【NB】Fresh Foam X 1080v12 詳細情報│v11との違い、880との比較も
ニューバランスのFresh Foam X 1080v12の特徴・用途をレビューします。前作の1080v11や、880シリーズとの比較も行います。
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商品概要
商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
- 定価(税込): ¥17,600
- 重量: 292g(27.0cm)
- 厚さ: 34mm
- ドロップ: 8mm
- ミッドソール: Fresh Foam X
- 主な用途: ジョギング、ロング走・LSD、フルマラソン(サブ5~完走)、ウルトラマラソン、タウンユース
Fresh Foamコレクションの最上位モデルである1080の12代目モデルです。
ミッドソールにはクッション性に優れたFresh Foam Xが使用されています。脚に優しいため、日々のトレーニングに最適です。
フルマラソン完走目標の方にはレース用としてもおすすめですが、反発力は高くはないためタイムを狙うレースでは不向きです。
他社の似ているシューズとしては、クリフトン8(HOKA)、ノヴァブラスト2(ASICS)が挙げられます。
前作(v11)との違い
商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
前作(Fresh Foam 1080v11)との大きな違いは、かかと周りのサポートとクッション性の向上です。
v11では重量を抑えるために、ウルトラヒールと呼ばれる薄くて柔軟なサポート構造となっていました。しかし、否定的なレビューもわずかながらあり、v12ではフィット感を重視して通常のパッド入りの構造となりました。
ミッドソールは変わらずFresh Foam Xが使用されていますが、クッションが感じられやすくなるように側面のパターンが丸みを帯びた形状に変わりました。
重量は25g程増加しましたが、タイムを狙うようなレースで使用するシューズではないので問題ないと思います。軽いシューズが欲しいなら、記事後半で紹介するFuelCellコレクションがおすすめです。
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880v12との違い
商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
Fresh Foam X 1080v12とFresh Foam 880v12を比較すると、880v12の方が2mm程度薄くて地面の感触が伝わりやすいです。
さらに、ドロップは880v12の方が2mm大きい(つまり前足部の厚みが薄くなる)ため、この点でも地面への距離が近くなります。
商品名称を見ると、Fresh Foamの後に1080には「X」がついていますが、なぜか880の方にはXがついていません。
このような名称の違いがあるものの、どちらのミッドソールにもFresh Foam Xが使用されています。ただし、880v12のミッドソールには硬度の異なる2種類のFresh Foam Xが使用されています。
前足部下側が相対的に柔らかく、クッションと反発力が感じられやすくなっています。この点は、アディダスの代表モデルであるアディゼロジャパン6と似ています。
横から見たソールの形状を比較すると、1080v12は後足部が沿った形状(ロッカー形状)をしています。これにより、ヒールストライク(かかと接地)でもスムーズな体重移動が可能となります。
以上より、クッション性を重視する方や、スムーズに楽に走りたい方は1080v12がおすすめだといえます。
一方で、880v12は1080v12の影に隠れがちですが、ランニングシューズ全体でみればクッション性は高いので、価格を抑えたいなら選択肢に入ります。
FuelCellコレクションとの比較
商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
Fresh Foamコレクションはふかふかなクッションが特徴ですが、FuelCellコレクションは弾むような感覚が特徴です。
軽量な上に反発力も高いため、トップランナー向けのレーシングシューズにも使用されています。
この中で、Fresh Foam X 1080v12と一番近いモデルは、安定性が特徴のFuelCell PRISM v2です。
1080v12よりもクッションは落ちますが、軽量で反発力が高く用途の幅が広いです。(10,000円以下で買えることも多くコストパフォーマンスも高いです。)
このため、レースでタイムを狙う場合や、ある程度速いスピードも出したい場合はFuelcellコレクションの方が適しています。
まとめ
Fresh Foam 1080v12の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- 高いクッション性が特徴(880シリーズよりも高い)
- ジョギング~フルマラソン(完走レベル)まで対応
- 前作(v11)よりもフィット感が向上
- 軽さを求めるならFuelCellコレクションが選択肢