【HOKA】リンコン3レビュー│マッハ4との違いも解説!
ホカオネオネの軽量シューズであるリンコン3の特徴・用途を解説します。用途が似たシューズであるマッハ4との違いも解説します。
全体レビュー
本記事では、商品に関する画像は各メーカー公式HPより引用しています。
リンコン3は軽量性が特徴のシューズです。重量(27.0cm)は210gで、アルファフライ(NIKE)と同等の軽さです。
ホカオネオネの代表的なシューズであるクリフトンやボンダイと比べるとやや硬いですが、スピードが出しやすく用途が広いです。
速めのジョギング〜テンポ走での使用がメインになりますが、フルマラソン(サブ4前後)で使うこともできます。
上級者向けのレーシングシューズであるロケットXと構造が似ているため、ロケットXの練習用として持っておくのも良いと思います。
前作からのアップデート内容
リンコン3の一番のアップデート内容は耐久性です。アウトソールのゴムの量が増量したため、リンコン2の課題であった耐久性が改善されました。
また、アッパーの改良により重量は8g軽量化され、通気性も向上しました。ミッドソールは大きな変更がなく、乗り心地は同じです。
ダウングレードされた点は見当たらないため、値段に大きな差がなければリンコン3を選ぶことをおすすめします。
マッハ4との違い
リンコン3のミッドソールは単一層(コンプレッションEVA)ですが、マッハ4は二層となっています。
上層はPROFLYと呼ばれる柔らかい材質、下層はラバライズドEVAが使用されていて、下層はアウトソールの役割も兼ねています。
上層のPROFLYは柔らかいものの、下層のラバライズドEVAはリンコン3のミッドソールよりも硬いため、全体としてはやや硬い接地感となります。
耐久性はリンコン3の方が高いです。マッハ4はミッドソールがむき出し(アウトソールがない)のため摩耗が早いです。
これらのミッドソール構造をカーボンプレート内蔵のレーシングモデルと比較すると、リンコン3はロケットX、マッハ4はカーボンX2と対応しています。
また、ヒール部の形状を比較すると、マッハ4はリンコン3よりも突き出た形状(Swallow Tail構造)となっています。
この形状はフィットネス用シューズであるカワナにも採用され、かかと接地の場合でもスムーズな体重移動をサポートする役割があります。
ただし、ミッドソールのボリュームが増えるため、重量はリンコン3の方が20g程度軽いです。
このように違いは何点かあるものの、どちらもジョギング〜テンポ走、フルマラソンに使えるシューズで用途はほぼ同じです。
どちらにするかは基本的に好みで選んで良いですが、マッハ4の方がややジョギング寄りの位置付けです。
このため、ジョギングシューズと兼ねたい場合はマッハ4、別にもう1足欲しいならリンコン3という選び方をしても良いと思います。
リンコン3と似たシューズ
RINCON 3 | FuelCell REBEL v2 | Hyperion Tempo | |
---|---|---|---|
メーカー | HOKA | New Balance | BROOKS |
重量(27.0cm) | 210g | 204g | 207g |
厚さ | 33mm | 29mm | 30mm |
ミッドソール | CMEVA | FuelCell | DNA FLASH |
リンコン3と用途が似たシューズにはFuelCell REBEL v2 (New Balance)、Hyperion Tempo (BROOKS)が挙げられます。
これらのシューズは30mmを超える程の厚さがありますが、軽量でスピード練習にも使える点で似ています。
FuelCell REBEL v2のミッドソールはもちもちしていて非常にクッション性が高いです。反発力も高くインターバルにも対応しますが、柔らかすぎて安定性はやや低いです。
ハイペリオンテンポは高い反発力が特徴です。ミッドソールはやや硬いものの、安定性が高いためトラックでの練習にもおすすめです。
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まとめ
リンコン3の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- 軽量でスピードが出しやすい
- 用途はジョギング、テンポ走、ハーフ~フルマラソン
- ロケットXの練習用にもおすすめ
- 前作から耐久性がアップ
- マッハ4の方が少しだけジョギング寄り