【Adidas】アディゼロジャパン7 詳細情報│全ランナーおすすめのスタンダードモデル
アディダスのランニングシューズの代表モデルであるアディゼロジャパン7の特徴・用途をレビューします。前作のジャパン6との比較も行います。
アディゼロボストン11との比較については、以下の記事を参照してください。
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商品概要
スペック
- 定価(税込): ¥15,400
- 重量(27.0cm): 215g
- 厚さ: 30mm
- ドロップ: 8mm
- ミッドソール: LightStrike + LightStrike Pro
- 主な使い道: ジョギング、5km〜フルマラソン(サブ3.5〜サブ5)、スピード練習、部活用
アディダスの代表モデルであるアディゼロジャパンの7代目です。昔ながらのレーシングフラット(薄底)の感覚に近いですが、クッションと反発力のサポートが感じられます。
軽くてスピードが出しやすく、ジョギング・トレーニング・レースなど様々な用途に対応可能です。
厚さはアディゼロ公式HPでは27mmと記載されていますが、インソールを含めて実測で30mmありました。
アッパー
商品画像の引用元:shop.adidas.jp
アッパーにはLIGHTWEIGHT MONO MESH(直訳:軽量モノメッシュ)が採用されています。「モノ」は単一繊維を表していて、強度が高く硬いことが特徴です。
強度が高く内側からの補強を減らすことができるため、重量は前作(ジャパン6)から約15g軽量化されました。ただし、実際のところ耐久性は落ちています。
また、かかと上部を覆うようにパッドが追加され、ホールド力が向上しました。ヴェイパーフライ(NIKE)の固定方法にかなり似ています。
ミッドソール
商品画像の引用元:shop.adidas.jp
ミッドソールの構成は、ジャパン6と同様にLightStrikeとLightStrike Proの2層構造です。
前足部上層のクリーム色のフォーム材がLightStrike Proで、弾力がありクッション性と反発力に優れています。
下層のLightStrikeはやや硬めで、耐久性と安定性を高めるために配置されています。
全体としてはLightStrikeの感覚の方が強く、どちらかといえば薄底シューズに近い感覚です。ただし、ペースを上げるにつれてLightStrike Proの反発力が感じられます。
アウトソール
商品画像の引用元:shop.adidas.jp
アウトソールにはグリップ力に優れたContinentalラバーが使用されています。
この素材は硬い路面を走ったときに接地音が響くくらいの硬度があり、クッション性を期待しすぎると硬い印象を受けるかもしれません。
また、中央には樹脂プレート(Torsion Rods)が配置されています。安定性を高めるとともに、推進力を生み出す役割があります。
これらの機能とミッドソールの反発力でスピードが出しやすいため、中長距離選手だけではなく短距離選手にもおすすめです。
用途が広く全ランナーにおすすめ
メーカー | 重量(27.0cm) | |
---|---|---|
ジャパン7 | Adidas | 215g |
ボストン11 | Adidas | 270g |
アディオスプロ3 | Adidas | 215g |
ヴェイパーフライNext%2 | NIKE | 196g |
エアズームペガサス39 | NIKE | 262g |
メタスピードスカイ+ | Asics | 205g |
上の表に様々なモデルを並べて重量を比較していますが、215g(27.0cm基準)は軽量な部類に入ります。各社最速の厚底シューズと同等の軽さです。
アディゼロジャパン7の良い点は、この軽さに加え適度にクッション性があり、様々な場面で使用できる点です。
ジョギングで使う方が多いと思いますが、スピード練習で使うなら3'20"/km(400m 80秒)前後までなら無理なく出せるように感じます。
フルマラソンで使用するならサブ3.5〜サブ5レベルのランナーにおすすめです。ただし、完走を目指す方にとっては硬く感じられるかもしれません。
また、大学生・実業団ランナーといったトップ選手が練習やレース前のアップで使用しているのを見かけることも多いです。
アディゼロボストンやリアクトインフィニティ(NIKE)を使用する選手も多いですが、スピードの出しやすさやレースに近い感覚を重視する場合は軽いアディゼロジャパン7の方が適しています。
アディゼロジャパン6との違い
商品画像の引用元:shop.adidas.jp
アディゼロジャパン7と6の違いはアッパーのみです。メッシュは細かく硬い素材となり、約15g軽量化されました。
特にかかと周りが薄くなり、内部のパッドでかかとを固定する方式に変わりました。これによりフィット感が向上し、 スピードを出してもずれにくくなりました。
また、円安の影響なのか定価は1,100円高くなりました。それでも、2つ前のモデルのジャパン5の定価よりは安いです。
15,400円は若干高く感じられるかもしれませんが、新色が出るとセール価格になるので10,000円以下で買えることも多いです。
以上より、レースやスピード練習で使うならジャパン7がおすすめですが、日々のジョギングやアップなどで使う程度なら安くなったジャパン6でも良いと思います。
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まとめ
- ジョギング、スピード練習、レースなど用途が幅広い
- アッパーが改良され15g軽量化された
- 軽くて接地感が高く、スピードが出しやすい
- クッション性は適度(過度な期待には注意)