【Asics】ゲルカヤノ30 詳細情報│4mmの厚底化でクッション性が向上
2023/06/11
アシックス代表のスタビリティモデルであるゲルカヤノ(GEL-KAYANO)30の特徴・用途をレビューします。前作のゲルカヤノ29や、ゲルニンバス25との違いも解説します。
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商品詳細
スペック
- 発売日: 2023/7/27
- 定価(税込): ¥19,800
- 重量: 303g(27.0cm), 263g(25.0cm)
- 厚さ: 40mm
- ドロップ: 10mm
- ミッドソール: FF Blast Plus Eco + PureGEL + 4D Guidance
- 主な用途: ジョギング、ロング走、ウォーキング、5km~フルマラソン(サブ5〜完走)
アシックスの初心者の定番モデルであるゲルカヤノの30代目モデルです。
高い安定性・クッション性が特徴で、ジョギングやロードレース(サブ5〜完走レベル)での使用がおすすめです。
厚さは40mm(前作+4mm)と厚くなりクッション性と反発力が向上しましたが、重量増加は5g程度に留められています。
27時間テレビの100kmサバイバルマラソンで井上咲楽さんが着用していて、見事100kmを走破していました。
ソール構造

商品画像の引用元:asics.com
ミッドソールは弾力性が高いFF Blast Plus EcoにPureGELと4D Guidance Systemを組み合わせた構造です。
PureGELはゲルニンバス25にも使用されている素材で、従来の露出型のGELよりも柔らかく、ミッドソールに内蔵されています。
従来のGELよりも柔らかい上に軽量で、重量増加を抑えつつもクッション性を向上させることに貢献しています。
4D Guidance Systemはミッドソール内側に配置された部分で、安定性をサポートする役割があります。
ランニング後半の疲労時にフォームが崩れたときでもスムーズな着地ができるように、外側に適度な傾斜がつけられているのが特徴です。
このように安定性・クッション性をサポートするための多くの機能が搭載されており、特にランニング初心者の初めの1足としておすすめできます。
ゲルカヤノ29との違い

商品画像の引用元:asics.com
ゲルカヤノ30は前作の29から大きくアップデートされ、厚底化とPureGEL・4D Guidance Systemの採用が大きな違いです。
厚さは4mm厚底化されて40mmとなり、クッション性・反発力が向上しています。
ミッドソールにFF Blast Plusが使用されている点は同様ですが、今作ではバイオベースの素材を24%使用したことでFF Blast Plus Ecoという名称が用いられています。
さらに、アッパーの75%以上にリサイクル素材が使用されており(ゲルカヤノ29は50%)、今作ではエコ感も競争軸の1つとして重視されています。
内側への倒れ込みを抑制することで安定性をサポートするLITETRUSSは、4D Guidance Systemに変更されています。
LITETRUSSは中〜後足部内側に配置されていますが、4D Guidance Systemは中足部内側のみに配置されているのが大きな違いです。
ゲルカヤノ30では中足部の安定性は4D Guidance Systemでサポートしますが、後足部の安定性は内側に膨らみをもたせたフォーム形状によりサポートしています。
また、ゲルカヤノの名前にも使用されているGELは、ミッドソール内蔵型のPureGELに変更され、よりクッション性が向上しました。
定価はゲルニンバス25と同じ19,800円に上がってしまいましたが、ソフトな乗り心地を重視する方は最新モデルのゲルカヤノ30を選ぶと良いと思います。
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ゲルニンバス25との違い

商品画像の引用元:asics.com
クッション性と安定性のバランスに優れたゲルカヤノに対して、ゲルニンバスはさらにクッション性に特化したモデルです。
ゲルカヤノの方が認知度が高く人気な印象がありますが、ふかふか感を求めるならゲルニンバスの方がおすすめです。
ミッドソールにFF Blast Plus Ecoを使用している点は同じですが、ゲルニンバスの方が1.5mm厚くて使用量が多いです。
さらに、硬めの部材である4D Guidance Systemが搭載されていないため、よりクッションが感じられると思います。
ただし、今作のゲルカヤノ30は厚底化され、さらにPureGELが採用されたことでゲルニンバス25に近くなり、前作ほど差はありません。
最近はクッション性が高いシューズが好まれる傾向があるため、その流れ通りにゲルカヤノ30もクッション性が重視されたと考えられます。
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まとめ
- 安定性・クッション性に優れた初心者定番モデル
- ジョギング、ロードレース(サブ5〜完走)におすすめ
- 4mm厚底化されてクッション性・反発力がアップ
- 厚底化されたものの重量増加は5gに留められている