【Adidas】スーパーノヴァライズ3 レビュー│刺激不要のジョギング専用シューズ
アディダスのスーパーノヴァライズ3は、快適性と程良い安定性が特徴のデイリートレーナーです。
今作はミッドソールが柔らかく改良され、厚さも増しており、より長い距離で使いやすい性能になりました。
本記事ではスーパーノヴァライズ3の特徴・使用感について、アディゼロシリーズとの比較もしつつレビューします。
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目次
スーパーノヴァライズ3 基本情報
- 発売時期:2025/12
- 定価(税込):¥17,600
- 重量:272g(27.0cm), 243g(25.5cm)
- 厚さ:37mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:Dreamstrike Plus
- カテゴリー:ニュートラル
- 主な用途:ジョギング、リカバリー、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4.5~完走)
- クッションが大きく向上
- 柔らかすぎない程良い硬度
- イージーペース特化の優しい性能
- かかとのホールドが強い
- 推進力は抑えられている
- やや重く感じる
- 2,200円値上げ
スーパーノヴァライズ3の特徴
スーパーノヴァシリーズは、パフォーマンスを重視したアディゼロシリーズとは異なり、快適性やサポートを重視したモデルが揃っています。
シリーズの中ではスーパーノヴァライズが代表するモデルで、最もバランスが取れた性能を備えています。
ミッドソールには、今作もドリームストライクプラス(Dreamstrike Plus)が使用されています。
アディゼロシリーズのライトストライク(プロ)よりも密度は高いものの、クッションと安定性を両立することができるフォームです。
公式サイトには、前作のドリームストライクプラスよりも20%柔らかくなったことが記載されています。
前作のデータはありませんが、今作のドリームストライクプラスのショアA硬度は5回平均値が36.9HAでした。
柔らかくなったとはいっても平均値な硬度で、触ると芯があるような質感でした。
快適性やサポートが売りのシリーズなので、これらを損なわない程度に調整されているといえます。
厚さは公表値が37mmで、実測値は34.4mmでした。こちらも平均的です。
公表値ベースでは、前作よりも後足部は1mm厚く、前足部は3mm厚くなっています。
フォーム自体も柔らかくなっているため、特に前足部のクッションは大きく向上したように感じられます。
重量は公表値(27.0cm)が272gで、実測値(25.5cm)は243gでした。
デイリートレーナーとしては平均的ですが、厚さを考えると若干重いくらいになります。
理由はアッパーのサポートに加え、ドリームストライクプラスが軽くはないためだと思われます。
ただし前作よりは公表値で3g軽くなっており、厚みを増しながらも重量増加がなかったのは嬉しいポイントです。
実走レビュー
サイズ感・履き心地
25.5mmサイズにおける内寸の測定結果は以下のようになりました。
数値上はやや大きいですが、普段のサイズで丁度良いと感じました。
新たなプライムウィーブアッパーは伸縮性があるため、前足部は幅もあるため広く感じられます。
一方で後足部は幅自体は普通でしたが、上に行くほど狭くなっていき、パッドも多く使われているためホールド感が強いです。
ただし足首をしっかりと囲っているため、足を上げる際にダイレクトに重さが伝わってくるのがデメリットに感じました。
衝撃吸収系の優しいクッション
エネルギーリターンの簡易的な指標として、1m上から鉄球を落下し、反発時の高さを測定しました。
反発高さはインソールの有無に関わらず40cmを少し超える程度で、平均値をやや下回るくらいでした。
同等の厚さのアディゼロSL2が44cm反発したので、フォームの違いが大きく影響していると思われます。
実際走ってみても感覚は一致していて、ドリームストライクプラスはそこまで弾みません。
元々は「ライトストライクプロをヒントに開発」みたいに書かれていましたが、その反発要素は期待しない方が良いと思います。
ライトストライク系のフォームよりも詰まっているような質感で、じんわりと衝撃が吸収される感覚でした。
他社製品では、クリフトン10(HOKA)や880v15(New Balance)のフォームをほんの少し柔らかくしたイメージです。
反発力より脚への優しさ・安定感が優先的な設計で、これぞデイリートレーナーと呼べるシューズです。
一点気になったのはドリームストライクプラスの温度影響で、低温環境では結構硬く感じられます。
走っていくうちに馴染んでいく感じはしますが、冬場の第一印象では硬いと思われることが多いような気もします。
刺激不要で淡々と距離を積むためのシューズ
平均的なスペックで反発力は抑えられているため、最近のシューズにありがちな刺激(バウンス感・軽量性・ロッカーなど)はありません。
スピードを出すシューズではないため5分ペース(/km)前後のジョギングのみで使用していますが、本当に普通のライド感で、良くも悪くも自分の足で蹴る感覚が残されています。
ただしアディゼロシリーズでもないため悪いことではなく、むしろ目的や好みによって選択肢が増えたといえます。
大きな特徴はないけれどクッション・サポートは快適な範囲で感じられ、アディゼロシリーズには見られないスタンダードなシューズです。
このため、イージーペースでは程良い安定感・サポート・自然な走り心地を重視し、淡々と距離を積めるような方に合っているといえます。
本来ジョギングシューズはこのような性能が好ましいともいえますが、一方で軽快で気分転換ができるようなライド感ではなくなるため、ここは好みが分かれるところです。
私は軽くてスピードも出るアディゼロSL2を履くことが多いですが、ライトストライクプロの少し沈む感覚が合わない・不要な方は良い選択肢になるはずです。
もちろん軽量でスピードが出るシューズと履き分けるために両方持っておくのも良いと思います。
スーパーノヴァライズ2との違い
前作のスーパーノヴァライズ2との違いを解説します。
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|---|---|---|
| Supernova Rise 3 | Supernova Rise 2 | |
| ¥17,600 | 定価 (税込) |
¥15,400 |
| 272g | 重量 (27.0cm) |
275g |
| 37mm | 厚さ | 36mm |
| 8mm | ドロップ | 10mm |
| Dreamstrike Plus | ミッド ソール |
Dreamstrike Plus + Support Rods |
商品画像の引用元:shop.adidas.jp
スーパーノヴァライズ2はマイナーチェンジだったため、初代モデルと構成はほぼ同じです。
3代目よりも硬めのドリームストライクプラスを使用し、フォーム量はやや少なめです。
ミッドソール以外の大きな違いとして、2代目まではアウトソールの上部にサポートロッド(硬めのフォーム)を配置していました。
安定性を高めるサポートロッドこそがスーパーノヴァシリーズの特徴ではありましたが、さらっと廃止されていました。
代わりに今作ではアディオスプロ4と同じ材質のライトトラクションを採用し、重量増加を抑えつつグリップ力を大きく向上しています。
サポートロッドはそこまで強い機能には感じていなかったので、廃止されたデメリットはそこまで分かりませんでした。
元々の自然な履き心地は大きく変えずに、クッションのみを少し強化した感覚でした。
定価は2,200円上がってしまったので、元のクッションでも不足がないなら前作を選んでも良いとも思います。
どんなランナーにおすすめ?
スーパーノヴァライズ3は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 優しいクッションで自然に走りたい
- イージーペースに刺激は不要
- 淡々と距離を積んでいきたい
- テンポアップ用とは別に持っておきたい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- 推進力をもらってペースを上げたい
- 軽快に楽しく走りたい



