【NIKE】リアクトインフィニティ2レビュー│インヴィンシブルランとの違いは?
ナイキのジョギングシューズであるリアクトインフィニティラン フライニット2(以下リアクトインフィニティ2)の特徴・用途を解説します。
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全体レビュー
本記事では、商品に関する画像はNIKE公式HPより引用しています。
リアクトインフィニティ2は怪我ゼロを目指して、ナイキが最も多くのテスト時間を費やして作られたジョギングシューズです。
重量(27.0cm)は283gとやや重いですが、厚さは33mmありクッション性は高いです。このため、トレーニング向きのシューズといえます。
初心者はもちろんのこと、箱根ランナーや実業団選手など多くのトップランナーも使用しています。
ミッドソールには名前の通りリアクト(React)が使用されています。リアクトは柔らかさと高い耐久性を持つため、トレーニングに最適だといえます。
初心者用シューズの多くは、ミッドソール内側の硬度を相対的に高くすることで安定性を高めています。
一方でリアクトインフィニティ2は、多くのランナーの足型に合うように前足部の幅を広くすることで安定性を高めています。
横から見たソールの形状は、滑らかに体重移動ができるようにゆりかごの様な形状になっています。この考え方はアシックスのエボライドやグライドライドと似ています。
初代モデルとの違い
リアクトインフィニティ2と初代モデルの違いはアッパーのみです。ソールは全く同じです。
リアクトインフィニティ2のアッパーは、初代モデルよりも強度とサポート力と高めつつ通気性も向上しています。
また、かかと周りのフィット感も改善されています。初代モデルは薄くて擦れることがありましたが、2ではやや厚くなりフィット感が増しました。
重量は初代モデルと比べて10g程増加していますが、トレーニングでの使用がメインなので気にする程の差ではないと思います。
インヴィンシブルランとの違い
リアクトインフィニティ2とズームXインヴィンシブルランはどちらも怪我のしにくさが特徴で、コンセプトは同じです。
ただし名前からも分かる通り、リアクトインフィニティ2はReact、ズームXインヴィンシブルランはZoomXが使用されています。
ズームXは軽くて柔らかく、さらに最もエネルギーリターンが高い素材です。ナイキのミッドソールで最高位の位置付けのため、値段はインヴィンシブルランの方が高いです。
(どちらも高いですが、旧カラーはセール価格になることが多いので狙い目です。)
ズームXはヴェイパーフライやアルファフライなどのレース用シューズにも使われているため、フォームを変えずに練習できるメリットもあります。
ただしReactの方が耐久性が高くトレーニングに向いているため、リアクトインフィニティ2の方がコスパが高いといえます。
厚さはインヴィンシブルランが3~4mm厚いです。ただし、ズームXのほうが軽いためシューズ全体の重量は同じくらいです。
エアズームペガサス38との違い
エアズームペガサス38(以下ペガサス38)は、リアクトインフィニティ2よりもスピード寄りのシューズです。
ミッドソールはどちらもReactですが、ペガサス38は前足部にZoom Airユニットが内蔵されています。
このため、ペガサス38の方が反発力が高くスピードが出しやすいため、フルマラソンならサブ4も狙えます。
クッション性はリアクトインフィニティ2の方が高いですが、ペガサス38のクッション性も十分高く、どちらかといえばトレーニングがメインのシューズです。
どちらもデイリートレーナーで迷いますが、怪我防止が第一ならリアクトインフィニティ2、ある程度のスピードも出したいならペガサス38を選ぶと良いです。
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クリフトン8(HOKA)もおすすめ
HOKAのクリフトン8も多くのトップランナーが使用しているジョギングシューズです。
クリフトン8の重量(27.0cm)は250gで、リアクトインフィニティ2よりも30g程軽いです。さらに、ふかふか感がありクッション性も高いです。
ただしクリフトン8は反発が小さく、用途は基本的にジョギングに限られます。一方、リアクトインフィニティ2はやや速めのペースにも対応できます。
また、クリフトン8はアウトソールが比較的早く削れてしまうため、耐久性はリアクトインフィニティ2よりも低いです。
まとめ
リアクトインフィニティ2の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- 怪我のリスクが低減される
- 多くのトップランナーが使用
- 初代モデルから履き心地が改良された
- 前足部の幅が広く安定性が高い
- インヴィンシブルランより耐久性が高い