【Asics】エボライドスピード レビュー│エボライド3との違い、使い分けは? – Unattached Runner
ランニングシューズ 特設ページ ガーミン スペック比較

【Asics】エボライドスピード レビュー│エボライド3との違い、使い分けは?

 アシックスのサブ3〜サブ4向けモデルであるエボライドスピードの特徴・使用感を紹介します。通常モデル(エボライド3、グライドライド3)との比較も行います。

▼次のモデル
【Asics】エボライドスピード2レビュー│ノヴァブラスト4との違いは?

【Asics】エボライドスピード2レビュー│ノヴァブラスト4との違いは?

アシックスの軽量モデルであるエボライドスピード2の特徴・使用感をレビューします。前作(初代モデル)やノヴァブラスト4との比較も行います。

シューズまとめ記事のリンク

全モデル
メーカー別
レベル別
用途別

商品概要

エボライドスピード 搭載技術

商品画像の引用元:asics.com

  • 発売日: 2023/2/23
  • 定価(税込): ¥13,200
  • 重量: 240g(27.0cm), 220g(25.5cm)
  • 厚さ: 35.5mm
  • ミッドソール: FF Blast
  • 主な使い道: ジョギング(速め)、ロング走、テンポ走、10km〜フルマラソン(サブ3〜サブ4)

 「Energy Saving Series」にはサブ3〜サブ4向けのエボライド3とサブ4〜完走向けのグライドライド3がありましたが、新たに派生モデルとしてエボライドスピードが発売されました。

 Energy Saving Seriesの特徴である転がるような感覚は残しつつ、ミッドソールにFF Blastを使用することで反発力を高め、スピードが出しやすくなりました。

 商品名からスピード練習用かと思われますが、どちらかというとジョギング〜ロング走に適したモデルです。クッション性が高いのでフルマラソン(サブ3〜サブ4)でも活躍します。

 重量(27.0cm)は240g比較的軽いです。アシックスのモデルではマジックスピード2、S4(エスフォー)と同等の重量です。

通常モデルとの違い

エボライドスピードと通常モデルの違い

商品画像の引用元:asics.com

 エボライドスピードはエボライド3よりも厚く反発力・クッション性に優れたフォーム材(FF Blast)を使用しています。

 ただし重量はエボライド3よりも30g程重く脚の回りやすさでいえばエボライド3の方が上だと思います。

 スピードの出しやすさは反発力を高めたことによるもので、通常モデルよりも軽いシューズを想像すると購入後にギャップがあるかもしれません。

 スピード特化というよりは、エボライド3からクッション反発力を向上させ、適正距離が長くなったと考えた方がしっくりくると思います。

 普段のジョギングで使うならクッション性が高いエボライドスピードの方がおすすめで、脚が残るためマラソンでもタイムが狙いやすいと思います。

 適正距離が長くなったことでグライドライド3に近くなったともいえますが、グライドライド3より25g程軽く、転がる感覚やクッションは控えめです。

 このため、通常モデルのエボライド3ではクッションが物足りないけどグライドライド3では若干重いと感じる方におすすめできるモデルです。

関連記事
【ASICS】エボライド3 レビュー|20gの軽量化でスピード用途にも対応!

【ASICS】エボライド3 レビュー|20gの軽量化でスピード用途にも対応!

アシックスのサブ4向けシューズであるエボライド3の特徴・用途を解説します。前作のエボライド2や、ハイパースピードとの違いも解説します。

【ASICS】グライドライド3 詳細情報|FF BLAST+採用でクッションアップ!

【ASICS】グライドライド3 詳細情報|FF BLAST+採用でクッションアップ!

アシックスのマラソンシューズであるグライドライド3の特徴・用途をレビューします。前作のグライドライド2との違いについても解説します。

実際の使用感

エボライドスピード 10kmjog

 皇居を2周(約10km)した後に、やや速めのペースで1kmを走ってみました。

 サイズ感は問題なく、普段のサイズである25.5cmがフィットしました。25.0cmではつま先が当たる感覚がありました。

 ジョギングのペースは序盤はキロ5でしたが、軽くて反発力が高いため簡単にキロ4まで上がりました

 転がる感覚は感じますが、グライドライド3よりは控えめです。個人的にはクセが強過ぎず丁度良いと感じます。

エボライドスピード 1km キロ3

 1kmは2分54秒でした。実はこの日はスーパーブラスト(45.5mmの超厚底モデル)も試していて、こちらも2分54秒でした。

 定価がエボライドスピードの方が8,800円安いことを考えると、かなりコストパフォーマンスが高いように感じます。

 クッション性は十分ですが、速いペースでは若干沈み込み重さを感じるので、スピード練習よりも長い距離を走ることに適していると感じます。

 メイン用途はジョギングで、スピード練習で使うならLTペースまでが適していると感じました。

 フルマラソンのペースは普通に対応できるので、ロング走・軽めのペース走でも使えると思います。

競合モデル

エボライドスピード 競合モデル

商品画像の引用元:(左)asics.com (中央)shop.newbalance.jp (右)nike.com

 エボライドスピードのように、軽量でクッション・反発力に優れたモデルとしてはFuelCell REBEL v3(New Balance)、ペガサスターボネクストネイチャー(Nike)が挙げられます。

 FuelCell REBEL v3はエボライドスピードよりも軽量で、もちもちとしたクッション性が特徴です。耐久性はやや低いですが、軽さを求める方におすすめです。

 ペガサスターボネクストネイチャーは通常のペガサスのスピードモデルですが、エボライドスピードよりも若干重くてジョギング寄りです。

 旧ペガサスターボ(初代、2代目)を厚くしたようなイメージを持っても良いかもしれません。

関連記事
【NB】FuelCell REBEL v3 レビュー│幅が広くなり安定性が改善

【NB】FuelCell REBEL v3 レビュー│幅が広くなり安定性が改善

ニューバランスの軽量ジョギングシューズであるFuelcell REBEL v3の特徴・使用感をレビューします。旧モデルのREBEL v2との比較も行います。

【NIKE】ペガサスターボネクストネイチャー詳細情報│2代目との比較も

【NIKE】ペガサスターボネクストネイチャー詳細情報│2代目との比較も

ナイキのペガサスターボネクストネイチャーの特徴・用途をレビューします。旧モデルのペガサスターボ2との違いも解説します。

まとめ

 エボライドスピードの特徴・使用感をまとめると以下のようになります。

  • 中〜上級者のジョギング用としておすすめ
  • クッション性が高く、フルマラソン(サブ3〜サブ4)にもおすすめ
  • 用途が広い上に比較的安く、高コスパ
  • エボライド3より重いが、クッション性・反発力が高い
  • グライドライド3よりも25g程軽い

おすすめ記事

【2024版】アシックスのランニングシューズ23足まとめ|カテゴリー別に紹介

【2024版】アシックスのランニングシューズ23足まとめ|カテゴリー別に紹介

アシックスのランニングシューズをカテゴリー別にまとめました。購入時の参考にしてください。

【NIKE】ドラゴンフライ レビュー│中距離ランナーが使用した感触

【NIKE】ドラゴンフライ レビュー│中距離ランナーが使用した感触

ナイキの1500m〜10000m用スパイクであるズームXドラゴンフライのレビューをします。エアズームヴィクトリーとの比較も行います。

【NB】FuelCell REBEL v2 レビュー│アキレス部のカットで超快適に!

【NB】FuelCell REBEL v2 レビュー│アキレス部のカットで超快適に!

ニューバランスのトレーニングシューズであるFuelCell REBEL v2のレビューをします。初代モデルとは全く違うシューズといえるほどアップデートされたので、比較しながら解説していきます。

【Nike】アルファフライ3 レビュー│ヴェイパー3との違いも解説

【Nike】アルファフライ3 レビュー│ヴェイパー3との違いも解説

ナイキの最速モデルであるアルファフライ3の特徴・使用感をレビューします。ヴェイパーフライ3との比較も行います。