【ASICS】ダイナブラスト2 レビュー│陰に隠れた良シューズ – Unattached Runner
ランニングシューズ 特設ページ ガーミン スペック比較

【ASICS】ダイナブラスト2 レビュー│陰に隠れた良シューズ

 ジョギング用にダイナブラスト2を購入しました。本記事ではダイナブラスト2の特徴・用途の解説、ノヴァブラスト2との比較をした後に、実際の使用感をレビューします。

商品概要

ダイナブラスト2 搭載技術

商品画像の引用元:asics.com

  • 定価(税込): ¥11,000
  • 重量: 227g(25.5cm), 252g(27.0cm)
  • 厚さ: 33mm
  • ドロップ: 8mm
  • ミッドソール: FF Blast
  • 主な用途: ジョギング、10km~フルマラソン(サブ3.5~完走)、テンポ走、ロングインターバル、LSD

 高い反発力とクッション性が特徴「Beyond Blast Series」に分類されたモデルです。同シリーズのプレミアムモデルとしてノヴァブラスト2があります。

 メイン用途はジョギングですが、軽くてクッション性・反発力が高いためレースやスピードトレーニングでも十分使用可能です。ニットアッパーで履き心地が良く、通勤・通学、オフィス用にも向いています。

ノヴァブラスト2よりも用途が広い

ダイナブラスト2 ノヴァブラスト2
定価(税込) 11,000円 17,600円
重量(27.0cm) 252g 275g
厚さ 33mm 40mm

ノヴァブラスト2とのスペック比較

 ノヴァブラスト2とダイナブラスト2のミッドソールには、その名の通りFF Blastが使用され、高い反発力とクッション性が特徴のモデルです。

 ノヴァブラスト2は厚さが約40mmと非常に厚くダイナブラスト2よりも弾む感覚が強いため、定価が高く上位モデルのような印象を受けます。

 ダイナブラスト2はノヴァブラスト2の陰に隠れがちですが、軽くて安定性が高いため用途の広さではダイナブラスト2の方が優れています。

 ノヴァブラスト2は基本的にジョギングフルマラソン(サブ5~完走)での使用となりますが、ダイナブラスト2はこれに加えテンポ走やロングインターバルにも使えます。

 ちなみに、私はジョギングで厚すぎるシューズは好まないので、安くてスピードが出しやすい(+適度な安定感がある)ダイナブラスト2の方が好みです。

実際の使用感

ダイナブラスト2 ワークアウト

(左)10.5kmjog (右)4000mテンポ走

 ジョギングと短めのテンポ走で使用しました。サイズ感は通常ですが、がっつりスピードを出すシューズではないので、迷ったら大きいサイズがおすすめです。

 ミッドソールのFF Blastは弾力性があり、宣伝通り弾む感覚があります。軽快に走れるので、普段より楽しく走れた感じがします。

 ジョギング用としては非常に軽くキロ5は簡単に切れてしまいました。ただし、エボライド・グライドライドのような転がる感覚は大きくないので、良い意味でペースが上がり過ぎることもありません。

 最終的に、4分台前半まで無理なくペースアップできました。普段履いているエアズームペガサス38アディゼロジャパン6と比べても遜色ない性能です。もっと評価されても良いはずです。

 テンポ走はトラックで3分半前後のペースで走りました。軽くて反発があるので、3分半前後のペースも普通に出せます

 ただしインソールの材質のせいなのか、中で若干滑る感覚がありました。普通の靴下で走った影響もありますが、速めのペースで使用する際はランニングソックスの着用をおすすめします。

 幅広いペースに対応できたので、今後は速めのジョギング〜リカバリージョグ、レース前のアップで使用予定です。

ダイナブラスト2と似たシューズ

FuelCell REBEL v2 (New Balance)

ダイナブラスト2とFuelCell REBEL v2の違い

商品画像の引用元:(左)asics.com (右)shop.newbalance.jp

 ニューバランスのFuelCell REBEL v2は重量(27.0cm)が204gと非常に軽く、さらにクッション性反発力にも優れたシューズです。

 ダイナブラスト2よりも軽いため用途がさらに広く、価格も10,000円を切ることが多いためコストパフォーマンスに優れています

 ただし、ミッドソールのFuelCellがかなり柔らかいため、ダイナブラスト2よりも安定感は低いです。

 ある程度のペースで走らないと不安定になるため、対象レベルは中〜上級者向けです。体感では、キロ5分半(5'30"/km)を切るくらいのペースなら問題ありません。

関連記事
【NB】FuelCell REBEL v2 レビュー│アキレス部のカットで超快適に!

【NB】FuelCell REBEL v2 レビュー│アキレス部のカットで超快適に!

ニューバランスのトレーニングシューズであるFuelCell REBEL v2のレビューをします。初代モデルとは全く違うシューズといえるほどアップデートされたので、比較しながら解説していきます。

エアズームペガサス39 (NIKE)

ダイナブラスト2とペガサス39の違い

商品画像の引用元:(左)asics.com (右)nike.com

 エアズームペガサスはナイキの代表モデルで、こちらもクッション性反発力に優れています。

 ミッドソールに使用されているリアクトはFF Blastよりも少しだけ硬いため、ダイナブラスト2よりも応答性が高いです。

 スペック・用途ともに似ているため、どちらが合っているかは個人の好みによるものが大きいです。

 弾む感覚を楽しみながら走りたい方はダイナブラスト2安定性が欲しい方やテンポ良く走りたい方はペガサス39が合っていると思います。

関連記事
【NIKE】エアズームペガサス39 レビュー|軽量化されて汎用的に!

【NIKE】エアズームペガサス39 レビュー|軽量化されて汎用的に!

ナイキの代表モデルであるエアズームペガサス39の特徴・用途を解説します。前作のペガサス38との比較も行います。

まとめ

 ダイナブラスト2の特徴・用途をまとめると以下のようになります。

  • 用途はジョギング、ロードレース、スピード練習と幅広い
  • 軽くてクッション性反発力が高い
  • 10,000円以下で購入可能
  • ノヴァブラストよりもスピードが出しやすい

 安くて掘り出し物感があるので、気になった方は是非試してみてください!

おすすめ記事

【2024版】アシックスのランニングシューズ23足まとめ|カテゴリー別に紹介

【2024版】アシックスのランニングシューズ23足まとめ|カテゴリー別に紹介

アシックスのランニングシューズをカテゴリー別にまとめました。購入時の参考にしてください。

【ASICS】グライドライド3 詳細情報|FF BLAST+採用でクッションアップ!

【ASICS】グライドライド3 詳細情報|FF BLAST+採用でクッションアップ!

アシックスのマラソンシューズであるグライドライド3の特徴・用途をレビューします。前作のグライドライド2との違いについても解説します。

【Asics】Superblast レビュー│厚さ45.5mm!ノヴァブラストよりも軽量

【Asics】Superblast レビュー│厚さ45.5mm!ノヴァブラストよりも軽量

アシックスの超厚底モデルであるスーパーブラストの特徴・用途をレビューします。同カテゴリーのノヴァブラスト3との比較も行います。

【ミズノ】マキシマイザー25 評価│24との違いはほとんどなし

【ミズノ】マキシマイザー25 評価│24との違いはほとんどなし

ミズノ最安のランニングシューズであるマキシマイザー25の特徴・用途をレビューします。前作のマキシマイザー24との比較も行います。