【Asics】ゲルニンバス27 レビュー│極端に沈まない快適なクッション

アシックスのゲルニンバス27は、超厚底で高いクッションが特徴のシューズです。
前作よりもさらに厚くなり、そのライド感・性能が気になっている方は多いと思います。
そこで本記事では、ゲルニンバス27の使用感をレビューするとともに、似たシューズであるグライドライドマックス・ノヴァブラスト5との比較を行います。
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目次
ゲルニンバス27 基本情報
- 発売日︰2025/2/13 (2025/1/30︰公式サイト先行)
- 定価(税込)︰¥20,900
- 重量︰305g(27.0cm), 265g(24.0cm)
- 厚さ︰43.5mm(M), 42.5mm(W)
- ドロップ︰8mm
- ミッドソール︰FF Blast Plus Eco + PureGEL
- カテゴリー︰マックスクッション
- 主な用途︰ジョギング、ロング走、LSD、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)
- さらにクッションが向上
- 快適な履き心地
- 超厚底としては安定感は悪くない
- スピード練習には不向き
- 1,100円値上げ
ゲルニンバス27の特徴

ゲルニンバスは25代目で大幅にアップデートされましたが、その後はマイナーチェンジが続いています。
今作は2mm厚くなったためマイナーチェンジではないかもしれませんが、ソール構成の変更はなく、大きな変更ではありません。
特徴は変わらず超厚底ソールを備えたクッションで、今作は厚さが43.5mmになりました。
ミッドソールには程良く弾力感があるFF Blast Plus Ecoが使用されており、後足部にはクッション性に優れたPuteGELが内蔵されています。
高いクッションはもちろんのこと快適性も追求しており、ペースは気にせず長時間楽に走る場面に適しています。

アシックス最厚のスーパーブラスト2と並べてみてみても、写真の通り厚さの違いはほとんど分かりません。
スーパーブラストはバウンス感を追求しておりトレーニング用としても使えるため、アシックスのマックスクッションシューズといえばゲルニンバスが該当すると思います!

アウトソールは前作同様にハイブリッドアシックスグリップが採用されています。
色の違いで分かるように、摩耗しやすい後足部はAharPlus、中足部にはグリップ力に優れたAsicsGripを配置しています。
接地面積が広めに設定されているため安定性も程々に感じられ、クッションに振り切るというよりは快適性との両立を目指していることが伝わります。
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実走レビュー
サイズ感・履き心地
左右にスライド可能です。
サイズ感はぴったりでした。0.5cm下げたらつま先が当たる感覚が強くなったので、普段のサイズで良いと思います。
履き口は前作から変わらず大量のパッドに囲まれており、包みこまれるような履き心地です。
シュータンはニット素材でかなり伸びますが、明らかに薄くなっており強く締めすぎると若干痛いです。

素材はニット生地ではなくなりましたが、軽量で通気性が向上しています。
私はアッパーは極端に悪くない限りこだわりはなく、前作に不満もないため、正直どちらでも良いくらいに思いました。
沈み込みは極端すぎず快適

40mmオーバーの超厚底ソールを備えているものの、極端には沈み込まず、前作同様に快適なクッションでした。
FF Blast Plus Ecoの硬度が絶妙で、FF Blast Maxのように柔らかすぎず、幅も広めのため、この厚さにしては安定感は悪くないです。
他社のフォームと比較すると、ズームX(Nike)、ミズノエナジーNXT(Mizuno)、FuelCell(New Balance)よりは硬めです。
接地感はインソール(OrthoLite)の影響が大きいのかソフトでしたが、その後大きくは沈まず、比較的早く反発が返ってくる感覚でした。
クッションが強すぎると長時間の使用で足裏などが疲れることがありますが、そのような経験がある方にとっては丁度良いと思います。
ホカオネオネのボンダイも同様ですが、沈み過ぎない方が安定して疲れにくいこともあり、普段履きとしても使いやすいと感じました。
快適なので初心者でも走行距離を伸ばしやすく、結果的に健康維持やダイエットにつながりやすいと思います。
重量はイージーベースなら気にならず、快適にテンポ良く走れるためマラソン完走を目指すシューズとしても使いやすいと思います。
見た目や重量からキロ5を切るくらいまでかなと想像していましたが、4分30秒ペースくらいまでであれば無理なく走れました。
ちなみに、前作から2mm厚くなったことによる違いは、履いてみてそこまで感じませんでした。
厚底化に伴い1,100円値上げされているので、大きく価格差があればゲルニンバス26を選んでも問題ないと思います(重量はほぼ同じです)。
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グライドライドマックス・ノヴァブラスト5と比較
ゲルニンバス27のライド感は、グライドライドマックス、ノヴァブラスト5に近いです。
いずれも高いクッションが特徴的ですが、若干コンセプトの違いがあり、迷っている方のために感じた違いを簡単に紹介します。
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GEL-Nimbus 27 | GlideRide Max | Novablast 5 | |
定価(税込) | ¥20,900 | ¥17,600 | ¥16,500 |
重量(27.0cm) | 305g | 290g | 255g |
厚さ | 43.5mm | 44mm | 41.5mm |
ドロップ | 8mm | 6mm | 8mm |
ミッドソール | FF Blast Plus Eco + PureGEL | FF Blast Max + FF Blast Plus Eco + EVA Plate | FF Blast Max |
商品画像の引用元:asics.com
まずグライドライドマックスですが、こちらも40mm超のソールを備えています。
公式サイトではゲルニンバスの方がクッションコンセプトが上位ですが、FF Blast Maxを搭載したグライドライドマックスの方が少し柔らかいくらいに感じました。
また、グライドライドマックスはガイドソール(ロッカー形状のソール)を備えているので、良くも悪くもシューズに少しだけ走らされている感覚があります。
価格差は3,000円以上ありますが、アッパーのプレミアム感や快適性の観点で差がついているのかなと想像しました。
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ノヴァブラスト5はバウンス感が特徴で、ソールがしっかり沈んだ後に反発が返ってきます。
ゲルニンバス27の方が重量はあるものの、安定感・サポートが強く、耐久性の観点でも勝ります。
ただしノヴァブラストは安くて軽量で反発力が強めで、楽にペースが上がるので走っていて楽しいです。
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どんなランナーにおすすめ?
ゲルニンバス27は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- ペースを気にせず快適に走りたい
- フルマラソン完走を目指している
- リカバリー用に1足欲しい
- 安定感も少しは求めている
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- 軽いシューズが良い
- ふかふか過ぎるクッションを想像している