【おすすめ記事】安くて高性能な旧モデルを紹介!

【Mizuno】ウエーブライダー28 レビュー│伝統の信頼感のあるライド感は変わらず

ウエーブライダー28 レビュー

 ミズノの代表モデルであるウエーブライダー28は、スムーズなライド感が特徴のデイリートレーナーです。

 今作ではミッドソールが一部変更され、性能やライド感の変化が気になっている方も多いと思います。

 本記事ではウエーブライダー28のレビューを行いつつ、ウエーブライダー27との比較を行います。

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ウエーブライダー28 基本情報

 まずはウエーブライダー28のスペック、メリット・デメリットを紹介します。

  • 発売日:2024/9/6
  • 定価(税込):¥16,500
  • 重量:280g(27.0cm), 240g(24.5cm)
  • 厚さ:38.5mm
  • ドロップ:12mm
  • ミッドソール:Mizuno Energy + Mizuno Energy NXT + Pebax Plate
  • カテゴリー:スタビリティ
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4〜完走)、テンポ走、ウォーキング
メリット
  • スムーズな体重移動
  • 伝統の信頼感のあるライド感
  • 後足部のクッションが強化
デメリット
  • フォアフットでは走りづらい
  • (人によっては)サイズ感が小さい
  • 1,650円値上げ

ウエーブライダー28の特徴

ウエーブライダー28 アウトソール

水色の部分がウエーブプレート

 ウエーブライダーは2層のフォーム材にウエーブプレートを内蔵した、ミズノの伝統的なソール構成を採用し続けています。

 厚さは時代に合わせて厚くなってきていますが、後足部内蔵のプレートにより高い安定性を維持しています。

 しっかりとした構造のヒールカップと合わせて、かかと接地でもブレづらいことがメリットです。

 ドロップは12mmと現在のシューズとしてはかなり大きいです。他社にもほとんどなく、ブルックスのゴースト(こちらも伝統モデル)くらいしか思い浮かびません。

 高ドロップのため遅めのペースでも体重移動がスムーズで、初心者に頼もしい設計となっています。

ウエーブライダー28 ミッドソール

 ミッドソール上層は、従来通りミズノエナジーが使用されています。硬すぎず柔らかすぎず程良い反発力で、バランスが良く万能なフォーム材と考えると良いと思います。

 ウエーブプレートを挟み後足部下側には、今作の大きなアップデートでもあるミズノエナジーNXTが採用されています。

 超厚底シューズのネオビスタに初めて採用されたフォーム材で、触ってみると明らかに上層のミズノエナジーよりも柔らかいことが分かります。

 ウエーブライダーはヒールストライカー向けの設計ですが、これにより今まで以上にクッションが強化されました。

実走・性能レビュー

サイズ感・履き心地

ウエーブライダー28」サイズ感

 サイズ感は小さいというレビューが多いですが、私は普段のサイズで問題なしでした。

 中〜後足部でしっかりホールドされるため、不安だったら0.5cm上げても良いとは思います。

 また、アッパーは柔らかく伸縮性があるため、よほど小さくない限り痛くはならないと思います。

 また、細かなアップデートでもあるシュータンの拡張や、履き口部分の反った形状により、長時間走っていても快適でした。

ウエーブライダーらしい乗り心地は変わらない

ウエーブライダー28 ミズノエナジーNXT

ミズノエナジーNXTの存在感は強くなかった

 新たにミズノエナジーNXTが採用されはしましたが、ライド感は今までと大きくは変わらないように感じました。

 ミズノエナジーNXTはウエーブプレートより下側のわずかな領域にのみ使用されており、大部分は通常のミズノエナジーです。

 手で押してみると圧縮していることは確認できますが、プレートにより支えられるためか、意識してみてもミズノエナジーNXTの存在感は強くないです。

 今まで通りふかふか過ぎない程良いクッションで、ライダーファンにとっては変わりすぎず良いアップデートだと思います。

 他社のシューズで例えるなら、GT-2000 13(Asics)、ペガサス41(Nike)と同じくらいのクッションレベルに感じました。

ウエーブライダー28 8kmjog

 重さはジョギングペースなら全く気にならず、12mmのドロップにより前に傾斜する感覚があり楽に走ることができました。

 ペースを気にしないランニングであれば快適なので、特に始めの1足を探している方・マラソン完走を目指している方におすすめできます。

 反発力は強くはありませんが、応答性が良くグリップが良好なので、少し速めのペース(キロ4~)までなら全然使えました

中上級者は新モデルを待っても良い?

 ウエーブライダーは長年続く信頼感のあるモデルであるが故に、スペック・ライド感は大きく変わっていません。

 これが数年前なら問題なかったものの、最近のトレンド(軽量化、バウンス感)からは外れつつあります。

 安定性を追求したソール構成のため軽量化が難しく、さらに12mmの高ドロップも変わらないため、中上級者は扱いづらく感じるかもしれません

Mystery Shoe 01

Mystery Shoe 01 (商品画像の引用元:mizunousa.com)

 そんな方に朗報ですが、ミズノは新たに「Mistery Shoe (ミステリーシューズ)」という新モデルを4品番公開しています。

 海外サイトでは既に「Mystery Shoe 01」が公開されています。ネオビスタのDNAを継承しており、シンプルで軽量で、トレンドに乗ったシューズになることが期待されます。

 私はライダー・スカイ以外のデイリートレーナーが発売されることを願っていたので、この情報を知ったときはかなり嬉しく思いました。

 中上級者はもちろんのこと、ライダーを履いてきた方にもテンポアップ用として活躍すると思うので、日本での発表も楽しみに待ちたいと思います。

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ウエーブライダー27との違い

 旧モデルのウエーブライダー27との比較表を作成しました。

ウエーブライダー28 ウエーブライダー27
Wave Rider 28 Wave Rider 27
¥16,500 定価(税込) ¥14,850
280g 重量(27.0cm) 280g
38.5mm 厚さ 38.5mm
12mm ドロップ 12mm
Mizuno Energy + Mizuno Energy NXT + Pebax Plate ミッドソール Mizuno Energy(2層) + Pebax Plate

商品画像の引用元:jpn.mizuno.com

 新たにミズノエナジーNXTを採用したことでクッション性が少し高まったものの、ここまで見てきたようにライド感は大きくは変わっていませんでした。

 アッパーはシュータン・かかと周りの形状が変更され、快適性が向上しています。ただし、人によってはサイズ感が小さく感じるようなので注意です。

 価格は他社と足並みを揃えたイメージで、1,650円高くなりました。それでも38.5mmの厚さを考えれば、少し安いくらいの水準です。

 性能はクッションが向上したウエーブライダー28がおすすめですが、大変更ではないため価格差が大きければ前作を選んでも良いと思いました。

どんなランナーにおすすめ?

 ウエーブライダー28は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。

こんなランナーにおすすめ
  • 緩めのペースで楽に走りたい
  • ウエーブライダーが好みで履き続けている
  • フルマラソン完走を目指している
  • 程良いクッションで安定感も求めている

 逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。

こんなランナーには不向き
  • フォア〜ミッドフットでペースを上げたい
  • 高ドロップのシューズに慣れていない・合わない