【Puma】ヴェロシティニトロ3 レビュー│シンプルだけど少し弾むデイリートレーナー – Unattached Runner
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【Puma】ヴェロシティニトロ3 レビュー│シンプルだけど少し弾むデイリートレーナー

ヴェロシティニトロ3 メイン

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 プーマの厚底デイリートレーナーであるヴェロシティニトロ3の特徴・用途をレビューします。比較的シンプルなシューズですが、厚底で少し弾むような乗り心地が特徴です。

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全モデル
メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

スペック・特徴

  • 発売日:2024/2/1
  • 定価(税込):¥14,300
  • 重量:264g(27.0cm)
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:8mm
  • ミッドソール:Nitro Foam + Pro Foam Lite
  • 寿命:800km
  • カテゴリー:ニュートラル
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース(サブ4〜完走)、部活、軽めのスピード練習

 ヴェロシティニトロ3はプーマの代表的なデイリートレーナーで、安くてシンプルながら、程良く弾む乗り心地が特徴のモデルです。

 プーマ公式では特に宣伝に力が入れられており、東京マラソン2024ではEXPOに出展され、PR動画では川口春奈さんが起用されています。

 デイリートレーナーにはマグニファイニトロ2・フォーエバーランニトロというモデルもありますが、これらはプレミアムモデルのような位置づけで、それぞれクッション・安定性が強化されています。

 ヴェロシティニトロ3はこれらのモデルと比べるとシンプルな構成ですが、定価が14,300円と最も安く、以下のように類似カテゴリーの他社製品と比較してもコスパに優れます。

  • ヴェロシティニトロ3 (Puma):14,300円
  • ペガサス40 (Nike):16,500円
  • GT-2000 12 (Asics):15,400円
  • Fresh Foam 880v14 (New Balance):15,400円

 重量(27.0cm)は264gとデイリートレーナーしては軽量です。適度なクッション性・反発力もあるため、安さ・ある程度の性能を求める方に適しています。

 以下から、各パーツの特徴を解説していきます。

アッパー

ヴェロシティニトロ3 アッパー

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 アッパーには通気性に優れたメッシュアッパーが採用されています。

 快適性が重視されているマグニファイニトロ2よりは薄いですが、その代わりに重量が抑えられています

 また、力を受けやすい部分にPWRTAPE(パワーテープ)と呼ばれるサポート部材を配置し、快適性・フィット感が高められています。

 サイズ感は普段のサイズでフィットしました。幅は広すぎず狭すぎず、ジョギング用に丁度良いと感じました。

ソールユニット

ヴェロシティニトロ3 ミッドソール
ヴェロシティニトロ3 アウトソール

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 ミッドソールは2層構造で、上層に弾力感のあるニトロフォームが配置されています。

 下層はプロフォームライトと呼ばれるEVAフォームで、こちらは硬めで安定性・耐久性を高めるために配置されています。

 乗り心地はシンプルですが、36mmの厚さとニトロフォームの反発力により、弾む感覚が少しだけプラスされています。

 ペガサス40(Nike)に似ていますが、ヴェロシティニトロ3の方が弾む感覚がやや強く、スピードが出しやすいように感じました。

 このように、シンプルながら厚底で適度な反発力があり、万人受けするような乗り心地に調整されています。

 アウトソールには、レーシングモデルにも使用されているPumaGrip(プーマグリップ)が採用されています。グリップ力のみならず、耐摩耗性にも優れた素材です。

 プーマが長距離向けシューズの開発は最近のため履いた方は多くないと思いますが、安くて使いやすいシューズなので、気になったら一度試してみることをおすすめします。

ヴェロシティニトロ2との違い

ヴェロシティニトロ3 オフィシャル ヴェロシティニトロ2オフィシャル
Velocity Nitro 3 Velocity Nitro 2
¥14,300 定価(税込) ¥14,300
264g 重量(27.0cm) 258g
36mm 厚さ 33.5mm
8mm ドロップ 8mm
Nitro Foam + Pro Foam Lite (EVA) ミッドソール Nitro Foam + Pro Foam Lite (EVA)

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 ヴェロシティニトロ3はニトロフォームが増量されたことで、2.5mm厚くなりました。

 ヴェロシティニトロ2とフォーム材の変化はないものの、上層(ニトロフォーム)の割合が大きくなったため反発力はより強く感じられます。

 厚底化により重量は数g重くはなりましたが、大きな差ではないため気にならない方が多いと思います。

 どちらもシンプルなシューズではありますが、厚底化による弾む要素が少し取り入れられた3代目をおすすめします。

他のデイリートレーナーとの違い

ヴェロシティニトロ3 オフィシャル マグニファイニトロ2 オフィシャル フォーエバーランニトロ オフィシャル
Velocity Nitro 3 Magnify Nitro 2 ForeverRun Nitro
定価(税込) ¥14,300 ¥18,700 ¥19,800
重量(27.0cm) 264g 286g 274g
厚さ 36mm 39mm 36mm
ドロップ 8mm 10mm 7.5mm
ミッドソール Nitro Foam + Pro Foam Lite (EVA) Nitro Foam Nitro Foam (2種)
タイプ ニュートラル クッショニング スタビリティ

商品画像の引用元:jp.puma.com/jp/ja

 ヴェロシティニトロ3はシンプルなニュートラルモデルですが、マグニファイニトロ2はクッショニングモデル、フォーエバーランニトロはスタビリティモデルに分類されます。

 マグニファイニトロ2はミッドソール全域がニトロフォームで、厚さは39mmとヴェロシティニトロ3よりも厚いです。

 ふかふかな接地感というよりは弾む感覚が強く、速めのジョギングペースまで対応できるのが特徴です。

 フォーエバーランニトロは硬度の異なる2種類のニトロフォームを使用しています。

 硬めのニトロフォームが外側を囲むように配置され、さらに左右非対称の形状とすることで、安定性のサポートを強化しています。

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まとめ

 ヴェロシティニトロ3の特徴をまとめると以下のようになります。

  • シンプルな乗り心地が特徴のニュートラルモデル
  • ニトロフォームが増量され、弾む感覚が強化
  • デイリートレーナーとしては軽量で、ある程度のスピードは出る
  • 定価は14,300円で、同カテゴリーでは安く高コスパ