニティ3との違い

インフィニティラン4と3の違い

商品画像の引用元:nike.com

 インフィニティラン4はフルモデルチェンジのため、基本的には3代目までと別のシューズと考えて良いと思います。

 ちなみに、商品名称は今まで「リアクトインフィニティランフライニット」だったのが、今回は「インフィニティラン」簡素化されました。

 ミッドソールはやや柔らかいリアクトXに変更され、さらに約6mm厚底化されたことでクッション性・反発力が向上しました。

 ただし、ミッドソール・アウトソールが厚くなったことで、重量は322g(27.0cm)と約20g増量しました。

 元々スピード練習をするようなシューズではないため重量増加はさほど問題ではないですが、ジョギング中にペースを上げたくなるような方には不向きだと思います。

関連記事
【NIKE】リアクトインフィニティ3 詳細情報│歴代モデルの比較も!

【NIKE】リアクトインフィニティ3 詳細情報│歴代モデルの比較も!

ナイキのリアクトインフィニティ3の特徴・用途をレビューします。歴代モデルの比較も行います。

インヴィンシブル3との違い

インフィニティラン4とインヴィンシブル3の違い

商品画像の引用元:nike.com

 インフィニティラン4とインヴィンシブル3の大きな違いはミッドソールで、インヴィンシブル3にはヴェイパーフライと同じズームXが使用されています。

 インフィニティラン4は安定性を重要視しているため適度な硬さがありますが、インヴィンシブル3はふかふかな履き心地が特徴です。

 重量はズームXを使用しているインヴィンシブル3の方が40g程軽く、さらにエネルギーリターンにも優れます。

 定価はインヴィンシブル3が2023年7月頃に値上がりしたため、インフィニティラン4との差は約7,000円まで広がりました。

関連記事
【NIKE】インヴィンシブル3詳細情報│ナイキ最大のクッション性

【NIKE】インヴィンシブル3詳細情報│ナイキ最大のクッション性

ナイキのクッショニングモデルであるインヴィンシブル3の特徴・用途をレビューします。リアクトインフィニティ3との比較も行います。

ペガサス40との違い

インフィニティラン4とペガサス40の違い

商品画像の引用元:nike.com

 ペガサス40はナイキの代表モデルです。重量・クッション性・安定性のバランスが取れていて、様々な用途に対応します。

 インフィニティラン4よりも薄く、通常のリアクトが使用されているためクッション性・反発力は劣りますが、40g程軽くて扱いやすさでは勝ります。

 定価はペガサス40の方が3,000円程安く、さらに取扱数が多いためセール価格で買えることも多いです。

関連記事
【Nike】エアズームペガサス40詳細情報│アッパーが重くなり38に逆行

【Nike】エアズームペガサス40詳細情報│アッパーが重くなり38に逆行

ナイキの代表モデルであるエアズームペガサス40の特徴・用途をレビューします。旧モデルのペガサス39との比較も行います。

まとめ

  • 安定性・クッション性に優れ、緩めのジョギングに最適
  • フルマラソン完走を目指す方にもおすすめ
  • 重量は300gオーバーとかなり重め
  • 厚底化とリアクトXの採用でクッション性・反発力が向上

おすすめ記事

【2023版】NIKEのランニングシューズ15足まとめ|目的別に紹介

【2023版】NIKEのランニングシューズ15足まとめ|目的別に紹介

ナイキのランニングシューズ15足を目的別にまとめました。購入時の参考にしてください。

【2020冬】厚底ランニングシューズ11足を比較!

【2020冬】厚底ランニングシューズ11足を比較!

今話題の厚底シューズ(ここでは25mm以上と定義)についてメーカーごとに調べてみました。本記事では11足(10社)の厚底シューズについて値段、重量、特徴についてまとめてみました。

【HOKA】マッハ5 詳細情報│クッション性も備えたスピードモデル

【HOKA】マッハ5 詳細情報│クッション性も備えたスピードモデル

ホカオネオネのマッハ5の特徴・用途をレビューします。前作のマッハ4や、同じ軽量モデルであるリンコン3との比較も行います。

【ミズノ】陸上スパイクXシリーズの違い│クロノインクスとの比較も

【ミズノ】陸上スパイクXシリーズの違い│クロノインクスとの比較も

ミズノの短距離用スパイクであるXシリーズの特徴・違いを紹介します。同じ短距離スパイクのクロノインクス9との比較も行います。