【Brooks】ゴーストマックス4 レビュー│これが通常のゴーストでも良い
ブルックスのゴーストマックス4は、ゴーストの厚底版として、普段履きにも適したデイリートレーナーです。
3代目まで重量増加が続いていましたが、今作でようやく軽量化され、実測では通常版のゴースト18を下回っていました。
本記事ではゴーストマックス4の特徴・使用感について、ゴースト18と比較しながらレビューします。
このシューズが載っているまとめ
目次
ゴーストマックス4 基本情報
基本情報・実測値
- 発売日
- 2026/8/28
- 定価
- ¥24,200 税込
- 重量
- 292g 27.0cm代表値 / 269g 25.5cm実測値
- 厚さ
- 39.0mm 代表値 / 37.7mm 実測値
- ドロップ
- 6mm
- ミッドソール
- DNA LOFT v3
- カテゴリー
- ニュートラル・ライフスタイル
- 主な用途
- 普段履きにも丁度良いクッション
- 幅広の接地面で高い安定感
- ロッカーによるサポート
- 約20gの軽量化
- 反発力は控えめ
- 2,200円の値上げ
ゴーストマックス4の特徴・スペック
ソール構成・クッション
ゴーストマックスは通常版のゴーストの厚底版で、ゴーストアンプを含めた3モデルの中では最も厚いソールを備えています。
ミッドソールには、今作もゴースト18と同じDNA LOFT v3を全域に使っています。
DNA LOFT v3の硬度(5回平均値)は34.4HAでした。
平均値をわずかに下回る硬さで、同じフォームを使うゴースト18の35.5HAより1HAほど柔らかい結果でした。
マグマックスニトロ2(Puma)の32.1HAやボンダイ9(HOKA)の33.0HAより高い値で、厚底のクッションモデルよりはしっかりした質感です。
公式サイトではクッションレベルが「Balanced」とされていることからも、ニュートラルカテゴリーと考えるのが妥当です。
ソールの厚さは公表されていませんが、ゴースト18の公表36mmよりは厚いはずで、実測値は37.7mmでした。
平均値を上回る厚さですが、ゴースト18の実測35.8mmよりは1.9mm厚いだけでした。
ただしドロップは6mmとゴースト18より4mm小さいため、前足部までしっかりクッションが続きます。
【参考値】反発力・曲げ剛性
反発力の簡易的な指標として鉄球を1mの高さから自由落下させ、反発時の高さを測定しました。
※落下地点の表面性に大きく左右されるため、実際に感じられる反発力とは必ずしも一致しません。
結果はインソールありで41.5cm、インソールなしで47.0cmでした。
インソールありではほぼ平均値、インソールなしでは平均値を少し上回り、ゴースト18(41.5cm/46.0cm)とほとんど同じ結果です。
ソールが大きく圧縮するタイプではないため、ゴースト18と同様に実際の反発力は控えめに感じられます。
次に曲げ剛性の簡易的な試験として、前足部を固定した状態から15度曲げるために必要なモーメントを測定しました。
結果は2.98Nmと平均値を上回り、ゴースト18(2.55Nm)よりも曲がりにくくなっています。
厚いソールに加えて縦に連続するアウトソールが効いていて、GlideRoll Rockerと呼ばれるロッカー形状が感じられやすい設計になっています。
重量
重量は代表サイズが292g(27.0cm)で、実測値(左右平均)は269g(25.5cm)でした。
平均値は上回っているものの前作から30g近く軽量化されており、ゴースト18の実測273gを下回っていました。
通常版より軽いのは予想外でしたが、硬度が少し柔らかかったことから、同じDNA LOFT v3でも密度が若干低い可能性があります。
他社製品ではアシックスのゲルカヤノ33(266g)・ナイキのストラクチャープラス(267g)と同等で、厚底のサポート系シューズとして考えればそこまで重くはありません。
サイズ感(内寸・外寸)
25.5cmサイズにおける内寸(全長・前足部高さ・前足部幅・後足部幅)の測定結果は以下のようになりました。
全長は261mmと平均より長めで、後足部の幅は上位15%に入る広さなので、着脱しやすく普段履きとしての使いやすさがあります。
ただし前足部の幅と高さは平均値付近で、アッパーは厚めでしっかりサポートしてくれるタイプなので、普段のサイズか0.5cm上げるくらいの感覚で良いと思います。
外寸(アウトソールの幅)の測定結果は以下のようになりました。
結果は前足部が109.7mm、後足部が88.0mmで、前足部・後足部ともに平均値を上回りました。
極端に広い接地面積ではないですが、フォームが柔らか過ぎないためスタビリティモデルに近い安定感が得られます。
実走・性能レビュー
これが通常のゴーストでも良い
通常のゴースト18との比較表を作成したので、その違いを比較しながらレビューしていきます。
| Ghost Max 4 | Ghost 18 | |
|---|---|---|
| ¥24,200 | 定価 (税込) |
¥19,800 |
| 269g | 実測重量 (25.5cm) |
273g |
| 37.7mm | 実測厚さ | 35.8mm |
| 6mm | ドロップ | 10mm |
| 6.0mm | インソール 厚さ |
5.0mm |
| DNA LOFT v3 | ミッド ソール |
DNA LOFT v3 |
| 2.98Nm | 15度 曲げ剛性 |
2.55Nm |
同時に履いて分かりやすかった違いは、前足部のクッションとロッカーの強さの2点です。
厚さの測定結果とドロップから計算すれば前足部は6mm厚いことになり、その数値通りで蹴り出し時までクッションがしっかり残っています。
また、インソールの厚さが測定史上最大の6.0mmもあったため、これも接地感の違いにつながっていると思われます。
ロッカーはゴースト18よりは明らかに強いですが、厚さ40mmオーバーのグリセリンマックス2ほどではないくらいです。
反発力は高くないもののスムーズに転がされる感覚で、4分半ペース(/km)のジョギング・ロング走あたりまでなら全然使えます。
重量もなぜかゴースト18を実測で下回っていて、ほぼ上位互換といえるためこれが通常のゴーストでも良いくらいに思えました。
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普段履き兼用なら第一候補に入る
総合評価は主にランニング性能と価格から決めているためBランクになっていますが、普段履きも想定すれば第一候補に入れて良いようなシューズです。
同じようなシューズとしてボンダイ9(HOKA)、ゲルカヤノ33(Asics)、860v15(New Balance)などがありますが、これらよりは硬めでしっかりしています。
最近はクッションが増す方向のアップデートが多いですが、ゴーストマックスに関しては初代からほぼ変わってないため、代替が効きづらいシューズになってきています。
このしっかりした履き心地はブルックスらしさがよく出ている部分でもあるため、初めてブルックスを履く方にもおすすめしやすいです。
最初は通常のゴーストを選ぶ方が多いと思いますが、価格の割に普通すぎて期待外れにならないか勝手に心配しているので、個人的にはゴーストマックス4から入ってほしいです。
価格(¥24,200)だけはどうにかしてほしいですが、良いシューズであることは間違いないので、セール価格になっていれば検討する価値は十分にあります。
どんなランナーにおすすめ?
ゴーストマックス4は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 柔らかすぎない厚底シューズを探している
- 安定感のある厚底シューズが好み
- 普段履き・ウォーキングでも使いたい
- 程良いロッカーで楽に進みたい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- ふかふか沈むクッションを想像している
- 通常版のようなフラットな接地感が好み
