【NB】Fresh Foam X 1080 v13 レビュー│大幅に軽量化された代表モデル – Unattached Runner
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【NB】Fresh Foam X 1080 v13 レビュー│大幅に軽量化された代表モデル

★2023/12/23更新:実際の使用感を追記しました★

 ニューバランスのランニングシューズとして代表的なFresh Foam X 1080 v13(以下、1080v13)の特集・用途をレビューします。旧モデルの1080v12との比較も行います。

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全モデル
メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

スペック・用途

  • 発売日:2023/10/13
  • 定価(税込):¥18,700
  • 重量:265g(27.0cm), 241g(25.5cm), 215g(24.0cm)
  • 厚さ:38mm
  • ドロップ:6mm
  • ミッドソール:Fresh Foam X
  • 主な用途: ジョギング、ロング走、ロードレース(サブ4〜完走)、リカバリー、ウォーキング、タウンユース

 Fresh Foamシリーズは高いクッション性が特徴で、その中で1080は最も代表的で人気のモデルです。

 このモデルはFresh Foamシリーズの中でも厚く、今回の更新ではさらに4mm厚底化されたことでクッション性が一段と向上しました。

 Fresh Foamシリーズは他にも880・860などのモデルがありますが、詳しくは以下の記事で比較しています。

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ニューバランスのランニングシューズ(FuellCell/Fresh Foam)を紹介します。スペック比較表も記載したので購入時の参考にしてください。

 重量(27.0cm)は265gとデイリートレーナーとしては軽量です。他社のクッショニングモデルとの比較を以下に示します。

  • 1080v13(ニューバランス):265g
  • クリフトン9(HOKA):248g
  • ゲルニンバス25(Asics):299g
  • インヴィンシブル3(Nike):282g

 この中ではクリフトン9が最も競合すると思います。どちらも軽量ですが、クリフトン9はアウトソールの耐久性がやや低いため、コストパフォーマンスは高くありません。

 ここ最近クッショニングモデルの価格は上昇傾向ありますが、1080シリーズは手頃な価格で入手できることが多く、クッショニングを求めつつも予算を抑えたい方に最適です。

 用途は主にジョギング・ロング走・初心者のレースに向いています。また、女子1000m〜5000m日本記録保持者の田中希実選手もリカバリー時に使用しており、幅広いランナーにおすすめです。

アッパー

Fresh Foam X 1080v13 アッパー 1
Fresh Foam X 1080v13 アッパー 2

左右にスライド可能です。

 アッパーはかかと部とシュータンにパッドを追加することでフィット感を追求しています。

 中足部が広めのため締めつけ感が少なく、全体的にソフトな感触なため、長時間のランニングでも快適に使用することができます。

 また、前作(v12)と同様に伸縮性のある素材が使用されていますが、前作よりは構造的でサポート力に優れます。

ソールユニット

Fresh Foam X 1080v13 ミッドソール

 ミッドソールには改良されたFresh Foam Xが使用されて、従来よりも軽量で反発力に優れています。

 ミッドソール側面は凹凸形状となっていて、内側を変形しづらい凸形状とすることで適度に安定性も高めています。

 厚さは4mmほど厚くなったものの重量は約25g軽くなり、今まで以上に用途が広がりました。

Fresh Foam X 1080v13 アウトソール
クリフトン9 アウトソール

左右にスライド可能です。(左)Fresh Foam 1080v13 (右)クリフトン9

 アウトソールも一新され、競合モデルのクリフトン9と似たようなパターンとなりました。

 外側から内側に向かって斜めに伸びるパターンとすることで、体重移動をサポートするように調整しています。

ジョギングでの使用感

Fresh Foam X 1080v13 8.2kmjog

 ニューバランスのシューズは何足も持っていますが、全てFuelCellシリーズで、Fresh Foamシリーズは初めてです。

 今回初めてFresh Foam 1080 v13を購入した理由は、ミッドソールのクッション性が向上し、さらに厚さが40mm近くまで増加したためです。

 ジョギングで使用しましたが、想像通りのふかふか感で、想像していたよりも反発力が強いです。

 例えるなら、クリフトン9(HOKA)ノヴァブラスト3(Asics)を足して2で割ったような乗り心地です。

 クリフトン9のようなふかふか感がありつつ、ノヴァブラスト3のようにしっかりと反発が返ってきます。

 それに加えてデイリートレーナーとしては軽量なため、速めのペースにも対応できます。

 ペースはキロ4〜5で走りましたが全く問題なく、フルマラソンではサブ4までなら余裕で対応できると思います。

 ただし、安定性に関してはおまけ程度に感じたので、ふかふか過ぎる乗り心地が苦手な方には合わないかもしれません。

 個人的には2023年モデルでは一番おすすめで、今までFresh Foamに対してノーマークだった方もぜひ試してほしいです。

Fresh Foam 1080v12との違い

Fresh Foam X 1080 v13 とv12の違い

商品画像の引用元:shop.newbalance.jp

 1080v13と1080v12の大きな違いは重量で、主にミッドソールの改良により25gほど軽量化されました。また、厚さは4mmほど厚くなりました。

 過去、厚底化が進むと重量も増加する傾向がありましたが、最近では1080v13のように厚底でも軽量なモデルが増えてきています。

 ミッドソールの改良は軽量化のみならず反発力も向上しており、v12は衝撃をしっかり吸収するような乗り心地でしたが、v13では少しポップ感が加わった印象です。

 さらに、アッパーは1080v12よりも快適性が重視されているため、より長い距離を走りやすくなりました。

 v12は型落ちモデルのため安く購入できるとは思いますが、ふかふか感が苦手でなければ性能が向上したv13がおすすめです。

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FuelCell Propel v4も選択肢

Fresh Foam X 1080v13とFuelCell Propel v4の違い

商品画像の引用元:shop.newbalance.jp

 1080v13は同カテゴリーのモデルの中では相対的にお手頃な価格で購入できることが多いですが、それでも高く感じる方もいると思います。

 そうした場合におすすめなのがFuelCell Propel v4です。このモデルは定価が12,000円で、1080v13よりも6,000円以上安いです。

 FuelCellシリーズは弾むような反発力が特徴で、Fresh Foamシリーズよりもレーシング/トレーニング寄りの性能です。

 中でもPropel v4は最も安いモデルでありながら、TPUプレートを内蔵することで高い反発力と安定性を実現しています。

 快適性の観点では1080v13の方が勝りますが、価格を抑えたい方トレーニング志向の方はPropel v4も選択肢に入れると良いと思います。

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まとめ

 Fresh Foam 1080v13の特徴・用途を以下にまとめます。

  • ニューバランス代表のデイリートレーナー
  • ジョギング、ロードレース(サブ4〜完走)、リカバリー目的におすすめ
  • 快適性を重視され、より長い距離を走りやすくなった
  • ミッドソールの改良により、前作よりも約25g軽量
  • 軽量で適度な反発力もあり、やや速めのペースまで対応