【ASICS】ターサーRP2レビュー│初代RP、エッジ3との違いは?
アシックスのサブ3向けシューズであるターサーRP2の特徴・用途を解説します。初代RPや、ターサーエッジ3との比較も行います。
全体レビュー
本記事では、商品に関する画像は各メーカー公式HPより引用しています。
ターサーRP2は軽量性と反発力が特徴で、サブ3を狙うランナーにおすすめのシューズです。
重量(26.5cm)は170gと非常に軽いので、スピードを出すことに非常に優れたシューズだといえます。
1つ前のシリーズであるターサージール6の重量が約165gだったので、ほとんど元の軽さに戻ったといえます。
軽くて反発力が高いので、キロ3(3'00"/km)を切るぐらいのペースにも普通に対応できます。
このため、インターバルやレペティションといったスピード練習、3km~10kmのロードレース、部活のアップ用など幅広い用途で使用可能です。
短距離選手にもおすすめで、怪我が心配な冬季練習や、レース前など疲労を溜めたくない時期にスパイクの代わりとして使うこともできます。
ターサーRP(初代モデル)との違い
ターサーRP2とターサーRP(初代モデル)の違いはアッパーのみです。ソールは全く同じです。
アッパーは全体的にかなり薄くなり、網戸のように外から透けて見えるようになりました。
シュータンもかなり薄くなり、打ち抜き加工で穴が開けられ通気性が向上(+軽量化)されました。
これにより重量(26.5cm)は170gとなり、初代モデルから10g程軽量化されました。
ソールはそのまま(つまり反発力もそのまま)で軽くなったため、レースでタイムを狙いたい場合はターサーRP2のほうがおすすめです。
ターサーエッジ3との違い
アシックス公式HPには、ターサーRP2がサブ3、ターサーエッジ3がサブ3.5向けのシューズとの記載がされています。
エッジ3の方が厚さが2mm厚く、アウトソールがフラットソールのためRP2よりもクッション性が高いです。
ただし、RP2はアウトソールに配置されたプレートの面積が大きく、エッジ3よりも反発力が高いです。
重量はRP2の方が30g以上軽いためスピードが出しやすく、エッジ3よりもレースに向いているといえます。
一方でエッジ3はクッション性が高く足への負担が小さいので、部活やトレーニング中心での使用に向いています。
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ソーティマジックRP6との使い分け
ソーティマジックRP6の厚さは約21mmで、ターサーRP2を薄くしたようなシューズといえます。
ソーティマジックRP6は25mmを切っているため、ターサーRP2と異なりトラックのレース(800m~)で使用することができます。
(ターサーRP2も25mmギリギリですが、世界陸連のシューズリストで承認されていないため使用しない方が無難です。)
ロードレースではソーティマジックRP6、ターサーRP2どちらも使用可能ですが、ソーティは薄すぎるためターサーをおすすめします。
トラックでスピード練習をする場合は、クッション性の高いターサーRP2をおすすめします。ソーティマジックRP6の方が少しスピードが出しやすいですが、ここまで薄いならスパイクを履いた方が良いと思います。
以上より、トラックのレースをシューズで出る予定がない場合は、脚への負担が小さいターサーRP2を選ぶことをおすすめします。
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まとめ
ターサーRP2の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- 非常に軽量でスピードが出しやすい
- 用途はスピード練習、ロードレース、部活など
- 初代RPから約10g軽量化
- スパイクの代わりとしても使用可能