【Saucony】エンドルフィンスピード3 詳細情報│翼形状のナイロンプレートを搭載
サッカニーの軽量トレーニング/レース用シューズであるエンドルフィンスピード3の特徴・用途をレビューします。前作のエンドルフィンスピード2や、エンドルフィンプロ3との比較も行います。
目次
商品概要
商品画像の引用元:saucony.com
- 定価(税込): ¥19,800
- 重量: 229g(27.0cm), 204g(24.0cm)
- 厚さ: 36mm
- ドロップ: 8mm
- ミッドソール: PWRRUN PB
- 主な用途: 5km〜フルマラソン、ロング走、テンポ走、インターバル
軽量性に優れたトレーニング/レース用シューズです。上位モデルにエンドルフィンプロ3があります。
ミッドソールには弾力性に優れたPWRRUN PBが全面に使用され、中には翼形状のナイロン製のプレートが内蔵されています。
カーボンよりも柔軟性があり脚への負担が少ないため、ロング走やテンポ走を初めとしたトレーニングに向いています。
また、トレーニング向けのシューズとしては軽い部類に入るため、サブ3.5〜サブ4レベルのランナーのレーシング用としてと活躍します。
遅めのペース域では少し安定性に欠けるため、ジョギング(遅め)では使いづらいかもしれません。
取扱店はABCマートなどの数店舗に限られます。Amazonでは見つかりづらく、楽天市場で探すのがおすすめです。
エンドルフィンスピード2との違い
商品画像の引用元:saucony.com
エンドルフィンスピードは初代〜2代目で大きなアップデートはありませんでしたが、3代目(今作)ではミッドソールが再設計されました。
エンドルフィンスピード3はベースが広くなり、スピード2の欠点であった安定性が改善されました。
また、S字のナイロンプレートはミッドソールの一部から露出するように翼状に広がり、さらに反発力が得られるようになりました。
ソールはわずかに厚くなり、重量は5g程増加しましたが、ほとんど感じないレベルだと思います。
基本的には安定感と反発力が向上したスピード3がおすすめてすが、性能が大きな差がある訳ではないので、値段を見てスピード2を買うのもありだと思います。
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エンドルフィンプロ3との違い
商品画像の引用元:saucony.com
エンドルフィンプロ3は、エンドルフィンスピード3をよりレース仕様にしたシューズだといえます。
プロ3の方が3.5mm厚く、プレートはカーボン製のため反発力はスピード3よりも高くなります。
さらに、プロ3の方が幅が狭く、アッパー(特にヒールカウンター)は軽量化のために削ぎ落とされており、これらの点でもレース仕様といえます。
ただし、スピード3もレースに向いていない訳ではなく、プロ3との性能差はそこまで大きくはありません。
同じカテゴリーのズームフライ5(NIKE)やアディゼロボストン11(Adidas)と比較して50g程軽く、レース用としても十分使えます。
以上より、カーボンシューズでは脚が残るか不安な方や、トレーニングで負荷を抑えたい方はスピード3でも良いと思います。
他社の似たシューズ
マジックスピード2 (Asics)
商品画像の引用元:(左)saucony.com (右)asics.com
他社のシューズでエンドルフィンスピード3に1番近いのはアシックスのマジックスピード2だと思います。
どちらも柔軟性が高いプレートが内蔵され、比較的軽量でレース・トレーニングで使えるシューズです。
マジックスピード2の方が若干重いですが、安定感があり幅広いペースに対応していると感じます。
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Fuelcell REBEL v3 (New Balance)
商品画像の引用元:(左)saucony.com (右)shop.newbalance.jp
少しジョギング寄りにはなりますが、ニューバランスのFuelcell REBEL v3も用途が近いモデルです。
ミッドソールには弾力性が非常に高いFuelcellが使用されているため、プレートは内蔵されていないものの反発力が高いです。
さらに、エンドルフィンスピード3よりも軽くてクッション性があります。価格も安くて使いやすいと思います。
まとめ
エンドルフィンスピード3の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- 軽くて反発力が高く、レース/スピード練習におすすめ
- トレーニングモデルとしてはかなり軽量
- 前作(スピード2)よりも反発力が向上
- プロ3の方がレース仕様だが、大きな差はない