【ASICS】GT-2000 10レビュー│前作の9との違いは?
アシックスの初心者向けシューズであるGT-2000 10の特徴や用途を解説します。前作のGT-2000 9やGEL-KAYANO 28との比較も行います。
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全体レビュー
本記事では、商品に関する画像は各社公式HPより引用しています。
GT-2000 10は、アシックスのサブ4〜サブ5レベルのシューズです。今作では、クッション性を維持しつつスピードが出しやすくなりました。
ミッドソールには、FlyteFoam Propel、GEL、LITETRASSと3種類の材質が使用されています。
FlyteFoam Propelは反発力に優れた材質で、前足部〜後足部上側に配置されています。
GELは後足部に配置されていて、着地時の衝撃を和らげる役割があります。
LITETRASSはやや硬めの材質で、主に内側に配置することで安定感を高める役割があります。
このように多くの機能が搭載されているため、普段のジョギング~フルマラソンまで幅広く使用することができます。
GT-2000 9との違い
GT-2000 9から大きく変わったのはミッドソールの主材質で、軽量のFlyteFoamから反発力重視のFlyteFoam Propelになりました。
さらに、ドロップは8mmと従来よりも2mm小さくなりました。これにより、GT-2000 10の方がスピードが出しやすくなったといえます。
また、安定性を高める役割のDUONAXはLITETRASSに変更されました。推測ですが、名前からLITETRASSの方が軽いと思われます。
重量はGT-2000 10が280g、GT-2000 9が281gでほぼ同じです。FlyteFoam Propelで重くなったもののLITETRUSSで軽くなったと考えれば納得がいきます。
色々と比較しましたが、まとめるとGT-2000 10は前のモデルの重量・クッション性・安定性を維持しつつ、反発力が高くなりスピードが出しやすくなったといえます。
GEL-KAYANO 28との違い
アシックスの初心者向けシューズには、GT-2000と並んでゲルカヤノ(GEL-KAYANO)シリーズがあります。
ゲルカヤノの方がクッション性と安定性が高いですが、重量はGT-2000の方が30g程軽いです。
ドロップはGT-2000 10が8mmでゲルカヤノ28よりも小さいです。初心者用シューズとして8mmのドロップは小さいため、中級者を目指す方にぴったりだといえます。
GT-2000とゲルカヤノで迷う方も多いと思いますが、ランニング超初心者や怪我をしやすい方はゲルカヤノを選ぶことをおすすめします。
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まとめ
GT-2000 10の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- ジョギング~フルマラソンまで幅広く使用可能
- サブ4~サブ5向け
- 前作の性能を維持しつつ反発力がアップ
- 前作よりもスピードが出しやすくなった