【プーマ】マグニファイニトロ2 レビュー│タウンユースにも最適な厚底モデル – Unattached Runner
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【プーマ】マグニファイニトロ2 レビュー│タウンユースにも最適な厚底モデル

★2024/2/18:記事を更新しました★

 プーマの厚底クッショニングモデルであるマグニファイニトロ2の特徴・使用感をレビューします。用途が似ているフォーエバーランニトロとの違いも解説します。

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全モデル
メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

スペック・特徴

  • 発売日:2023/7/26
  • 定価(税込):¥18,700
  • 重量:286g(27.0cm), 259g(25.5cm)
  • 厚さ:39mm
  • ドロップ:10mm
  • ミッドソール:Nitro Foam
  • カテゴリー:クッショニング
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース(サブ4.5〜完走)、タウンユース

 マグニファイニトロ2は最近増えつつある厚底のデイリートレーナーです。

 プーマ公式ではクッショニングレベルが最大とされてはいますが、安定感がありニュートラルモデルに近い乗り心地です。

 デイリートレーナーとしてはベロシティニトロというモデルがありますが、プレミアムデイリートレーナーの位置付けで新たに発売されたのがマグニファイニトロフォーエバーランニトロです。

 フォーエバーランニトロとの比較は記事後半で行いますが、こちらは安定性に優れたスタビリティモデルです。

アッパー

マグニファイニトロ2 アッパー
マグニファイニトロ2 シュータン

左右にスライド可能です。

 アッパーはニット素材が採用されています。特につま先部分の伸縮性が高く、フィット感・快適性が重視されています。

 内側はPWRTAPEと呼ばれるサポート素材で補強されているため、全体的に見ればしっかりとした構造です。

 サイズ感・幅はやや広めです。靴ひもを締めたままでも容易に着脱ができるため、タウンユースとしても使いやすいです。

ソールユニット

マグニファイニトロ2 ミッドソール
マグニファイニトロ2 アウトソール

左右にスライド可能です。

 ミッドソールには窒素を注入することでクッション性・反発力を高めたニトロフォームが採用されています。

 初代モデルはボトム層にEVAベースの硬めのフォーム材を配置していましたが、今作では全域がニトロフォームです。

 厚さは39mmあるものの、ニトロフォームは柔らかすぎず、適度な安定性と高い反発力が得られます。

 ソールは緩めのロッカー形状となっているため、前に押し出される感覚も得られます。

 アウトソールには耐摩耗性・グリップ力に優れたPUMAGRIPが厚めに使用されているため、耐久性は問題ありません。

購入理由・使用感

 今までプーマのランニングシューズは試したことがなかったため、少し前から何かしらのモデルは購入しようと考えていました。

 そんな中で通勤用で履いていたクラウドスウィフト(On)のアウトソールが擦り減ってきたため、丁度良いタイミングだと思って購入しました。

 マグニファイニトロ2を選択した理由は幅・履き口が広めで着脱がしやすく、ジョギング用として十分なクッション性を備えているためです。

 また、定価は18,700円ですが楽天市場でポイント含め10,000円くらいまで値下げされていたのも大きいです。プーマはOnやBrooksよりもセール価格になりやすい印象があります。

マグニファイニトロ2 12kmjog

 商品到着後早速通勤で使用し、そのまま帰宅ラン(12km)をしました。

 サイズは普段のジョギング用と同じ25.5cmで問題なく、着脱も簡単でした。

 重量は実測259gでしたが、見た目の大きさから想像されるよりは軽く、履いてみると重さはほとんど気になりません。

 ニトロフォームは初めてでしたが、硬度はナイキのリアクトと同じくらいで、クッション性はあるものの反発寄りの感触です。

 このため厚さは39mmあるものの安定感はあり、厚さがしっかりと反発力に変換されています。

 アウトソール(PUMAGRIP)はグリップ力が高くてスピードが出しやすく、キロ4くらいまでなら無理なく出せそうでした。

フォーエバーランニトロとの違い

マグニファイニトロ2とフォーエバーランニトロの違い

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 フォーエバーランニトロは安定性を高めたスタビリティモデルで、マグニファイニトロ2と同じくデイリートレーナーに分類されます。

 性能はほぼ同じですが、フォーエバーランニトロはクッション性と反発力を少し抑え、サポート力を高めたようなイメージです。

 ミッドソールは硬度の異なる2種類のニトロフォームを使用し、安定性を高めるために硬い側をシェルとして囲むように配置しています。

 また、ヒールカウンターとアウトソールの高さを非対称とすることで、足が所定の位置に運ばれるようにガイドしています。

ディヴィエイトニトロ2も選択肢

マグニファイニトロ2とディヴィエイトニトロ2の違い

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 ディヴィエイトニトロ2は恐らくニトロシリーズで最も人気で、様々な場面で活躍できるモデルです。

 定価は22,000円ですが、こちらもセール価格で購入できることが多く、コストパーフォーマンスに優れています。

 マグニファイニトロ2と比較するようなモデルではないですが、ジョギング用としても使えるため選択肢として考えても良いと思います。

 ミッドソールには最速モデルと同じニトロエリートフォームを採用し、カーボンプレートを内蔵しています。

 マグニファイニトロ2よりもやや高価で耐久性は落ちますが、速めのジョギング・軽めのスピード練習・マラソンでサブ4を狙う方は検討してみてください。

まとめ

 マグニファイニトロ2の特徴・使用感を以下にまとめます。

  • 厚さ39mmのデイリートレーナー
  • ジョギングやレース(サブ4.5〜)におすすめ
  • サイズ感は広めで快適性に優れ、着脱が容易
  • フォーエバーランニトロよりもクッション寄り