【On】クラウドフロー4 レビュー│クッション性も備えたスピードモデル
Onの軽量スピードモデルであるクラウドフロー4の特徴・使用感をレビューします。前作のクラウドフロー(3代目)との比較も行います。
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商品概要
スペック
- 発売日:2023/10/5
- 定価(税込):¥19,580
- 重量:235g(27.0cm M), 200g(24.0cm W)
- 厚さ:36mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:Helion SF(2種) + Speedboard(ナイロン配合)
- カテゴリー:トレーニング
- 主な用途:スピード練習、3km〜ハーフマラソン、ジョギング、アップ用、部活、冬季練習
クラウドフローは軽量性が特徴のモデルです。軽くてスピードが出しやすいため、ジョギング〜スピード練習まで幅広く対応できます。
重量(27.0cm)は235gで、HOKAのマッハ5(235g)、アシックスのS4(240g)、アディダスのアディゼロSL(240g)と同等の軽さです。
軽量ながら厚さは約36mmで、スピードモデルとしては厚くてクッション性は高めです。
中長距離選手はジョギングや流し・坂ダッシュ、短距離選手はアップや冬季練習で活躍します。
フルマラソンなど長い距離で使えるシューズを探している場合は、人気モデルのクラウドモンスターの方がおすすめです。
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アッパー
左右にスライド可能です。
アッパーはOn最速のクラウドブームエコー3から着想を得ており、軽量で通気性に優れたウーブン素材を採用しています。
小さな通気孔が多数配置されており、滑らかでシンプルな見た目をしています。
サイズ感は通常通りの大きさですが、スピードモデルのためか幅は少しだけ狭く感じました。
ソールユニット
左右にスライド可能です。
ミッドソールには密度の異なる2種類のHelionスーパーフォームが使用されています。上層の方が柔らかく、Cloudパーツを構成する下層は硬めに調整されています。
ミッドソールの上には、先端が反り上がった形状のSpeedboard(プレート)が配置されています。
下層が硬めでロッカー形状となっているため、前に押し出される感覚が強めに感じられます。
ソールが二重層になったことでアウトソール中央の溝が塞がり、石が挟まる可能性は低くなりました。
クッション性レビュー
On公式ではクッション性「小」と記載されていたので硬めの乗り心地を想像していましたが、履いてみると思っていたよりはクッションを感じます。
ライフスタイル向けのCloud 5などと比べればクッション性は十分高く、程良い硬さで安定感があります。
他社製品と比較するとペガサス(Nike)より少し硬いくらいです。旧モデルですがアディゼロジャパン6,7(Adidas)よりはクッションを感じました。
14km走ってみたものの硬さが気になることはなく、ハーフマラソンまでなら全然使えると思いました。
Speedboardの効果で反発力もありますが、それよりもロッカーのサポートによる足の回しやすさが特徴的です。
このため、スピード練習で使うならロングインターバルやテンポ走よりも、ショートインターバルやスプリントトレーニングが適していると感じます。
クラウドフロー(前作)との違い
商品画像の引用元:on-running.com/ja-jp
前作(3代目)は単にクラウドフローと記載されています。末尾に3はついていないので、購入の際は注意です。
クラウドフロー4では、クラウドフロー(3代目)から主に以下がアップデートされました。
- 密度の異なる2種類のミッドソールを使用
- 6mmほど厚く、クッション性が向上
- Cloudパーツが大きくなり2個減少
- ナイロン配合のSpeedboardを採用
- アウトソール中央の溝が塞がった
前作よりも厚く柔らかくなったことでクッション性が向上し、かつ重量はむしろ3g軽くなりました。
硬めの乗り心地が好みなら前作がおすすめですが、基本的には用途が広がったクラウドフロー4をおすすめします。
まとめ
クラウドフロー4の特徴・使用感を以下にまとめます。
- ジョギング〜スピード練習まで対応
- スピードモデルとしてはクッション性が高い
- 程よい硬さとロッカーのサポートで足が回しやすい
- 前作よりも厚く柔らかくなり、クッション性が向上(かつ3g軽量化)