【NIKE】ズームペガサス38レビュー│36、37との違いも解説
2021年4月に発売されたナイキのエアズームペガサス(以下ペガサス38)のレビューをします。また、ペガサス36、37との比較も行います。
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目次
全体レビュー
本記事では、商品に関する画像はNIKE公式HPより引用しています。
ペガサス38は1983年から続くペガサスシリーズの38代目のモデルです。
ミッドソールにはリアクトとZoom Airユニットが使用され、反発力とクッション性を両立しているのが特徴です。
多くのトップランナーも使用しているデイリートレーナーですが、クッション性が高いためフルマラソン(サブ3.5~サブ4.5)でも使用することができます。
重量(ウィメンズ25.5cm)は実測251gでした。やや重いですが、反発力が高いため比較的速いペースまで対応できます。
実際に走ってみた感想
購入してすぐにジョギングで使用しました。ペガサスシリーズを買うのは、ペガサス34以来4年ぶりです。
前半は4分半ペースで走りました。少し重さは感じましたが、それを補うほどの反発があり普段のペース感覚と同じでした。
後半から調子が上がってきたのでペースを上げました。ペースを上げるにつれて、リアクトの反発を強く感じるようになりました。
沈み込みが大き過ぎず反発がすぐに返ってくるので、テンポよく足が回り最終的にキロ4を切っていました。
最近までジョギングでペガサスターボ2(ペガサスのスピードモデル)を履いていたのもありますが、走った後のダメージが少ないのが大きなメリットだと感じます。
今回はキロ4を切るペースまで上げましたが、適正ペースはキロ4~キロ6分半くらいだと思います。
これ以上速いペースでは重さを感じますし、これ以上遅いペースには反発が強過ぎるかなと思います。
ペガサス36、37、38の違い
ペガサス38 | ペガサス37 | ペガサス36 | |
---|---|---|---|
定価(税込) | 14,300円 | 14,300円 | 13,200円 |
重量(税込) | 290g | 269g | 254g |
厚さ | 31mm | 31mm | 26mm |
ドロップ | 10mm | 10mm | 10mm |
ミッドソール | React + Zoom Air | React + Zoom Air | Cushlon + Zoom Air |
ペガサスシリーズは大幅アップデートとマイナーチェンジを交互に繰り返しています。
36から37は大幅アップデートでしたが、37から38はマイナーチェンジになります。
まず36と37を比較すると、ミッドソールがクシュロンからリアクトに変更されています(大幅アップデート)。
リアクトはナイキ最大の反発力を持ち、耐久性とクッション性も兼ね備える素材です。
クシュロンよりも高機能な位置付けの素材のため、定価(税込)は13,200円から14,300円まで上がりました。
また、厚さは5mm増の31mmとなりクッション性が重視されるようになりました。ただし、重量はペガサス37の方が15g程重いです。
次にペガサス37と38の比較ですが、ソールユニットは全く同じでアッパーのみが異なります(マイナーチェンジ)。
ペガサス38ではアッパーが広くなり、多くのランナーの足型に合うように改良されています。
ただし、ペガサス37から38へのアップデートでも重量は増して290g(27.0cm)となりました。
そのため、スピード練習には不向きとなりましたが、フルマラソンに十分対応できるシューズに変わったといえます。
ライバルフライ3もおすすめ
エアズームライバルフライ3(以下ライバルフライ3)はペガサス38の軽量版モデルといえます。
重量(27.0cm)は240gと軽く、定価も9,350円と非常に安いです。
ミッドソールはクシュロンとZoom Airユニットの組み合わせとなっていて、従来のペガサス(36以前)と似たシューズといえます。
ペガサス38よりもクッション性と反発力は低いですが、軽いのでスピードの出しやすさは圧勝です。長距離での使用がメインでないならライバルフライ3も要検討です。
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ペガサス38と似たシューズ
FuelCell PRISM v2 (New Balance)
FuelCell PRISM v2はニューバランスのサブ4〜サブ5向けのシューズです。
重量も厚さもペガサス38と同じくらいで、ジョギング〜レースまで使えるところも似ています。
ペガサス38よりも安定性に特化しているため、FuelCell PRISMの方がやや初心者向けといえます。
用途が幅広い上に1万円を切ること多いので、コスパはかなり高いといえます。
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ウエーブライダー25 (ミズノ)
ウエーブライダー25はミズノのサブ5向けのシューズです。高い安定性とスムーズな走り心地が特徴です。
重量(27.0cm)は275gとペガサス38よりもやや軽いですが、反発力はペガサス38の方が高いです。
ドロップは12mmと大きいためスピードは出しづらいですが、体重移動のサポートでゆっくりなペースでも楽に走れます。
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まとめ
エアズームペガサス38の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- ジョギング〜レース(サブ4前後)まで使用可能
- 反発力とクッション性を両立
- 前のモデルよりもフィット感が改良された
- 多くのトップランナーも使用