【On】Cloudspike 1500m レビュー│主にドラゴンフライとの比較 – Unattached Runner

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【On】Cloudspike 1500m レビュー│主にドラゴンフライとの比較

 Onの中距離用スパイクであるCloudspike 1500m(クラウドスパイク1500m)を試す機会があったので、1000mを1本走ってみました。かなりレアなスパイクで貴重な機会だったので、特徴・使用感をレビューします。

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商品概要

スペック

Cloudspike 1500m

商品画像の引用元:on-running.com/ja-jp

  • 発売日:2023/7/6
  • 定価(税込):¥17,380
  • 重量:138g(27.0cm)
  • 厚さ:20mm以下
  • ミッドソール:Helion HF + Speedboard(カーボン15%配合)
  • ピン:5mm
  • 主な用途: 800m〜10000m、スピード練習

 On初のトラック用スパイクで、長距離向けのCloudspike 10000mと同時に発売されました。

 発売前からトップレベルの選手による実績があったため性能は期待されており、公式HPで発売後すぐに売り切れとなりました。

 その後も再販がなく入手経路が限られていたため、非常に流通数が少ない状態です(2023年11月現在)。

 Onのシューズは基本的に高価で最速モデルのCloudboom Echo 3は定価が3万円を超えますが、Cloudspikeの定価は17,380円と他社製品と比較しても安いです。

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アッパー

Cloudspike 1500m アッパー

 普段履いているスパイクのドラゴンフライ(Nike)と比較しながら各パーツを見ていきます。

 アッパーはやや硬めの素材で、ドラゴンフライと感触が近いです。足がしっかりと固定されるため、スピードを出してもブレにくいです。

 カラーは1色のみ(Undyed-White/Mint)で、ロゴの一部が大きくプリントされたデザインです。

Cloudspike 1500m インソール

 インソールには、グリップ力を高めるためにシリコンプリントが施されています。これはマラソンモデルのCloudboom Echo 3と同様です。

 写真では見づらいかもしれませんが、前足部の横線14本(透明)、かかとのロゴと文字(黒色)がシリコンです。

 ヒールカウンターもやや硬めです。動画で比較しているように、ドラゴンフライよりも剛性が高いことが分かると思います。

 ドラゴンフライの方がやや薄く、後ろの穴で剛性が下がっていますが、これによりホールド力が落ちる印象はありません。

 このため、ヒールカウンターに関してはもう少し剛性を落とし、同時に重量を削減しても良いかなと感じました。

ソールユニット

Cloudspike 1500m ミッドソール

 ミッドソールには反発力に優れたHelion HFを使用し、カーボンを15%配合したSpeedboardを前足部に内蔵しています。

 Cloudパーツ(空洞の部分)は非常に小さく、正直なところ走っていてもほとんど感じないレベルでした。

 アウトソールにはU字のプレートが前足部のみに配置されています。Speedboardも短めで柔軟性が高く、長距離スパイクのような構造です。

 実際のところ、一世代前ですがマトゥンボ(Nike)という長距離向けスパイクのプレートと同形状で、どちらもピンの数は少ないです。

1000mでの使用感

Cloudspike 1500m 1000mで使用

1~4本目はドラゴンフライ(Nike)、5本目のみCloudspike 1500m使用。

 ドラゴンフライで1000m×4(レスト400jog)のインターバルを行った後、15分のレストを挟んでCloudspike 1500mで1000mを1本走りました。

 Cloudspike 1500mは借りたもので、普段より0.5cm小さいサイズを使用しています。幅が狭かったものの、そこまで無理せず履くことができました。

 結果は2分42秒で、前の4本で消耗していたことを考えると普通に良いタイムで走れたと思います。

 マラソン用のCloudboom Echo 3はやや硬い印象がありましたが、スパイクとなると応答性が良く、程良いクッションでドラゴンフライの乗り心地に近いです。

 ただし、ドラゴンフライより少しだけ接地感が強く、プレートの下でフォーム材が圧縮しているような感覚でした。

 今回のタイム(2分42秒)は体感と差異はなく、今回1本走った限りでは性能はドラゴンフライと同等の印象です。

 初めて履いたもののクセがなく違和感なく走れたため、多くの方に合うのではないかと思います。

 ただし、ドラゴンフライは2年以上使っていて信頼感が強いため、流通数が少ないCloudspike 1500mを定価以上の値段で入手しようとは現状思いません。

 再販して簡単に定価で買えるようになるか、次のモデルが出れば検討したいと思っています。

Cloudspike 10000mとの違い

Cloudspike 1500mと10000mとの違い

商品画像の引用元:on-running.com/ja-jp

 Cloudspike 10000mはCloudspike 1500mを厚くしたようなスパイクで、中距離種目でも使用している選手は多いです。

 ただし、厚さが20mmを超えているため、規則変更が適用される2024年11月以降は使用できなくなる見込みです。

 Cloudspike 10000mは厚い上に、Speedboardがフルレングスでアウトソールのプレートも中足部まで伸びているため、長距離向けスパイクとはいいつつ反発力が高いです。

 その他の違いとして、ピンの数はCloudspike 10000mの方が1本と多く、つま先部のソールの傾斜は若干緩いです。

 個人的には20mm以下でCloudspike 10000mのようなスパイクを発売してほしいですが、WAのリストではバージョン2も20mmを超えています(2023年11月現在)。

 レースで使えないとなると購入の決心がつかないので、20mm以下となるように調整されることを願っています。