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【On】Cloud 5 Waterproof レビュー│ランニング性能も検証

クラウド5 ウォータープルーフ レビュー

 Onの防水モデルであるCloud 5 Waterproof(クラウド5ウォータープルーフ)の特徴・使用感をレビューします。ライフスタイル向けのシューズですが、ランニング性能についても検証しました。

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メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

スペック

Cloud 5 Cloud 5 WP
定価(税込) ¥17,380 ¥20,680
重量(27.0cm) 250g 281g
厚さ 27mm
ドロップ 7mm 8mm
用途 タウンユース、通勤・通学、ウォーキング、軽めのランニング

 Cloud 5 Waterproof(以下、Cloud 5 WP)はOnの代表モデルであるCloud 5の防水バージョンです。ソールは通常モデルのCloud 5と大きくは変わりません。

 重量(27.0cm)は281gで、クラウドモンスター(275g)に近いです。他社製品では、ナイキのペガサス40(280g)、ミズノのウエーブライダー27(280g)と同等です。

 防水モデルはアッパーが厚くなるため重くなる傾向があるので、防水仕様のシューズとしては軽量だといえます。

 On公式ではライフスタイル・トラベルカテゴリーに分類されていますが、軽めのランニングでも使用可能です。

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アッパー

クラウド5 ウォータープルーフ アッパー
クラウド5 ウォータープルーフ アッパー2

左右にスライド可能です。

 アッパーは防水仕様のため、やや硬めで伸縮性は高くありません。サイズ感が気になるところですが、私は普段通りのサイズで問題ありませんでした。

 ランニングでの使用頻度が低いなら、着脱のしやすさを考えてワンサイズ大きくしてもいいかもしれません。

 今回は冬のランニングで使いましたが、風を通しにくいので快適でした。逆に、夏は蒸れる可能性はあります。

 カラーは何色か用意されていますが、通勤・通学で履く方が多く、写真のオールブラックが人気です。

クラウド5 ウォータープルーフ シューレース(ゴム紐)
クラウド5 ウォータープルーフ シューレース(通常)

(左)ゴム紐、(右)通常のシューレース。左右にスライド可能です。

 シューレースは2種類あり、初めは伸縮性のあるゴム紐が取り付けられています(画像1枚目)。

 結ぶ位置を変えたり近くに巻きつけることでホールド力を調整することができますが、ゴムが伸びてしまう以上どうしてもホールドは甘めになってしまいます。

 このため、ランニングなど運動で使用する場合は同梱されている通常のシューレースがおすすめです(画像2枚目)。

 今回はランニング性能のレビューを行うため、通常のシューレースに付け替えることにしました。

ミッドソール

クラウド5 ウォータープルーフ ミッドソール

 ミッドソールはCloudパーツの上にSpeedboard(樹脂プレート)を配置したOnのスタンダードな構成です。

 Cloudパーツは素材が前作から改良されて柔らかくなり、クッション性が向上しています。

 ただし、あくまでもライフスタイル向けのシューズなので、スニーカーとしては柔らかいもののランニングシューズとしては硬めです。

アウトソール

クラウド5 ウォータープルーフ アウトソール

 アウトソールは重量増加を抑えるためなのか、削れやすい前足部と後足部のみに配置されています。

 中央部が空洞となっているため、Cloudパーツの上のSpeedboardを確認することができます。

ランニング性能

クラウド5 ウォータープルーフ 6kmjog

 小雨の中、軽めのジョギング(6km)で使ってみました。雨が弱かったこともありますが、シューズの中は全く濡れませんでした

 グリップ力も問題なく、アスファルトの上ではほとんど滑りませんでした(タイルの上は滑りました)。

 また、陸上競技場で使う方はほとんどいないと思いますがタータンとも相性が良いことも確認しました。

 推進力はSpeedboardの効果でそこそこ感じられ、硬めで反発がすぐに返ってくるのでスピードは出しやすいです。

 駅まで急いでいるときなど、日常生活のちょっとした場面では十分活躍できそうです。

 クッション性はランニングシューズとして考えると低めで、雲の上の乗り心地を想像していると硬めに感じると思います。

 硬めにしているのはタウンユースを想定して安定性を高めているためですが、ランニングでは10kmくらいまでが良いと感じます。

 このため、雨の日に普段のランニングシューズを履きたくないときに、代わりにCloud 5 WPで数km走るような使い方が合っていると思います。

他の防水モデル

 Onのシューズには、Cloud 5 WP以外にも以下のような防水モデルがあります。

モデル 用途 定価(税込)
Cloudvista トレイル ¥19,580
Cloudventure トレイル ¥19,580
Cloudroam アウトドア ¥22,880
Cloudwander アウトドア ¥21,780
Cloudalpine ハイキング ¥37,180
Cloudrock 2 ハイキング ¥26,180

※モデル名のWaterproofは省略しています

 Cloudvista(クラウドビスタ)Cloudventure(クラウドベンチャー)はどちらもトレイル用ですが、Cloudvistaの方が軽量で、マイルドな地形での使用に適しています。

 Cloudroam(クラウドローム)Cloudwander(クラウドワンダー)はどちらもアウトドア用ですが、Cloudroamの方が履き口が高くハイキング寄りのシューズです。

 Cloudalpine(クラウドアルパイン)Cloudrock 2(クラウドロック2)はどちらもハイキング用ですが、Cloudalpineはランニングシューズの技術も取り入れ、より推進力と安定感に優れています。

まとめ

  • 防水モデルとしては軽量
  • ランニングシューズと考えるとクッション性は低め
  • 一度の走行距離は10km以内がおすすめ
  • Speedboardの効果でスピードは出しやすい