【NIKE】インヴィンシブル3詳細情報│ナイキ最大のクッション性
ナイキのクッショニングモデルであるインヴィンシブル3の特徴・用途をレビューします。リアクトインフィニティ3との比較も行います。
商品概要
スペック
商品画像の引用元:nike.com
- 定価(税込): ¥25,740(2023/7値上げ)
- 重量: 282g(27.0cm), 230g(24.0cm)
- 厚さ: 40mm
- ドロップ: 9mm
- ミッドソール: ZoomX
- 主な用途: ジョギング、ロング走、LSD、ハーフ〜フルマラソン(サブ4〜完走)
ナイキで最もクッション性に優れたモデルで、主にジョギング〜ロング走まで活躍します。
ナイキの代表モデルであるエアズームペガサスよりもジョギング寄りで、ゆっくり長く走る場面に適しています。
最近はこのようなクッショニングモデルの厚底化も流行っており、ゲンニンバス25(Asics)、クリフトン9(HOKA)が競合モデルとして挙げられます。
ヴェイパーフライと似た構造
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インヴィンシブル3のミッドソールはズームX、厚さは40mmで、ナイキ最速のヴェイパーフライと似た構造をしています。
ただし、インヴィンシブル3の重量(27.0cm)は282gで、ヴェイパーフライよりも80g以上重いです。
主な理由は、安定性を高めるために幅を広くしているためです。特に後足部はヴェイパーフライよりも30mmくらい広いです。
ソールの厚さは同等のため、単純に幅が広い分だけフォーム材(ズームX)の使用量が多くなり、重量増加につながります。
さらに、アッパーの重量差もあります。ズームXの反発力をしっかりと支えるため、ジョギングペースでも足がブレないようにサポートされます。
また、カーボンプレートで推進力を生みだすヴェイパーフライに対して、インヴィンシブルラン3はロッカー形状のソールが体重移動をサポートし、スムーズなライド感が得られるのが特徴です。
インヴィンシブルラン2との違い
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初めに商品名についてですが、旧モデルはズームXインヴィンシブルランフライニット2と長々と記載されていましたが、今作よりインヴィンシブル3と簡潔に表記されています。
表記がなくなっただけで、インヴィンシブル3にも「ズームX」と「フライニット」は搭載されています。
インヴィンシブル2との違いは、ソールが約3mm厚くなりクッション性が向上し、安定感を高めるために幅も広がった点です。
今作もふかふかな感覚が特徴的ですが、バウンス感は控えめになりロッカー形状を感じやすくなったように感じます。
アッパーはヒールクリップを小さくするなどして軽量化されましたが、かかとが抜けやすくスピードは出しづらくなりました。
リアクトインフィニティ3との違い
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リアクトインフィニティ3はインヴィンシブル3からクッション性を若干落とし、安定性を高めたようなモデルです。
アシックスのProtectカテゴリーであるゲルニンバス(クッション性)とゲルカヤノ(安定性)の関係性と同じです。
どちらも日々のジョギング、フルマラソン完走まで使える性能があり、使いどころはほとんど同じです。
どちらを選ぶかは好みによるところが大きいです。安定性や値段を重視するならリアクトインフィニティ3、クッション性・反発を重視するならインヴィンシブル3がおすすめです。
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軽さを求めるならペガサスターボネイチャー
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インヴィンシブル3と同じくズームXを使用したモデルにペガサスターボネクストネイチャー(以下、PTNN)があります。
重量はPTNNの方が25g程軽く、軽めのスピード練習でも使えるため用途が幅広いです。
ただし、厚さはインヴィンシブル3よりも8mm薄く、従来のペガサスターボよりも硬めのため、クッション性に期待している場合にはおすすめできません。
やや速めのジョギングで使う場合や、練習前のアップなどで軽くスピードを入れるような場合にPTNNが選択肢に入ります。
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まとめ
インヴィンシブル3の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- ナイキ最高のクッショニングモデル
- ジョギング、ロング走、フルマラソン(サブ4〜完走)におすすめ
- 旧モデルよりも約3mm厚くなった
- 幅が広くなり安定性が向上