【HOKA】クリフトン10 レビュー│10mmの厚底化!もはやボンダイ9?
HOKAのクリフトン10は、高いクッション性を備えつつ安定感もある人気のシューズです。
今作では10mmも厚底化されたことでボンダイのような見た目となり、その性能が気になっている方は多いと思います。
そこで本記事では、クリフトン10の特徴・使用感をレビューし、ボンダイ9との違いも解説します。
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| 用途別 |
目次
クリフトン10 基本情報
- 発売日:2025/4/1
- 定価(税込):¥19,800
- 重量:275g(27.0cm), 245g(25.5cm)
- 厚さ:42mm(M), 38mm(W)
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:CMEVA
- カテゴリー:クッション
- 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4.5~完走)、ウォーキング、タウンユース
- 10mmの厚底化
- クッションと安定感の両立
- メタロッカーのサポート
- 1,100円値下げ
- 20g以上の重量増加
クリフトン10の特徴
クリフトン10はHOKAを代表するクッションモデルで、フルマラソン完走〜普段使いまで活躍するシューズです。
ミッドソールには引き続きCMEVA(圧縮成形EVA)が採用されています。独自の配合だとは思われますが、一般的な材質のため反発力は抑えられています。
フォームのショアA硬度は、5回平均値が37.3HAでした。
ソールの形状にも左右されるため単純な比較にはなりませんが、前作のクリフトン9(36.1HA)よりも若干硬い結果となりました。
触ってみると確かに少し硬くなったような気はしますが、そこまで変わった感覚でもありません。
安価なEVAフォームよりは柔らかく、かといってスーパーフォームのように大きく沈むほどでもないくらいです。
一番のアップデートはソールの厚さで、公表値はメンズが42mm、レディースが38mm、実測値(メンズ25.5cm)では38.9mmでした。
クリフトン(というよりHOKA)は厚いイメージがありますが、クリフトン9は実は32mmしかなく、10mmも厚くなったことになります。
このアップデートによりマックスクッションモデルのボンダイ9との厚さの差はたったの1mmとなりました(記事後半で比較します)。
重量は代表サイズ(27.0cm)が約275gで、25.5cmサイズで実測245gでした。
厚底化の影響で、クリフトン9よりも20g以上増加しています。
それでも10mm厚くなったことを考えれば、重量増加はかなり抑えられているといえます。
40mmオーバーのクッションモデルとすれば平均値を下回るので、軽いと感じる方が多いと思います。
実走レビュー
サイズ感・履き心地
25.5cmサイズにおける内寸の測定結果は以下のようになりました。
レギュラー幅を選択しましたが、普段のサイズでぴったりに感じました。
エキストラワイドサイズまで用意されているためか、レギュラー幅はそこまで大きく作られていないように思われます。
数値上では全長が平均値を上回っていますが、これは先端がやや尖った形状をしているためだと思われます。
1.0cmサイズが違うとはいえ、リンコン4と並べてみると見た目の大きさが全然異なります。
確かにつま先の部分が余ってはいますが、HOKAのシューズとしては前足部の高さが抑えられており、ぴったりフィットされる感覚でした。
履き口は広くも狭くもないですが、かかとの部分が反っているため着脱は靴ひもを締めた状態でも可能でした。
快適で疲れないクッション
ミッドソールのCMEVAはそこそこ硬度があるため安定感があり、42mmのソールを考えると圧縮する感覚はそこまでありません。
他社のマックスクッションと呼ばれるカテゴリーには、もっと柔らかくてふかふかなシューズは多いです。
それでもクリフトン10のクッションの評価が高いのは、柔らかすぎず最も快適に感じられる硬度だからだと思います。
走ってみると柔らかい感覚はそこまでないですが、かといって接地時の衝撃もほとんど伝わってきません。
気づきにくいレベルでフォームが圧縮していて、ソール全体で衝撃を吸収しているイメージでした。
ロッカーは強すぎず程々で、反発力もあえて抑えられているためか、ほとんど意識が向かずに走れます。
足を置けば勝手に進むようなシューズではないですが、この少しサポートされるくらいが快適でクセになります。
スニーカーとしても人気な理由も同じで、快適性・安定性・疲れづらさを追求していくと、これくらいの硬度になるのかもしれません。
反発力も求めるならマッハ7やスカイフローもあるし、クリフトンはこのまま柔らかすぎない感覚を維持してほしいです。
私は最近はリカバリー用として大きく沈む感覚が不要に感じてきているため、この用途ではクリフトン10はトップを争うくらい上位にきます。
ブルックスのシューズ(ゴーストマックスやグリセリンマックス)が好きな方は、クリフトン10も気に入ると思います。
逆にボメロプラス(Nike)や1080v15(New Balance)といったふかふかなシューズに慣れていると、最初はクリフトン10の硬度に戸惑うかもしれません。
クリフトン9よりも推進力を感じる
クリフトン9と同時に履いてみると、厚さが10mm増加したことによる剛性アップが最も違いとして感じられました。
クリフトン9は厚さが30mmを少し超える程度だったので蹴り出し時に曲がりやすく、良くも悪くも推進力が吸収される感覚でした。
一方でクリフトン10は剛性が増したことで曲がりづらく、メタロッカーによる推進力を感じやすくなりました。
また、今作からHOKAのシューズとしては大きい8mmドロップが採用されたため、これによりスムーズになったことが影響しているのかもしれません。
フォームはCMEVAのままなので沈む感覚や反発力は大きく変わっておらず、快適な範囲の中で推進力が増しています。
ジョギングやフルマラソン完走(〜サブ4.5)を目指すペースなら重量増加はほとんど気にならないため、値下げも含めコスパが高くなったように思います。
ボンダイ9との違い
マックスクッションモデルのボンダイ9との違いを解説します。
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|---|---|---|
| Clifton 10 | Bondi 9 | |
| ¥19,800 | 定価 (税込) |
¥24,200 |
| 275g | 重量 (27.0cm) |
297g |
| 42mm | 厚さ | 43mm |
| 8mm | ドロップ | 5mm |
| CMEVA | ミッド ソール |
SCF EVA |
商品画像の引用元:www.hoka.com
クリフトン10は10mm厚くなったことで、ボンダイ9との差は1mmまで縮まっています。
ただしドロップ差は3mmあるため、前足部は4mmの差がある計算となります。
一番の違いはミッドソールで、ボンダイ9はCMEVAよりも弾力感があるSCF EVA(スーパークリティカルフォームEVA)を採用しています。
クリフトン9とは異なるもっちりとした接地感で、また別の種類のクッションに感じます。
アッパーも含めてクリフトン10よりも贅沢でボリュームがありますが、重量は20gほど重くなります。
それでも300gを下回っているので、普段使いとしてはどちらも軽量であることには変わりません。
どちらもクッションがあり快適ですが、ランニング用途も含め迷っているならまずは軽量でより安定感があるクリフトン10から試してみるのが良いと思います。
どんなランナーにおすすめ?
クリフトン10は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 極端に沈まない快適なクッションが好み
- 厚みがありつつも軽量なシューズが良い
- 普段使いとしても考えている
- HOKAから初めの1足を探している
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- ふかふかなクッションを想像している
- 強い反発力で進みたい



