【HOKA】クリフトンエッジ レビュー│通常モデルとの違いは?
HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のクリフトンエッジのレビューをします。通常モデルのクリフトン7,8の違いも解説します。
全体レビュー
本記事では、商品画像はHOKA公式HPより引用しています。
HOKAのベストセラーといえばクリフトンシリーズですが、クリフトンエッジはその派生系にあたります。
クリフトンエッジも通常のクリフトンと同様に、主な用途はジョギングやLSDになります。
定価(税込)は22,000円で、通常モデル(17,600円)より3,400円も高いです。その代わり、安定性と反発は高くなっています。
重量は226g(25.5cm)で、見た目から想像される重さよりも軽いです。
厚さは公式では29mmと紹介されていますが、実物を測定したところ31mmでした。
通常のクリフトンとの違い
HOKAニュージーランドのHPに、通常モデル(クリフトン7など)との違いについての記事がありました。
安定性が高い
安定性が高くなった理由は、ミッドソールがかかとの後ろまで突き出ていて接地面積が大きいためです。
特に、ヒールストライク走法(かかと接地)のランナーに恩恵が大きくなります。
記事によると、通常のクリフトンよりも安定性がほしいけどわざわざ安定性の高いシューズを買うまでもないとき(そんなことある?)に最適だそうです。
同じサイズ(25.5cm)のシューズを並べてみると大きさの差は歴然です。ちなみに右側はニューバランスのFuelCell REBEL v2です。
写真だけ見るとかなり大きいように見えますが、かかとから後ろに突き抜けているだけでサイズ感が大きくなっている訳ではないです。
ミッドソールが硬めで高反発
次にミッドソールですが、通常モデルよりも軽く、硬めで反発力が高くなっています。
クリフトンエッジと通常のクリフトンの重量を比較すると次のようになります。
モデル | 27.0cm | 24.0cm |
---|---|---|
クリフトンエッジ | 252g | 204g |
クリフトン8 | 250g | 215g |
クリフトン7 | 247g | 201g |
あまり変わっていないようにも見えますが、ミッドソールの体積が大きいことを考慮すると十分軽いです。
ちなみにミッドソールの体積は、クリフトンエッジが734cm2、クリフトン8が655cm2となっています。単純計算でクリフトンエッジのミッドソールの方が10%くらい密度が低いです。
また、ミッドソールが硬くなったことで反発力が高くなりスピードが出しやすい仕様になっています。
このため、リカバリーランやロング走など、クッション性が高いシューズを求めている場合は通常のクリフトンの方がおすすめです。
ナイキで例えれば、クリフトンエッジがズームペガサス、通常のクリフトンがリアクトインフィニティみたいな感じです(あくまで例えです)。
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実際に走ってみました!
HOKAのシューズは初めてだったので購入後すぐに8kmほど走ってきました。
ミッドソールが思っていたよりも硬く、結構な反発があります。
そのため、キロ4分半(4'30"/km)くらいまでは意識しなくても自然とペースが上がりました。
クッション性が高いのにそこそこのスピードが出せるのは結構ありがたいです。
ジョギングでキロ5を切ることがあるランナーは、値段を気にしないならばクリフトンエッジを選んだほうが良いと思います。
最後の1kmは意識的にキロ4まで上げましたが、流石に重さとゴツさを感じました。
ミッドソールが広くて安定性はかなり高いですが、それゆえ速いペースでは走りづらくなります。
アッパーはつま先部が広く、やや狭めの中足部で固定される感じです。履き心地は良いので、長い時間走っても痛くなりません。
以上より、今後はキロ5前後のジョギング + 普段履きで使用しようと思います。
まとめ
クリフトンエッジの特徴や用途をまとめると以下のようになります。
- 用途はジョギングやLSDがメイン
- キロ4分半よりも遅いペースがおすすめ
- ミッドソールが広く安定性が高い
- 通常のクリフトンより硬くスピードが出しやすい
クリフトンエッジは派手なデザインも多いので、見た目で選ぶのも面白いと思います!